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『レッスルエンジェルス』(Wrestle Angels)は、1992年2月15日にPC-9800(MS-DOS)用ゲームとして第1作が発売された、コンピュータゲームである。
株式会社グレイト(GREAT)広島開発室(通称PLUM)から発売され、ジャンルはハイパーアクションプロレスカードゲーム。GREATのみならず、KSS、サクセスなどから続編発売、あるいはリニューアルもされた。 SPECIALは18禁指定。 一般向けのPC用ゲーム。 家庭用ゲーム機への移植作など。 レッスルエンジェルスシリーズはカードゲーム形式でバトルを行う女子プロレスゲーム。 当初は成人向けゲームを作っていたグレイトからの発売で水着剥ぎデスマッチが存在していた。 3作目は団体経営要素を取り入れて話題を呼び、家庭用に移植されるなどした。 なお、コンピュータソフトウェア倫理機構(通称ソフ倫)によって18禁と審査されているのは4作目となるSPECIALだけである。1作目はソフ倫発足前であり、2作目、3作目はパッケージにソフ倫審査済みシールが貼られてはいるものの年齢制限はついていない。 SPECIALまでのGREATによるレッスルエンジェルスシリーズでは、アリスソフトなど、当時のいくつかのパソコンゲームメーカー同様、ゲームを購入後に専用紙に必要事項を記入し、金銭とともに郵送することで小冊子と、おまけのディスクが入手できるようになっていた。 解答集にはゲームのフローチャートやデータなどの他、スタッフの雑記などが収められており、3の際には62Pほどの厚さに達していた。 また、1?3までの解答集は週刊レッスルというプロレス雑誌を意識したつくりになっており、ゲームに登場したキャラクターのその後などを、プロレス雑誌の記事風に紹介していた。 解答集を初出とするキャラクターの中には『3』に登場した斉藤彰子やサンダー龍子がおり、その後の漫画化の際にも活躍したものも少なくない。 レッスルエンジェルスジャンルプロレスカードゲーム 1992年2月15日に発売された第一作目。 プレイヤーは若手8人の中から5人の選手を選んでチームを組み(実質的な主人公とされているマイティ有希子を外す事も可能だが、彼女を主人公とした絵しか用意されていないため、シナリオ上の齟齬が生じる)、その中から3人を出して3VS3のバトルを行い先に2勝すれば勝ち抜け、次のステージへと進める。シングルマッチや、タッグマッチになる事もあり、その場合はそれぞれの試合開始前まで戻される。 試合に勝利することで得られるポイントを消費して選手を強化する。負けた場合も少量のポイントが貰える。試合の前後に会話がある相手がおり、勝利後にその相手が持っている技を一つ習得する事ができる。節目の試合では水着剥ぎデスマッチとなり、負けた選手の脱衣CGが表示される。 おまけディスクでは、本編のセーブデータを読み込んでダークスターカオス率いるチームと5vs5の勝ち抜き戦を行う後日談もある。 IWWFアジアヘビー級王者のパンサー理沙子は、『新日本女子プロレス』のトップに君臨し続けていた。そこへ、レッスルエンジェルスと呼ばれる5人の少女たちが、彼女を倒して世界ヘビー級王座であるアテナ・クラウンを手に入れるべく、戦いを挑む。 彼女らはパンサー理沙子率いる正規軍を打ち破り、メキシコなど世界中を駆け巡る。 メキシコではエム サンドこと、かつてのパンサー理沙子のライバル・ブレード上原と出会い、試合後にメンバー入りを希望される(ここで上原を加入させると1人外す事となる。後日、チームを外されたメンバーはこの件の遺恨から、元々の上原の枠と入れ替わる形で敵として登場する)。 