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をお願いします。(2022年11月)『レナードの朝』(レナードのあさ、原題:Awakenings)は、医師・オリバー・サックス著作の医療ノンフィクション(1973年刊)。また、そのノンフィクションを基にした舞台作品、映画作品。
内容L-ドーパ
マウント・カーメル病院に入院していた嗜眠性脳炎の20名に、1960年代に開発されたパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与し、覚醒させたが、耐性により効果が薄れていった状況を記述している。
第1部 プロローグ
パーキンソン病、パーキンソン症候群、嗜眠性脳炎の説明。マウント・カーメル病院の環境やL-DOPAについて。
第2部 目覚め
個々の患者についての20の症例。
第3部 展望
サックスの考察。
付録
付録1 嗜眠性脳炎の歴史、付録2 奇蹟の薬、付録3 目覚めの脳波的基礎、付録4 L-DOPA以後、付録5 パーキンソン症候群の空間と時間、付録6 カオスと目覚め、付録7 《レナードの朝》の演劇と映画
舞台化が望まれています。
1982年、イギリスでハロルド・ピンターが、本書を基にした戯曲『いわばアラスカ(英語版)』を執筆した。 レナードの朝 1990年、米国でペニー・マーシャル監督が内容を再構成したフィクションという形で映画化した。原題は『Awakenings』。日本での公開は1991年4月で、邦題は『レナードの朝』。 実話である原作では20名の患者全てに対する記述が行われているが、映画は原作に基づくフィクションであり、レナードに対する描写が主である。患者が示す症状は必ずしも科学的に正確でない。第63回アカデミー賞において作品賞、主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)、脚色賞の3部門でノミネートされたが受賞はならなかった。
映画化
Awakenings
監督ペニー・マーシャル
脚本スティーヴン・ザイリアン
原作オリヴァー・サックス
製作ウォルター・F・パークス
ローレンス・ラスカー
製作総指揮ペニー・マーシャル
アルネ・シュミット
エリオット・アボット
出演者ロバート・デ・ニーロ
ロビン・ウィリアムズ
音楽ランディ・ニューマン
撮影ミロスラフ・オンドリチェク
編集バトル・デイヴィス
ジェラルド・B・グリーンバーグ
製作会社コロンビア ピクチャーズ
パークス/ラスカー・プロダクションズ
配給 コロンビア映画
コロンビア・トライスター映画
公開 1990年12月22日
1991年4月5日
上映時間121分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
興行収入 $52,096,475[1]
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ストーリー患者専門の病院に赴任して来る。そもそも研究が専門であり、臨床の経験の全くないセイヤーは、患者との接し方で苦労するが、本来の誠実な人柄で真摯に仕事に取り組む。そんなある日、患者たちに反射神経が残っていることに気付いたセイヤーは、ボールや音楽など様々なものを使った訓練により、患者たちの生気を取り戻すことに成功する。更なる回復を目指し、セイヤーはパーキンソン病の新薬を使うことを考える。まだ公式に認められていない薬ではあるが、最も重症のレナードに対して使うことを上司のカウフマン医師とレナードの唯一の家族である母親に認めてもらう。当初はなかなか成果が現れなかったが、ある夜、レナードは自力でベッドから起き上がり、セイヤーと言葉を交わす。30年ぶりに目覚め、機能を回復したレナードは、セイヤーとともに町に出る。