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やノートページでの議論にご協力ください。レッツノート(Let's note)は、パナソニック コネクトが販売するノートパソコンのシリーズ名である。
2022年3月まではパナソニック(現パナソニックホールディングス)が販売していたが、パナソニックグループの持株会社制移行に伴い、同年4月以降はパナソニック コネクトが扱っている。 高価でも全体的に高い品質を前面に打ち出した製品により、長く顧客の信頼を繋ぎ止めている。 発売以降、ほぼ一貫してモバイルPCに徹しており、販売ターゲットは、同じノングレア液晶でマグネシウムボディのビジネス向けという特徴が近いレノボのThinkPad Xシリーズと競合している。HP社、Dell製品などもライバルとなる。価格設定としては他社製品が廉価になってきたのに対して依然としてその3倍程度の高い価格帯を維持しているが、他社よりもスイッチオンからの動作の最適化が進んでおり起動が速く、用途や画面サイズの競合する機種同士では300グラム(ジュース一本分)ほど軽く、自社製の強みのあるバッテリー持続時間も長い。 古くは、光学式のトラックボールを内蔵したモデルがあったが、その後ノートパソコンの薄型・軽量化の流行により、タッチパッド内蔵のモデルのみとなっている。近年のモデルでは丸型のタッチパッドを搭載し、また軽量かつ頑丈で、さらに長時間のバッテリ駆動が可能であることを特徴としている。またW/Yシリーズでは専用に開発したトップローディング型の CD/DVD-ROM (MULTI)ドライブを内蔵し、注目を集めた。 チップセット内蔵(Core iファミリー搭載機種ではCPU内蔵)のグラフィックアクセラレータを使用しているため、3D性能は弱い(ただし、Thunderbolt 3を早くから搭載しているので、外付けGPUを状況に応じて利用することは可能。2021年秋冬モデルでは、FVとSVの廉価モデルを除く全てがインテルIris Xeグラフィックスを搭載している)。2007年以前は、ほとんどの機種がファンレス構造であったが、CPUやチップセットの発熱量の増加に伴って2007年秋の製品からファンを搭載するようになった。 古くはサイズと可搬性などにより「レッツノートmini」「レッツノートAce」などといったクラス名が使用されていたが、2002年3月に発売された「CF-R1RCXR」以降「CF-R8FW1AJR」まで「レッツノートLIGHT」で統一している。なおCF-R8G以降はセキュリティチップ等の削減を図った廉価モデルのみLIGHTのクラス名が付く。 また、企業向けとして「レッツノートPRO」のラインがある。基本的にハードウェア構成は、市販のLIGHTの同クラス機種と同じである。相違点として、同梱アプリケーションが無く、保証が三年に延長されている点が挙げられる。また企業ユースを考え、現行OS搭載モデルの他に一つ古いバージョンのOS搭載モデルが存在する。LIGHT と PRO は、先頭四文字より後ろの型番で区別されており、2007年3月現在、メーカーホームページで確認が可能である。 姉妹機に、法人向けに「PRONOTE」シリーズ(現在は個人向けの”レッツノート”に統合)、過酷な条件下でも使用可能な「TOUGHBOOK」シリーズがあり、海外では「レッツノート」シリーズも「Toughbook Light」として販売されている。姉妹機の防塵仕様モデルには軍納入モデルがあり、アメリカ軍などで納入されたことがある。 他のPCメーカーはコスト削減の為に生産拠点を海外に移転して日本に輸入するケースがあるが、レッツノートの現在の生産は一貫して日本(神戸)である[1]。 高価格帯に属するノートパソコンとしては視野角が狭いなど液晶の品質が低かったが、近年はIPSタイプの液晶を採用するなど改善しつつある。ただし視野角が狭い点などはビジネスノートとしては必ずしも欠点とはならず、むしろ横からのぞき見されにくい等の利点と考える向きもあった。また発色もグラフィックデザインなどでない限りはそれほど重視されてはおらず、文書作成などではノングレアの長時間の作業に向いた液晶が好まれる。ワイド画面主流化の中でも縦横比率3:4の機種が比較的遅くまで続いたのも同様のニーズによる。 2006年11月より、レッツノート 10周年記念の一環と銘打って無償でのPCリフレッシュサービスを実施していた。対象はT1/T2/Y2/R1/R2/R3/W2系。 基本サービスとしてトップケース交換・キーボード交換・HDDチェック・ウィルスチェック・ACアダプタチェック・一般動作確認・本体清掃・バッテリチェック(詳細診断込み)を行い、その他に不具合と判定した一部の部品(サイドカバー等)の無償交換などを実施していた(ただしバッテリは別途有償購入。天板、基板、HDD交換も有償)。返却時には詳細を記した報告書が担当者の名前入りで添付されていた。 当初は2007年の年始ぐらいで受付を終了する予定であったが、あまりの好評ぶりに急遽2007年4月20日まで申し込み受付を延長、その後2007年8月31日まで再延長した。1月22日から関東地区向けに秋葉原にある首都圏松下テクニカルサービスの拠点で持ち込み修理を受け付けていた(ただしウィルスチェックはしていない)。 現在はどちらも受付を終了している。 ※アルファベット順、2021年11月現在 機種ディスプレイ光学式ドライブバッテリ稼働時間 [h]重量 [kg]