その後も順調に勝利を重ね、ついに主人公はIWWFヘビー級王座に挑まんとするが、王者のはずのレミー・ダダーンはすでにビューティ市ヶ谷にベルトを奪われた後だった。 主人公は市ヶ谷の抜け駆けに怒るが、その市ヶ谷は謎の覆面レスラー、ダークスターカオスに敗れあっさりベルトを失う。 その後、主人公はアテナ・クラウンへの挑戦権をかけたリーグ戦のアテナクライマックスに挑み優勝する。晴れてIWWFヘビー級王座のタイトルマッチでダークスターカオスを倒して念願のアテナ・クラウンを手にする。 解答集では、その後の展開として、マイティ祐希子の世界ヘビー防衛戦や、菊池理宇のIWWF世界jrヘビー級王座獲得。新女制圧を目論む斉藤彰子と南利美による異種格闘技戦などのエピソードが描かれている。 レッスルエンジェルス2ジャンルプロレスカードゲーム 『2』では、武藤めぐみと結城千種の二人の主人公から一人を選んで育成する。1シリーズ5試合を行い、最終戦が水着剥ぎデスマッチとなる。マルチシナリオ形式で、途中のプレイヤーの選択や試合の勝敗によっていくつかの分岐が存在するが、エンディングは1種類である。主人公二人がライバルとしてお互いを意識してそれぞれ頂点を目指す青春モノのストーリーは高く評価された。 キャラクターの育成システムが変更になり、試合後に得られるポイントを消費して能力値の成長と技の取得を一括で行う形式となった。好きな技を任意のタイミングで覚えられるようになり、育成の自由度が上がっている。前作の攻撃値は攻撃・防御に分けられ、基礎能力も別枠になった。この育成システムは家庭用移植作品を含めた続編に改良されつつ引き継がれ、SPECIALまで続いた。能力値と所持技数を総合した評価値が設定され、選手の強さの目安がわかるようになった。また、PC版では基本的なBGMもV3まで引き継がれている。 新日本女子プロレスに入団した武藤めぐみと結城千種はある日社長に呼び出され、念願のプロレスデビューを果たす。試合を重ねて成長した二人は、アニー・ビーチを倒し、メキシコ遠征のチャンスを手に入れる。メキシコでは、団体のエースであるチョチョ・カラスが持つメキシコヘビー級のベルトに挑戦する事になる。 なお、ここで遠征を断った場合、メキシコと対になるような日本での試合はなく、そのままSTAGE2へ直行する。 一方、ビューティ市ヶ谷は新日本女子プロレスを抜け、南利美、小川ひかるらを連れてJWI(ジャパンレスリングオブ市ヶ谷)を旗揚げする。めぐみと千種もそれぞれ新日本女子とJWIに別れお互い別の道を歩み始める。新日本女子の菊池理宇および、JWIの小川ひかるというジュニアヘビーの強豪を撃破するまでに二人は成長する。 そんな時、JWIは市ヶ谷のわがままにより新日本女子プロレスとの対抗戦に持ち込まれ、それぞれの信念に従い異なる団体を選んだ二人が再び同じリングに上がることになった。そして、二人はついにリング上で邂逅しお互いの力をぶつけ合う。その後、団体対抗のイリミネーションマッチ(勝ち抜き戦)が行われ、続いて市ヶ谷と祐希子による頂上対決が行われ、激戦の末に祐希子が勝利、市ヶ谷は捨て台詞を残して引退する。 会社からアメリカ留学を打診された主人公は、アメリカへと旅立つ。アメリカで戦う主人公は、その実力を評価されザ・USAからタッグベルトを奪取するためのパートナーにならないかと誘いをうけるまでに成長する。そんな折、主人公の下に日本から知らせがとどき、帰国することになる。 帰国した主人公は、リリィ、コリィ・スナイパー姉妹によるタッグチーム、スナイパーシスターズに敗れてマイティ祐希子・ボンバー来島組が失った世界タッグ王座を奪還するために、ボンバー来島に変わってマイティ祐希子と組んでスナイパーシスターズに挑戦することになる。 