ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Royal Scottish National Orchestra)は、スコットランドの最大都市グラスゴーのオーケストラ。グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール及びヘンリー・ウッド・ホールを拠点とし、エディンバラ国際フェスティバルやBBCプロムスにも定期的に登場している。
1891年にスコティッシュ管弦楽団(the Scottish Orchestra)として設立。1950年にスコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Scottish National Orchestra)と改称した。1991年から英国王室の財政的支援を受け、名称に「ロイヤル」を冠した現名称となった。
1959年よりアレクサンダー・ギブソンがスコットランド出身者として初めて首席指揮者に就任し、彼の25年にわたる長期政権のもとで大きく発展を遂げるとともに世界的知名度を獲得した。ギブソンの専門分野であった北欧の作曲家(シベリウス、ニールセンなど)の解釈は高い評価を得た。更に後を引き継いだネーメ・ヤルヴィ、そしてスコットランド出身者としては2人目となるブライデン・トムソンによって、この特色はより強固なものとなった。
現在の音楽監督はピーター・ウンジャン。桂冠指揮者をネーメ・ヤルヴィが、名誉指揮者をヴァルター・ヴェラー、アレクサンドル・ラザレフが務めている。 1980年から1990年代にはシャンドスに多数の録音を行っている。代表的なものにはギブソン指揮によるシベリウス交響曲全集、トムソン指揮のニールセン交響曲全集がある。近年はナクソスへの録音が多く、ゲオルク・ティントナー指揮によるブルックナーの交響曲録音や、デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮によるイギリスものなどが有名である。
録音
歴代首席指揮者
ジョージ・ヘンシェル (1893年 ? 1895年)
ウィレム・ケス (1895年 ? 1898年)
ヴィルヘルム・ブルッフ
フレデリック・コーウェン (1900年 ? 1910年)
エミル・ムイナルスキ (1910年 ? 1916年)
ランドン・ロナルド (1916年 ? 1920年)
ヴァーツラフ・ターリヒ (1926年 ? 1927年)
ヴラディミール・ゴルシュマン (1928年 ? 1930年)
ジョン・バルビローリ (1933年 ? 1936年)
ジョージ・セル (1937年 ? 1939年)
ウォリック・ブレイスウェイト
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更新日時:2019年7月30日(火)09:09
取得日時:2019/09/05 17:30