ロサイス
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ロサイス
Rosyth
ロサイスの港(2002年時)
主権国イギリス
構成国スコットランド
カウンティファイフ
行政
 - 種別タウン

ロサイス(英語:Rosyth, 発音記号:Ross-sythe, スコットランド・ゲール語:Ros Saidhe / Ros Saoithe)は、スコットランドファイフにある人口15,000人ほどのタウンである。ロシスとも表記する。フォース湾に面し、南4.8キロメートルの位置にはダンファームリンがある。
目次

1 歴史

2 地理

3 政治

4 関連項目

歴史「ロサイス造船所」も参照

1909年イギリス海軍造船所の建設が開始された。それは、建設中に埋立地も造成され、1,300エーカー(5キロ2)の規模となった。造船所の建設に併せ、1915年にロサイスには田園都市が建設された。ダンファームリンのロイヤル・バーグ(自治領、Royal Burgh)を作るため、現代的都市と港が造られた。

造船所は第一次世界大戦第二次世界大戦において、軍艦の修理や解体を行った。1987年にイギリス海軍の造船所と関連する施設からの撤退に伴い、バブコック・インターナショナル社が造船所を買い取った。イギリス初となる国有造船所の民営化となり、冷戦において戦略的に重要な原子力潜水艦の施設が整えられ、イギリスの国防に貢献した。

2003年に造船所は、原子力潜水艦の修理業務を終えた。その後、退役した原子力潜水艦の原子炉などを抜き取り、レベルの低くなった放射性廃棄物の保管用地となっている。廃棄処分施設の建設がデヴォンポート海軍基地とともに候補となったが、ロサイスでの建設は見込みが薄く、すでに再開発のため一部の施設を売却している。

最新空母HMSクイーン・エリザベス (満載排水量6万7千トン) が国内4ヵ所で建造され、ロサイスで最終組立し、2017年12月に就役。
地理

ロサイスはM90モーターウェイを隔てて、インバーカイシン (Inverkeithing) がほど近くにある。また、エディンバラがおよそ北西19キロメートルにある。一時的に停止することもあるが、港はヨーロッパ大陸とスコットランドを結ぶ唯一のフェリーが運航されており、2009年5月に運航が再開される。鉄道はファイフ・サークル・ラインが運行されており、ロサイス駅がある。
政治

ロサイスにはダンファームリン・アンド・ウェスト・ファイフ・ウエストミンスターとダンファームリン・ウェスト・スコティッシュ・パーラメントの2つの選挙区があり、双方ともスコティッシュ自由民主党の議員が選出されている。また、ファイフ・カウンシル(州議会)に議会代表をスコティッシュ自由民主党、スコットランド国民党労働党の3名選出している。
関連項目

イギリス海軍

ブルッヘ


更新日時:2018年8月31日(金)05:12
取得日時:2019/01/13 01:11


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