しかし、それを快く思わないボンバー来島の挑戦を受け、IWWFアジアヘビーベルトをかけてボンバー来島と試合を行う事になってしまう。試合後ボンバー来島と和解した主人公は、マイティ祐希子とともにスナイパーシスターズからIWWF世界タッグベルトを勝ち取る。これらの活躍でますます評価を上げた主人公は、ついにマイティ祐希子の持つ世界ヘビー級のベルトに挑戦することとなる。まぐれか実力か、主人公はなんとかこの試合に勝利する。その試合を見つめていたライバルは、開いた主人公との実力の差に意気消沈し、忽然と姿を消してしまう。 ある日、主人公は世界ヘビー級ベルトの防衛で敗北し、ベルトを失う。そこへ、アメリカ遠征時にジムで居合わせたジェナ・メガライトが新たな王者になったという知らせが届く。筋力、体力ともに優れ、スープレックスを得意とするジェナ・メガライトを何とか退けた主人公は、今度は世界ヘビー級タッグを賭けて試合を行うことになる。ジェナはタッグパートナーとして引退したはずのビューティ市ヶ谷を連れてくる。 しかし、その前哨戦ともいえる試合でマイティ祐希子が足を骨折して負傷、試合不能となる。主人公がタッグパートナー不在の状況で悩む中、IWWFヨーロッパヘビー級ベルトを獲得して帰ってきたかつてのライバルが現れる。こうして結成された武藤めぐみと結城千種のタッグチームはメガライト、市ヶ谷組を打ち破り、世界タッグを見事勝ち取る。 レッスルエンジェルス3ジャンル経営SLG/カードゲーム 1993年10月15日に発売された第3作目。団体経営モードを搭載し経営シミュレーション要素を取り入れて発売された。3人まで同時にマルチプレイやデータ交換が可能[1]。プレイヤーが何人の時でも必ず新日本女子プロレスがCPU操作のライバル団体として登場する。 水着剥ぎデスマッチが廃止され、よりソフトな写真集が追加された。しかし、当時としては一般向けも含めて非常に斬新だった経営システムはギャルゲーファン以外のプロレスファンにも高い評価をうけ家庭用へと移植されることになる。 団体経営SLGのためにストーリーはないが、時代設定はレッスルエンジェルス2の作品期間中となっている。このため、解答集に掲載されているプロレス記事風の読み物も2掲載のものより前の時期を扱ったものになっている。 プレイヤーには3000万円の資金が与えられ、ゲーム中ではAPと呼ばれるポイントに換算されている。このポイントを使用して選手のスカウトや、外国の団体と提携を行い、6人以上の選手を集めて団体を旗揚げ。日本全国で興行を行ってポイントを稼ぐ事になる。ゲームを始めた時には無名の団体であり権威や人気がない。地道に団体の人気を上げていく過程で数々のイベントが起こる[2]。その他にも組織行動や、それによる収益獲得が重要となる[1]。 自団体の選手が新日本女子プロレスの所有するIWWFアジアヘビー級のベルトを奪取すると、IWWF世界ヘビー王者のクリス・モーガンが殴りこんでくるため、所属選手がそれに勝利してベルトを奪取することでエンディングを迎える。 2ではどの能力も一律のポイントで上げられたが、3では基礎能力の数値によって対応した攻撃値を上げる為に必要なポイントが変化するようになり、攻撃値を高くするのが難しくなった。また、評価値が上がるとその選手はAPを得にくくなり、貯める事ができるAPの上限も下がる。攻撃値を最大まで上げる為には多くのAPが必要になるが、初期評価値が低い選手(主に新人など)は評価があまり上がらないうちに集中的に上げる事で最大まで到達させやすいので最終的には有利である。 技の難易度を変更できるようになり、技習得の自由度が上がった。また、必殺技名の変更ができるようになり、よりキャラクターの個性を打ち出せるようになった。なお、必殺技に指定している技は、通常技として使用した時も名前が変更される。 