レムゴー
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紋章地図
(郡の位置)

基本情報
連邦州:ノルトライン=ヴェストファーレン州
行政管区:デトモルト行政管区
郡:リッペ郡
緯度経度:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯52度01分38秒 東経08度54分42秒 / 北緯52.02722度 東経8.91167度 / 52.02722; 8.91167座標: 北緯52度01分38秒 東経08度54分42秒 / 北緯52.02722度 東経8.91167度 / 52.02722; 8.91167
標高:海抜 100 m
面積:100.85 km2
人口:

40,345人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:400 人/km2
郵便番号:32657
市外局番:05261, 05266
ナンバープレート:LIP
自治体コード:

05 7 66 044
行政庁舎の住所:Marktplatz 1
32657 Lemgo
ウェブサイト: ⇒www.lemgo.net
首長:マルクス・バイアー (Markus Baier)
郡内の位置

地図

レムゴーのマルクト広場

レムゴーまたはレムゴ(ドイツ語: Lemgo, ドイツ語発音: [?l?mgo] ( 音声ファイル)[2]低地ドイツ語: Lemge, Lemje)は、ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州デトモルト行政管区リッペ郡に属す市である。この街は大学都市であり、約41,000人の人口を擁するリッペ郡第3の都市である。ビーレフェルトの東 25 km に位置し、オストヴェストファーレン=リッペ地方に属す。

レムゴーは、重要な交易路が交差する地点にリッペの領主によって1190年に建設された計画都市であった。現在ゾースト郡に属すリップシュタットと並んでリッペで最も古い都市の一つである。レムゴーは1245年から都市権を有しており、中世後期にはハンザ同盟に加盟した。このため「アルテ・ハンゼシュタット・レムゴー」(古いハンザ都市レムゴー)を自称している。町の風景は数多くの中世後期の建築によって形作られている。レムゴーは1973年までレムゴー郡の郡庁所在地であったが、郡域再編に伴ってリッペ郡に編入された。

本市はリッペ山地の田舎の環境にあり、最大の産業分野は金属加工業、歯科機器製造、機械製造、工業電子工学、およびサービス業である。レムゴーはオストヴェストファーレン=リッペ大学(ドイツ語版)の本部所在地である。この街は、ハンドボール・ブンデスリーガにおけるTBVレムゴー(ドイツ語版)の成功でも全国的に知られている。
地理
位置

レムゴーは、起伏に富んだリッペ山地の、ベーガ川(ドイツ語版)の谷に位置している。リッペ山地とは、ノルトライン=ヴェストファーレン州北東部のリッペ郡北部に位置する中低山地である。この中低山地の北端地域は、北はヴィーエン山地(ドイツ語版)、南はトイトブルクの森、東はヴェーザー川を境界としており、自然地域区分上はヴェーザーベルクラント(ドイツ語版)(ヴェーザー山地)に属している。本市は谷の中に創設されたのだが、山の高みにまで広がっており、遅くとも市町村合併以降は、リッペ山地の大きな部分を占めている。最低地点は、市内リーメ地区とバート・ザルツウフレンとの市境上のベーガ川の谷で海抜 83 m である。一方、市域の最高地点は、中核地区の東、レムゴーア・マルクの海抜 347 m のヴィンデルシュタインである[3]

最寄りの大きな都市は、北にミンデン (29 km)、西にビーレフェルト (25 km)、南にデトモルトパーダーボルン (36 km) がある。これに囲まれたリッペの田舎部分はオストヴェストファーレン=リッペ地方に含まれる。

レムゴーの旧市街はベーガ川の北岸に位置している。ベーガ川はヴェレ川(ドイツ語版)右岸の支流であり、この地域を東から西に流れている。
地質学

本市は、ベーガ川流域低地の一つであるレムゴー盆地に位置している。この盆地は氷河時代には氷堆岩で、その後は川の堆積物で満たされていった。地表は黄土で覆われている。その下層には中生代泥灰岩石灰岩砂岩(特にプラニコスタ砂岩と呼ばれる)の地層が見られる。地質学的な歴史の中で、こうした堆積岩が隆起して、尾根、盆地、地塁や地溝が形成された。地下は完全に平行に配置された地層である。地下深くには、岩塩や石膏が溶け出しており、漏斗状の陥没を見ることができる[4]

