レーニア山
空撮
標高4,392 m
所在地アメリカ合衆国・ワシントン州
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯46度51分10秒 西経121度45分37秒 / 北緯46.85278度 西経121.76028度 / 46.85278; -121.76028
レーニア山(レーニアさん、英語:Mount Rainier)は、アメリカ西海岸の北部ワシントン州にあり、カスケード山脈の最高峰である成層火山である。高さは4,392m。 現地のセイリッシュ語族の言語の話者によって、Talol, Tacoma, Tahomaなどと呼ばれてきた。ひとつの仮説では、この語はピュヤラップ族
名称
ほかの現地名としては、Tahoma, Tacobeh, Pooskausなどがある[4]。
現在の名称はイギリス海軍の艦船・ディスカヴァリーの艦長で航海士のジョージ・バンクーバーが、1792年から1794年まで北太平洋沿岸を探検航行しコロンビア川の河口から見えるカスケード山脈の高い山々に英語の名前をつけた際、彼の友人である海軍少将ピーター・レーニアの名前をつけたものである[5]。ルイス・クラーク探検隊による1804-1806年の地図では、Mt. Regniereと記されている。
山の公式名称はレーニアと考えられているものの、セオドア・ウィンスロップ(英語版)の没後1862年に出版された旅行記『カヌーと鞍』(The Canoe and the Saddle)には山の名をTacomaと記しており、一時は両方の名前が区別されずに用いられていた。ただし近くのタコマの町ではタコマ山(Mt. Tacoma)の名の方が好まれていた[6][7]。なお、この地に移民した日系人たちは、「タコマ富士」と呼んでいた。
1890年、アメリカ地名委員会は山の名前がレーニアとして知られると表明した[8]。ついで1897年に太平洋森林保護区がレーニア山森林保護区と改称され、3年後に国立公園になった。それにもかかわらず、山の名をタコマに変えようとする運動が存在し、議会は1924年まで名称変更を考えていた[9][10]。
2010年、ピュヤラップ族のRobert Satiacumらは一帯の本来の名称を復活させる運動の一環としてレーニア山の名前をTi'Swaq'(彼らによると「ティースワーク」のように発音し、「天をこするもの」を意味する)に変えるように要求した[11][12]。
第48回スーパーボウルに先立ち、ワシントン州上院は2014年1月31日からスーパーボウルの後の2014年2月3日の夜半まで、一時的に名称をシアトル・シーホークス山に改称した[13]。これはコロラド州知事ジョン・ヒッケンルーパーがコロラド州の53の山の名前をデンバー・ブロンコスのメンバー53人の名前に変えたのに対抗したものである[14]。
2015年にアラスカ州のマッキンリー山がデナリに改称されると、レーニア山の名前に関する議論も激しさを増した[15]。
地形と地史地形図