レッドアイ
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この項目では、カクテルについて説明しています。その他の用法については「レッド・アイ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

レッド・アイ

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基本情報
種別ロングドリンク
作成技法ビルド
色赤色
グラス   タンブラー
度数2度[1]
レシピの一例
ベースビール
装飾材料セロリ
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レッド・アイ (Red Eye) とは、ビールベースのカクテルピルスナースタイルのビールにトマト・ジュースを加えたもので、赤色のカクテル。やや大きめの細長いグラスで出されることが多い[2]。スライスしたレモンが添えられていることもある。アルコール度数が低くビールの苦味が抑えられるので、ビールが苦手な人でも飲みやすいと言われている。これにウォッカを加えたものがレッド・バードとなる。

2012年、アサヒビールカゴメと共同開発し、「アサヒ レッドアイ」として商品化している[3]
由来

名前の由来で一般的に良く言われているのは、二日酔いで目が赤くなったような人が好んで飲んでいたからだという説(迎え酒のようなもの。)[4]
日本では1970年代まで知名度の低いカクテルだった。阿川弘之は『南蛮阿房第2列車』(1981)の中で、「吉行淳之介銀座のバーでトマトジュースを飲んでいたのであるが、ノンアルコールではつまらないでしょうと、ビールとトマトジュースを4:6の比率のレシピで混合した飲み物を勧められ、月経ビールと称して飲んでいた」と記している[5]
また、元々は生卵を割り入れるカクテルで、グラスの底から卵黄が見えて赤い目のように見えるのが名前の由来であるという説もある。トム・クルーズ主演の映画「カクテル」がそれにあたり、劇中、店の開店前にバーのマスター(ダグラス)が、ビアマグにビールとトマト・ジュースを注ぎ、さらにタバスココショウウスターソースを加え、それをかき混ぜたところに「生卵」を割り入れて「バーテンダーの朝食だ」と言ってトム・クルーズに差し出すシーンがある。これは、二日酔いで食欲のない時に迎え酒と栄養補給を兼ねて飲むカクテルで、スパイスの刺激で気分が悪くても飲みやすくなっている。
標準的なレシピ

ビール - 1/2

トマト・ジュース - 1/2

セロリ

好みにより、塩、コショウ、ウスターソースタバスコを加えたり、レモンを少量搾ったりしても良い。
作り方
トマト・ジュースを先にグラスに注ぐ。

ビールを注ぎ、軽く
ステアする。

マドラーのかわりにセロリを添える。

備考

英語では複数の飲み物に同じ名前"REDEYE"が付いているため、注意が必要。詳しくはredeyeを参照。
脚注[脚注の使い方]^ YYT project 編『おうちでカクテル』池田書店、2007年2月20日、125頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-262-12918-1。 
^ 「色でひけるカクテル」や「カクテル・パーフェクトブック」ではタンブラーで出されることになっている。
^ 本品を含めビールの原料と認められていない飲料を加えたビールベースのカクテルは酒税法上すべて発泡酒扱いとなる。
^ HBAバーテンダーズ オフィシャルブックの記述による。
^ 南蛮阿房第2列車 1981(追記した人間は1985年刊行の新潮文庫版から引用しており、同書の176ページから179ページまでに記されている) 新潮社 数年後、サンフランシスコで同じレシピで「カナディアン・サンセット」と呼んでいた人がいて、「夕暮れまで」を書いた吉行をアムトラックの長距離列車、サンセット・リミテッドに一緒に乗るための口実に使うが、吉行に断られ、阿川は単身渡米しサンセット・リミテッド号に乗り込むのである。

参考文献

稲保幸
『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年12月18日。ISBN 4-278-03752-X。 

桑名伸佐『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年2月25日。ISBN 978-4-537-20423-0。 

社団法人日本ホテルバーメンズ協会『2007新版 HBAバーテンダーズオフィシャルブック』ごま書房、2007年、258頁。ISBN 978-4-341-13138-8。 

外部リンク

レッドアイ推進委員会「RED EYE LOVERS」公式ホームページ

アサヒ レッドアイ(アサヒビール)の公式ホームページ


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