この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "ロシアの国旗"
ロシアの国旗
用途及び属性?
縦横比2:3
制定日1993年12月11日
使用色白、青、赤
テンプレートを表示
1992年以降のロシアの国旗(ロシアのこっき)は、白、青、赤の横三色旗である。
由来モスクワ大公国紋章
元々はロシア帝国の国旗で、1699年、ピョートル大帝が遣欧使節団を伴ってオランダを訪れ造船を学んだ際、海軍のための旗の必要性に気付いて、オランダの国旗を色の順番を変えて取り入れたという伝説がある。しかし、1668年に制定されたロシア最初の国旗も白、青、赤の3色であり、それゆえオランダを参考にしたとしても遣欧使節団以前の話であり、また当時のオランダ国旗は橙、白、青の三色旗であり赤色は入っていなかった。白、青、赤はモスクワ大公国の紋章にあった。青いケープをまとい銀色の鎧を着て白馬に乗った聖ゲオルギウスが赤い野を駆けて竜を退治している図柄であり、ロシア国旗の色はこの3色から来ているという説がある。また、この3色はロシアの守護聖人、生神女マリヤの着ているローブに由来するという説もある。
アレクサンドル2世の治世下においては、黒、黄、白の三色旗に改められた。この黒、黄は、国章である金地に黒の双頭の鷲に由来する。しかし、アレクサンドル3世の治世下で元の白、青、赤の三色旗に戻され、第一次世界大戦時にはカントンに国章が追加された。
1917年にロシア帝国が倒され(ロシア革命)、1922年にソビエト連邦が成立すると、ロシア帝国の「白・青・赤の三色旗」は廃止され、「鎌と槌の赤旗」がソビエト連邦の国旗に制定された。
そして、1991年12月25日にソビエト連邦が崩壊し、1992年元日にロシア連邦が成立すると、「鎌と槌の赤旗」の国旗は廃止され、帝国時代末期(1883年 - 1917年)の「白・青・赤の三色旗」の国旗が1993年12月11日に復活し、この旗がロシア連邦の国旗に制定された。
白は高貴と率直のベラルーシ人を、青は名誉と純潔性のウクライナ人を、赤は愛と勇気のロシア人を表す。もともとオランダの国旗をヒントにしたものの[1]、この国旗の3色は汎スラヴ色としてPrague Slavic Congress 1848で正式に決まったものである。
歴代ロシア国旗
ロシア・ツァーリ国
?ロシア・ツァーリ国
1668年
?ロシア・ツァーリ国
1668年 - 1699年
ロシア帝国
?ロシア帝国
1699年 - 1858年
?ロシア帝国
1858年 - 1883年
?ロシア帝国
1883年 - 1917年
?ロシア帝国 (非公式)
1914年 - 1917年
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国旗」および「ソビエト連邦の国旗」も参照
?ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の旗
1918年 - 1937年
?ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の旗
1937年 - 1954年
?ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の旗
1954年 - 1991年; 縦横比 1:2
?ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の旗
1991年; 縦横比 1:2
ロシア連邦
?ロシア連邦の旗
1991年 - 1993年
?ロシア連邦の旗
1993年 -
大統領旗
大統領旗
海軍旗「軍艦旗#ロシアの海軍旗」も参照
?軍艦旗
海軍用国籍旗