ロケット・ミサイル技術の年表(ロケット・ミサイルぎじゅつのねんぴょう)は、ロケットおよびミサイルの技術に関する年表である。
1901年 - 1950年
1903年 - ロシア帝国、「宇宙旅行の父」コンスタンチン・エドゥアルドヴィッチ・ツィオルコフスキーは、大気圏外宇宙空間、宇宙服および太陽系の植民地化に到着するためにロケット工学の使用について議論する理論を創始。彼の論文で議論されたポイントは液体燃料と着陸であった。
1926年 - アメリカ合衆国、ロバート・ゴダード (Robert Goddard)が、液体燃料を用いた最初のロケットを打ち上げる。
1942年 - ドイツ国、ヴェルナー・フォン・ブラウン (Wernher von Braun) およびヴァルター・ドルンベルガー (Walter Dornberger) が、ペーネミュンデ (Peenemuende:ドイツ北部のバルト海沿岸の小島) で世界初の弾道ミサイルであるV2ロケットを打ち上げる。
1943年8月 - ドイツ国、世界初の対艦ミサイルであるHs 293を実戦配備。
1945年9月26日 - アメリカ合衆国、ジェット推進研究所 (JPL) が、初の高層大気観測ロケットであるWACコーポラルを打ち上げる。
1949年3月1日 - アメリカ合衆国、ジェームズ・ヴァン・アレン (James Alfred Van Allen) らが、気球発射式ロケットであるロックーンの構想を発表。
1949年 - アメリカ合衆国、ウィリー・レイが、「宇宙空間の征服」を刊行。
1950年 - ソビエト連邦、観測ロケットによる気象観測を開始。
1951年 - 1960年
1952年 - アメリカ合衆国、フォン・ブラウンが、「火星プロジェクト」で火星の有人探査の技術的な詳細について議論する。
1952年 - フランス、液体燃料式観測ロケットベロニク (Veronique) の試験を開始。
1953年 - アメリカ合衆国、コリアーマガジン (Colliers Magazine) が宇宙空間における人類の未来についての記事シリーズを刊行し、世界中の人々の興味を掻きたてた。シリーズの多数の記事はレイとフォン・ブラウンによって、挿絵はチェスリー・ボンステル (Chesley Bonestell) による。
1957年8月21日 - ソビエト連邦、最初の大陸間弾道ミサイル (ICBM) である R-7 (8K71) の打ち上げ。SS-6 Sapwoodとして NATO に知られていた。
1957年10月4日 - ソビエト連邦、最初の人工衛星であるスプートニク1号を打ち上げ。
1957年11月3日 - ソビエト連邦、スプートニク2号を犬1頭(ライカ)をのせて打ち上げ。
1958年1月31日 - アメリカ合衆国、最初のアメリカ製人工衛星であるエクスプローラー1号 (13.7kg) をジュピターCロケットに乗せて打ち上げ。
1958年12月13日 - アメリカ合衆国、ジュピター・ミサイルを用いてリスザルの「ゴード」(Gordo)を打ち上げ。