この項目では、ハワイ島沖の海底火山について説明しています。「ニチバン」が発売する筋肉痛などへの医薬品については「ニチバン」をご覧ください。
Kama?ehuakanaloa海山
(旧称ロイヒ)
頂上深度975 m (3,199 ft).[1]
高さ大洋底より3,000 m (10,000 ft)以上[2]
他言語表記現地の言葉で「長い」を意味する[3]「ロイヒ」(Loʻihi)という言葉をもとにして1955年に命名された[4]。(ハワイ語)
発音[[lo???ihi]
Kama?ehuakanaloa海山(英: Kama?ehuakanaloa Seamount)[6]、旧称ロイヒ(英: L?ʻihi)とは、アメリカ合衆国、ハワイ島からおよそ35 km (22 mi)南東沖にある活発な海底火山である[7]。山頂は地球上最大の楯状火山であるマウナ・ロア山の中腹、海面下975 m (3,000 ft)に位置している。「ロイヒ」とは、ハワイ語で「長い」を意味する言葉である[4]。
最近[いつ?]のハワイ神話研究者[誰?]により、大地の女神ハウメアと、海の男神カナロアの間に生まれた子どもとされる、赤みがかった島(Kama?ehu)がこの海底火山のことを指す可能性が指摘された。このことから、2021年7月のハワイ地名委員会は地形名をL?ʻihiからKama?ehuakanaloa(カナロアの赤みがかった子ども)に変更した[6]。 ロイヒはハワイ-天皇海山列のなかで一番新しくできた火山である。 ロイヒはハワイ諸島を構成する火山列の中で形成された年代が最も若い。ハワイにある火山の成長史
概要
ロイヒは約40万年前に形成を始めた。今後1万から10万年後頃になれば、海面上に姿を現しはじめるだろうと予測されている。ロイヒは深海底から比高3,000 m (10,000 ft)以上に聳え立っている。この高さはセント・ヘレンズ山が1980年に起こした破局的な噴火で低くなる前の海抜標高に匹敵しているか、それを追い抜くほどになっている。今のところ、山頂は海面下975 m (3,000 ft)に届いている。ロイヒ山頂周辺の熱水噴出孔には多種多様な微生物群が生息している。
特徴
地質「ハワイ型火山の一生(英語版)」も参照
ロイヒは地球最大の楯状火山であるマウナ・ロア山の中腹に存在している海山である。この火山はハワイ・ホットスポットが生み出した、長大なハワイ-天皇海山列を構成する火山の中で最も若い火山である。形成年代が古いマウナロア山とロイヒとの山頂間の距離は、およそ80 km (50 mi)である。この距離は偶然にもハワイ・ホットスポットの直径と一致している。[4]ロイヒの頂上部は、三つの火口(ピット・クレーター(英語版))があり、それぞれ、山頂直下から北方向に11 km (7 mi)、南南東方向に19 km (12 mi)の長さにわたって割れ目帯(リフト・ゾーン(英語版))が伸びている[8]。
3つの頂上火口は、それぞれ、西火口(West Pit)、東火口(East Pit)、そしてペレ火口(Pele's Pit)と名付けられている[9]。ペレ火口はこの中で一番若く、山頂の南部にある。ペレ火口の火口壁は200 m (700 ft)の高さで立ち上がっている。これは、1996年7月に、その前身であるペレ噴出口(Pele's Vent)が陥没して形成された。ペレ噴出口は、ロイヒ山頂直下にあった熱水噴出領域であった。[7]ペレ火口の壁が驚くほど分厚いことは、これらの火口は過去に何度も溶岩で充たされたことがあることを示唆している。