レバレッジ ?詐欺師たちの流儀
ジャンルアクション
企画ジョン・ロジャース
『レバレッジ ?詐欺師たちの流儀』(レバレッジ さぎしたちのりゅうぎ、原題: Leverage)は、2008年よりアメリカ合衆国のTNTで放送された1話完結型のテレビドラマである。全5シーズン。シーズン5最終3話の撮影前に作品終了が決定した事もあり、番組クリエイターの構想通りの完結が描かれている[1]。
日本ではFOXチャンネルにて2010年3月30日より、字幕版にてシーズン1が放送された。2010年8月15日より、吹替版も放送された。2010年12月13日よりシーズン2、2011年9月19日よりシーズン3、2012年7月2日よりシーズン4、2012年7月2日よりシーズン5が放送されている。地上波では、フジテレビにて2012年11月19日より2013年2月25日までシーズン1が放送、2013年4月15日よりMナイト枠でシーズン2が放送されている。
2020年8月、正式な続編として『Leverage: Redemption』の名でニューオリンズ州ルイジアナにてティモシー・ハットンを除くキャスト・スタッフが再結集し、撮影が開始。新たにノア・ワイリーとアレイス・シャノンをチームメンバーに加え、2021年からAmazon Freeveeで配信されている。
2023年12月、シーズン3をFreeveeからAmazon Prime Videoに場を移して配信することが発表された。 誠実な保険調査員のネイサン・フォードは、自身が長年務める保険会社・IYSから「無駄だ」という理由で治療費の支払いを拒否され、一人息子のサムを亡くす。 数年後、会社を辞めアルコールに溺れていた彼の元に、とある依頼が舞い込む。その依頼を機に、ネイサンは一流の詐欺師達を集結させ会社を立ち上げた。自分と同じく悪徳権力者から酷い仕打ちを受けた人々を救う為に、そして、息子を死に追いやった悪徳権力者を見付ける為に、それぞれの分野のエキスパートである仲間たちと報復(Leverage)を開始する。
あらすじ
登場人物
主要登場人物
ネイサン・フォード (Nathan Ford)
演 - ティモシー・ハットン (Timothy Hutton
ソフィー・デヴェロー (Sophie Deveraux)
演 - ジーナ・ベルマン (Gina Bellman)、日本語吹替 - 日野由利加ペテン師で女優。ソフィーは偽名の一つと思われる。6ヶ国語を話せ、それ以外の外国語を真似する事が出来るだけでなく訛りまでコピーし、一瞬で他人に成りきる事が出来る天性の才能の持ち主。ビジネス・パートナーを装い相手に接近する手法を用いる。過去にネイサンと知り合っており、ネイサンに誘われるまでペテン師の仕事を辞め、売れない女優として活動している(現在も続けている模様)。ペテン師としての演技力は抜群だが、女優としての演技はエリオット達を困惑させる程の大根役者でその演技力は一般の観客が『サウンドオブミュージック』で主役を演じた彼女を観てナチスを応援したくなったと言われるほどだがペテン師として役者を演じた際には見事に役に入り込んでいた。観察力が鋭く、頭の回転も早い。仲間想い。ネイサンに対しては以前から過去を知っている為、人一倍気に掛けている。一方で、好意も抱いている。シーズン2第7話の依頼を機に、第8話からはチームを離れて世界旅行を始めたが、仲間からの相談を度々受けている。また、自分の代役として友人のペテン師・タラを送り込む。シーズン2最終回にて、暴走したネイサンを止めつつ仲間を救うべく戻って来た。勝手に自首したネイサンの行動に怒り、ネイサンにのみ本名を教えないという行動を取った。シーズン5ではセーフハウスに演劇教室を開校、生徒達に指導するだけでなく生徒を「フラッシュモブ」に動員して敵を攪乱させるなどの活躍をする。
エリオット・スペンサー (Eliot Spencer)
