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レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ
誕生1836年1月27日
オーストリア帝国
ガリツィア・ロドメリア王国、レンベルク
死没 (1895-03-09) 1895年3月9日(59歳没)
ドイツ帝国
ヘッセン大公国、リントハイム(ドイツ語版)
職業作家
国籍 オーストリア帝国→ オーストリア=ハンガリー帝国
主題マゾヒズム
配偶者アウローラ・リューメリン
ウィキポータル 文学
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騎士レーオポルト・フォン・ザッハー=マーゾッホ(ドイツ語: Leopold Ritter von Sacher Masoch, 1836年1月27日 - 1895年3月9日 フランクフルト・アム・マイン近郊リントハイム Lindheim)は、オーストリアの小説家、貴族。「ザッヘル=マゾッホ」とも書かれる。 レンベルク(現ウクライナ・リヴィウ)生。ガリツィアをテーマにした物語が多い。初期は故郷を題材にした歴史小説を書いていた。 『毛皮を着たヴィーナス』など、作品の一部に特徴付けられる精神的あるいは肉体的な苦痛に快楽を感じる倒錯は、精神科医クラフト=エビングによって、1886年に著書「性の心理学」でマゾヒズムと名づけられた(当時、マゾッホは存命中であった)。哲学者ジル・ドゥルーズによる『サドとマゾッホ』という著作もある。これは、精神分析において二項対立的に語られたサディズムとマゾヒズムが、実は対立しない別ものであることを主張するものだった[要出典]。『毛皮を着たヴィーナス』はマッシモ・ダラマーノ
生涯
マゾッホ本人も情婦ファニー・ピストールと「夫人の奴隷となり、その願望と命令をすべて実現する」旨の誓約書を交わし、隷従した。この時に毛皮を着たファニーに対してマゾッホがひざまずく写真が残されている。また、アウローラ・リューメリンというお針子の若い女性と結婚し、彼女に『毛皮を着たビーナス』の登場人物と同じ名前である「ワンダ」を名乗らせた上に貴婦人に仕立て上げ、ファニーの時と同様の誓約書を交わし隷従していた。
日本語訳
『性の受難者 小説』(青樹繁訳、小西書店) 1923
『マゾッホ情艶小説集』(木村毅訳、白鳳書院) 1949
『毛皮を著たヴィーナス』(佐藤春夫訳、大日本雄弁会講談社) 1957
『定本佐藤春夫全集 第33巻 翻訳・翻案6』(臨川書店) 2000
『毛皮を着たヴィーナス』(小野武雄訳、新流社、世界セクシー文学全集2) 1960「毛皮を着たヴィーナス」「美しいモデル嬢の復讐」「老女帝荒淫の末路」「ヴィーナスの丘へ帰りたい」「黒いゴンドラ」「残酷なテスト」「ザ・イーラ」「酔っぱらい」「新時代の妻」「アメリカ的決闘」
『カテリーナ二世』(小野武雄訳、新流社) 1962
『荒淫の末路』(小野武雄訳、新流社) 1965
『毛皮のヴィナス』(伊東守男訳、二見書房、コレクション・アモール5) 1968
『マゾッホ選集 1 毛皮を着たヴィーナス』(種村季弘訳、桃源社) 1976、のち河出文庫 1983、のち改版 2004.6
『マゾッホ選集 2 残酷な女たち / 風紀委員会 / 醜の美学』(飯吉光夫, 福井信雄訳、桃源社) 1977.3