特徴
無償リフレッシュサービス
ラインアップ
駆動時間・重量はすべて付属の標準バッテリーパックを使用。稼働時間はJEITA2.0に基づいた数値。
搭載OSは個人向けの2021年秋冬モデルが Windows 11 Pro、個人向けの2021年夏モデル以前および法人向けが Windows 10 Pro(法人向けはWindows 11 無償アップグレード対応)である。
76 cm 落下試験・100 kgf 加圧振動試験は全モデルで試験済み。
XZ6 は2017年春モデルから新設された、レッツノートでは初めてとなるディスプレイの着脱が可能なデタッチャブルタイプ、SV シリーズは2018年春モデルで SV7 として新設された、レッツノート初のクアッドコアCPU搭載モデル、QV は2019年秋冬モデルで QV8 として新設された、クアッドコアCPUを搭載し、後述するRZシリーズよりも大きい12インチのフリップ式(回転式)コンバーチブルタイプ、 FV は2021年夏モデルで FV1 として新設された、縦横比率 3:2 の QHD 液晶を搭載し、ホイールパッドを大型化した14インチの大画面光学ドライブレスモデルとなる。
RZ シリーズはディスプレイが360度回転する2軸ヒンジを採用したことで、タブレットとしての使用も可能なコンバーチブルタイプとなっており、タブレットスタイル使用時にキーボードやタッチパッドの誤動作を防ぐ「HOLD」ボタンも備えている。
個人向けモデルは一部を除くほとんどの機種で Office Home and Business 2021 をプリインストールしている。法人向けモデルにも Office プリインストールモデルが設定されている。
LTE対応のワイヤレスWAN(SIMロックフリー仕様 (日本国内の通信事業者のみ利用可能))を搭載したモデルが設定されており、カードサイズは nano SIM である。
SV シリーズには、インテルとの共同開発によりインテル Evo プラットフォーム(法人向けモデルはインテル Evo vPro プラットフォーム)に準拠したモデルが設定されている。
本体カラーはシルバーが基本であるが、個人向けモデルは仕様によりブラックも設定され、さらに、LV8・QV8・SV9 にはシルバーボディをベースに、キーボード・天板・パッド・パッドリングをブラックとしたブラック&シルバー「EURO DRESS MODEL」も設定される。また、パナソニックショップのほか、グループ会社のパナソニック コンシューマーマーケティングが運営する公式通販サイト「Panasonic Store Plus(パナソニック ストア プラス)」で販売されている「カスタマイズレッツノート」では、本体カラーだけでなく、天板・キーボード・ホイールパッドのカラー選択も可能である(カラーの選択以外にも、CPU を vPro 仕様に、SSD の容量を最大4 TBまで選択可能にするなど、通常の個人向けモデルよりも高スペックにすることも可能で、専用カラーの設定に加え、盗難にも対応した特別保証の無償付帯やクリーニング・メンテナンスサービスの無償提供などの特典を受けることが可能な「プレミアムエディション」も設定されている)。
LV8・LV9・SV8 の法人向けモデルと SV9 には、光学式ドライブ非搭載の1スピンドルモデルも設定されている。また、SV1とSV8の法人向けモデルには、日本を含む11の国と地域に同一仕様(国や地域ごとにACコードやキーボードの仕様が異なる)での導入が可能な「アジアモデル」も設定されている。
LV8・LV9・SV8・SV9・QV8・QV9 は発売当初、個人向けモデルにも設定されていたが、LV1(法人向け専用)・SV1・QV1 へのモデルチェンジに伴い、XZ6 を含め、法人向けモデルのみの設定となり、一部の機種は在庫限りとなる。一方、RZ8は個人向けモデルのみの設定となる。
FV114インチ QHD液晶なし(1スピンドル)11.5 - 220.999 - 1.204
LV114インチ Full HD液晶内蔵/なし11.5 - 181.18 - 1.385
LV814インチ Full HD液晶内蔵/なし11.5 - 191.17 - 1.405
LV914インチ Full HD液晶内蔵/なし11.5 - 181.18 - 1.405
QV112インチ WQXGA+液晶なし(1スピンドル)11 - 11.50.949 - 0.979
QV812インチ WQXGA+液晶なし(1スピンドル)10 - 10.50.949 - 0.979
QV912インチ WQXGA+液晶なし(1スピンドル)11 - 11.50.949 - 0.979
RZ810.1インチ WUXGA液晶なし(1スピンドル)10.5 - 110.75 - 0.78
SV112.1インチ WUXGA液晶内蔵/なし12.5 - 19.50.929 - 1.169
SV812.1インチ WUXGA液晶内蔵/なし14 - 20.50.919 - 1.124
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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