レンゲツツジ
レンゲツツジ
分類
レンゲツツジ(蓮華躑躅[4]、学名: Rhododendron molle subsp. japonicum)はツツジ科ツツジ属の落葉低木で有毒植物。和名は、枝先に輪をなすようにつく花の様子が蓮華に見えることから名付けられたという[4]。「ウマツツジ」「ベコツツジ」などの別名もある。庭木としてもよく利用される。花は朱色で、黄色の種類にキレンゲツツジがある。 日本の北海道南西部から、本州、四国、九州まで分布する[5][4]。高原などに生え、日当たりのよい草原や湿地にしばしば群生する[5][4]。 落葉広葉樹の低木で、高さ1 - 2メートル (m) になる[4]。株立ちして、よく枝分かれして、こんもり茂る[5]。樹皮は灰褐色から茶褐色をしていて、浅い縦筋が入る[6]。成木になると樹皮は薄く剥がれるようになる[6]。葉は互生し、長さ5 - 10センチメートル (cm) の倒披針形をしている[4]。秋に、葉は黄色から赤色を帯びて紅葉し、目立つようになる[5][6]。 花期は春(4 - 6月)[4]。落葉性のツツジの仲間で、新葉が出てくると同時に花が咲く[4]。前年枝の先に短い総状花序を出して、2 - 8個の花をつける[4]。花は直径5 - 6 cmほどのロート状で、花色は朱橙色が多く、場所によって濃淡があり濃紅色のものもある[4]。花が鮮黄色の品種に、キレンゲツツジ 果期は10 - 11月。果実は長さ2 - 3 cmの円筒状の刮ハで、熟すると5裂して小さな種子を飛ばす[6]。
分布・生育地
特徴