地熱ゾンデや地熱ポンプを用いた地熱源の利用について、レムゴーの市域は、特に北西部と南西部は「大変に良好な」、それ以外の地域は「良好な」環境にある[5]
市域の広がりと土地利用

レムゴーは、田舎の特徴をもつリッパーラント地方に位置している。市域の多くの部分は農業に利用されており、森林がこれに次ぐ。宅地・交通用地は約 20 %を占める。

合併により、市の面積は約 101 km2にまで広がった。南北軸は最大 14.3 km、東西軸のそれは 13.1 kmである。

土地利用の状況を以下の表に示す。

土地利用状況面積 (ha)占有率
農業用地5,64956.0 %
森林2,25422.4 %
宅地・交通用地2,08820.7 %
水域780.8 %
その他110.1 %

2012年12月31日現在[6]
隣接する市町村

レムゴーは、リッペ郡のほぼ中央に位置しており、北から時計回りに以下の市町村と境を接している: カレタールデーレントルプブロムベルクデトモルトラーゲバート・ザルツウフレン(以上、いずれもリッペ郡)、フロートーヘルフォルト郡)。
市の構成

本市は、1969年1月1日の市町村再編以降[7]、14の地区で構成されている[8]。以下に各地区の人口を示す[9]

地区人口地図
2006年12月31日2010年12月31日2013年12月31日
レムゴーLemgo27,69927,43326,752レムゴーの地区図
ブラーケBrake5,2035,0284,883
ブリュントルフBruntorf711717684
エントルプEntrup1,0001,020971
ヘルストマールHorstmar1,4821,4331,387
レーゼLeese651671636
リーメLieme2,8272,7082,595
リューアーディッセンLuerdissen731759707
マトルフ=キルヒハイデMatorf-Kirchheide1,5081,5391,529
トロプハーゲンTrophagen194205191
フォスハイデVosheide1,2801,3081,170
ヴァームベックWahmbeck887879871
ヴェルストルフWelstorf196205170
ヴィームベックWiembeck217210197

気候

レムゴーは、リッペ山地全域がそうであるが、多くの場合支配的な海洋性気候と勢力が弱く一時的にしか影響しない大陸性気候との移行地域に位置している。このため、気温や湿度は年間を通して比較的一定である。夏は、完全な大陸性気候に比べて涼しく、冬は比較的暖かである。大西洋気候の勢力下にあるこの街の降水量は 799 mmである。トイトブルクの森が、この地域で支配的な、大西洋から降水を運んでくる西風から街を護っている。年間平均気温は、約 8.5 ℃から 9 ℃である[10]
歴史
市の創設から中世後期

証明されている最初の定住は、2008年に行われた、元々聖ヨハン教会の墓地であった場所(現在のシュトゥンプファー塔付近)に東西に向けて葬られていた死体の年代測定により、カール大帝が指揮したザクセン戦争の時代、780年頃であるとされている[11]。現在のレムゴー市付近は、11世紀初めには Limgauwe または Limga という名称であった。史料に記述されている集落の歴史によれば、11世紀から12世紀には ここに多くの入植地が建設された[12]。ブラーケ城は1190年以前にすでに建設されていたが、ベーガ川沿いの湿地であったため都市機能を担う施設は設けられていなかった。

レムゴーは、1190年頃にその北西方向の乾燥した土地にベルンハルト2世(ドイツ語版)によって創設された。2本の重要な中世の交易路[脚注 1]が交差する場所であったため発展し、長い間リッペ伯領内最大で最も重要な都市であった[13]1215年に聖ニコライ教区教会が献堂された。

1231年にパーダーボルン司教区は本市を、司教代行者である助祭長(ドイツ語版)の所在地に昇格させた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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