演 - クリスチャン・ケイン (Christian Kane)、日本語吹替 - 高橋圭一戦闘員。詐欺師ではないが、潜入先での情報収集も担当する。武術に長け、現場に出て犯人と戦う事が最も多い。銃が嫌いらしく、向けられると相手が撃つより先に全員を倒す事がある。ただし、銃が使えないわけではない。硬派な面と軟派な面、情熱的な心とクールな心をあわせ持っており、料理が得意な一面もある。シーズン5の4話によると以前に偵察中のレストランでコックのトビー(シーズン5の4話の依頼主)と知り合い三時間話し込み、そのまま弟子入りして料理の修行を始めた。エリオット曰く、ナイフを武器以外に使えることを教えてもらいトビーのおかげで人生が救われた、との事。婚約者が居たが、仕事によるトラブルで長らく監禁されていた事により、誤解されたまま破局した過去を持つ。後に、依頼者となった元婚約者と再会して和解する。シーズン5ではセーフハウスをレストランにしたこともあって、普段はシェフをしている。料理に対する情熱があり、ハーディソンが科学を駆使した料理を切り捨てている。
アレック・ハーディソン (Alec Hardison)
演 - オルディス・ホッジ (Aldis Hodge)、日本語吹替 - 杉村憲司ハッカー。機械オタクであり、いとも簡単に様々なデータベースへの侵入や誤作動を起こさせる他、全員の偽造IDも作成している。機械関係が専門な為、本部や車等で待機する事が主だが、現場に出る事も多い。格闘に関しては全くの素人で、まぐれ勝ちに時折調子に乗りエリオットにコケにされることもある。お喋りでお調子者だが情に厚く、追い詰められるほど火事場の馬鹿力が発揮される性格。パーカーと待機する事が多く、一番振り回されている。次第に、境遇も似ているパーカーに好意を抱く様になる。シーズン3の1話に出演のビリーは実兄のエドウィン・ホッジである。
パーカー (Parker)
演 - ベス・リースグラフ (Beth Riesgraf)、日本語吹替 - うえだ星子泥棒。エリオット同様詐欺師ではないが、ターゲットになった会社の潜入や、潜入先での情報収集を得意とする。経験豊富で、あらゆるセキュリティー・システムを簡単に潜り抜ける事が出来る。命綱を着用しているとはいえ、高層ビルから嬉々として飛び降りる等、危険が好きな型破りな性格でソフィー達を驚かせる突飛で大胆な行動を取る。また、運動神経が抜群で身軽な為、狭い場所にも平気で潜り込む。仲間以外の他人と接するのが苦手で感情表現も乏しく、ぶっきら棒な話し方をすることや、本音を言い相手を怒らせる事がある。その為、ソフィーにより改善の特訓をさせられた事があり、他人と接する事に徐々に慣れ始めた模様。幼い頃に事故死した弟が居り、原因を作ったのは自分だという罪悪感を密かに抱えている。馬にトラウマを持っている。シーズン3では、ハーディソンが女性と親しくする姿を見て、無自覚に嫉妬する行動を見せている。シーズン4と5の間の休暇ではハーディソンと一緒に世界一周旅行をしており、東京をはじめ世界各国の都市でハーディソンとバンジーをしている様子が画かれている。
タラ・コール (Tara Cole)
演 - ジェリー・ライアン (Jeri Ryan)、日本語吹替 - 安藤麻吹ペテン師。シーズン2の第9話から登場、はじめはタラ・カーライルと名乗っていた。ソフィーの友人で、彼女に借りがあった事もあり、代役としてチームに加入した。ソフィーと違い、色目等を駆使して相手に接近して取り入る手法を用いる。その為、主にネイサン以外のメンバーから「裏切った」と誤解される事が多い。「ソフィーに帰って来てほしい」というチーム全員の願いと、初対面の際にチームの観察を兼ねて騙していた経緯から、チーム(主にネイサン)から受け入れられずにいたが、第10話での依頼を機に徐々に打ち解け始める。ソフィーに逐一報告を行っており、シーズン2最終話にてネイサンが暴走を始めた事でソフィーを呼び戻し、任務終了と同時にチームを去った。その後シーズン4でソフィーと飲んでいたところにパーカーからヘルプが入り女性3人で任務にあたる。(シーズン4の13話ガールズナイト)なお、その時の並行しての男性3人での任務がシーズン4の14話ボーイズナイトとなる。
その他