レーザーウェーブ
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レーザーウェーブ(Shockwave)は『トランスフォーマー』シリーズのデストロンのキャラクター。六角形の顔に単眼だけがあり、その明滅で感情を表すという独特のデザインからか同名のキャラクターが他のシリーズに度々登場する。
ジェネレーション1(G1)

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の第1話から登場。役割は防衛参謀。光線銃に変形する(なおトランスフォーマー マスターピース版の説明書には「レーザーバルカン」と表記されている。)。声を担当したのは英語版がコーリー・バートン、日本語版が島香裕。上半身だけ、または下半身だけロボットモードにする中間形態も存在するが、劇中では披露していない。

メガトロン/Megatronに絶対の忠誠を誓い、セイバートロンの留守を預かる[1]。メガトロンも忠勇無双かつ己が分を弁えた軍人の鑑と考えている。サンストームらジェットロン部隊や非変形の部下を率いてセイバートロンをほぼ制圧していた[2]

テックスペックによると、あらゆる周波数の電磁波を致死性レーザーに変化させる能力とホログラム映写能力を持ち、エネルギー消費の多さをカバーするために核燃料を摂取している。手持ち武器は専用のビームガンで、自身のガンモードを模している。左手がレーザー砲になっており、そこから通常のレーザーや当たった物体を消滅させるレーザーを放つ。ガンモードではメガトロンと異なり自力で浮遊が可能で、ガンモードに変形した状態でブルーティカス/Bruticusに使用されたことも。また、座右の銘に「軽はずみな行動よりも明晰な思考を先行させよ(Clarity of thought before rashness of action.)」とあるよう論理に重きを置く反面、冷酷で感情に疎い性格をしている。

メガトロンへの忠義に厚いという点では、野心家であり、デストロン軍団のボスの座を狙うスタースクリーム/Starscreemとは対照的だが、そういった上昇志向の違いから、セイバートロン星ではスタースクリームの行動に振り回されたり、怒りを買ってしまうシーンも目立つ。

ザ・ムービー』ではユニクロン/Unicronの襲撃の際、迎え撃とうとするが、以後国内外ともにアニメには登場しておらず、戦死したという見方もある[3]

マーベルコミックではテックスペックの「論理に重きを置く」という設定を踏まえて自分こそリーダーに相応しいと考えている策謀家であり、アニメと逆にメガトロンと敵対し、刺客としてアニマトロンを送り込んだこともある。

IDWコミックでは戦前はヒューマノイド型の外見であり、当時セイバートロン星を支配していた評議会の議員であったことが明かされる。当時、ほとんどの議員がオルトモードによって個人の人生を位置づける「機能主義」を掲げて人種差別や格差社会を招いていた中、その腐敗政治を一掃しようと尽力するも敗れ去り、頭部や両腕を機能の劣るパーツに変えられるエンプラータ/empurataに大脳モジュールへ直接洗脳処置を施すシャドウプレイ/Shadowplayを受けてしまい、現在の姿と「論理に重きを置く」性格に変わってしまったらしい。

ドリームウェーブ社のコミックでは、セイバートロン星でウルトラマグナスと結託して指揮権を握っているストーリーがある。

PlayStation 2のゲームソフト「トランスフォーマー」では、レーザーウェーブは2010年にも存在しており、かつて忠誠を誓っていたメガトロンが、ガルバトロンになってから粗暴になったことに失望して反逆、セイバートロン星が破壊されるほどの大事件を引き起こして、歴史を変えるためにロディマスコンボイたちがコンボイの時代にタイムトラベルを行うきっかけを作ることになる。
玩具

元の玩具はトイコーの「超激変電子ロボ アストロマグナム」、『トランスフォーマー』初のライト&サウンドギミックを持っていた。ナンバー「49」で、1985年11月に発売されたが、すぐに絶版となり生産数は少なかった。玩具カタログではトリプルチェンジャーとして扱われていた時期がある[4]
その他の玩具
デストロン軍団22セット
セブンより発売された塩ビ人形セットに付属。
トランスフォーマー ロボットヒーローズ
ディフォルメタイプのフィギュア。海外名称のショックウェーブで
グリムロックとのセットで発売。
サントリーコーヒーボス トランスフォーマーオリジナルフィギュア
デストロン側のラインナップ。全10種類。
アクションマスター

アクションマスターでは銃に変形する相棒フィストファイト/Fist Fightとセットで発売。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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