本作で使用された技グラフィックはV3まで新しい技が追加されつつ、同じ物が使われている。 また本作とリメイク版であるスーパーレッスルエンジェルスのみ、団体経営モードの中で、選手を覆面レスラーにできる機能が存在する。 3解答集によれば、社内では当初レッスルファイトと呼ばれる試合形式を拡張し、さまざまなルールでの試合を楽しめる作品となる予定であったというが、これまでの個人を描いた作品から団体を描いた作品にしたいということで団体経営要素を入れることになったという。 登場キャラとして、これまでのシリーズに登場していたキャラに加え、徐々にブームを迎えつつあった女子プロレスの対抗戦を意識して、全日本女子プロレスのレスラー(アジャ・コング、北斗晶、豊田真奈美、井上京子)、LLPWのレスラー(紅夜叉)等をもじったキャラが存在した。 パッケージイラストでは金森麗子が大きくピックアップされており、初期能力も新人の中では高く、続編にも登場するなど実質的な主人公扱いとなっている。 レッスルエンジェルスSPECIALジャンルプロレスカードゲーム レッスルエンジェルスSPECIALはシリーズ初の18禁タイトルで、HDD専用ソフト。プレイヤーは主人公(デフォルト名:大高はるみ)を育成する。2同様1シリーズ5試合を行い、最終戦は水着剥ぎデスマッチが復活している。 これまでの作品同様、18禁要素は水着剥ぎデスマッチ後の脱衣シーンのみ。露出は乳首までで性器などのモザイクが必要な描写もないなど、18禁指定の作品としてはソフトな物となっている。 2に比べ主人公作成の自由度が高く、名前や出身地なども自由に変更できる。初期能力値もすべてが最低値(攻撃値のみ2から)の状態から規定のポイントを振り分けて強化することになっている。 本編の分岐選択によって主人公の立場が変化するため、ストーリーもその都度異なる。マルチエンディング方式を採用しているが、基本的にバッドエンドは存在しない。なおライバルキャラクターとして登場するジャニス・クレアは、初登場時の能力は平凡そのもので見るべき点は無いに等しい。しかしプレイヤーが育てた主人公の能力をベースにして成長していく特性があり、最終的には各団体のエースクラスをも上回る能力を身に付ける。だが、なぜかエキシビジョンマッチ用のシステムデータではお互い全く別のタイプのパラメータ設定になっている。 試合のシステムなどはこれまでの作品と基本的に同じだが、勝利時、敗北時に選手のコメントが挿入され、専用の勝ちグラフィックが表示されるようになったほか、以前の作品では打撃技扱いだった技が打撃技とパワー技に分けられ、能力値に器用度が追加された。 後発のFM TOWNS版はCD-ROM媒体となり、特定のイベント時のみ声優によるボイスが再生される。 ブレード上原が社長兼選手をつとめるインディー団体太平洋女子プロレスに入団した主人公は、順調に成長してジョディ・ビートンを撃破、海外留学を行うまでに成長する。 帰国後、同じ団体の有望株である金森麗子を倒した主人公だが、その元に団体消滅の知らせが入る。 所属団体が消滅したことにより衝撃を受けた主人公は師匠であるブレード上原についていくか、新日本女子プロレスへ入団しなおすか、フリーとしてやっていくのか選択を迫られるのだった。 そしていつしか新日本女子プロレスのリングで戦うようになっていた主人公は、二度目の海外遠征に出る。遠征先で、かつての師匠である上原の新団体、極東女子プロレス旗揚げを知ったことで主人公は極東女子プロレスに参加すべきかを思い悩む。 その後帰国し、順調に成長を続ける主人公は、かつて海外遠征で知り合い、その後も交流のあったライバル、ジャニス・クレアとIWWF世界ヘビー級王者を賭けた最終決戦に挑むのだった。
ラインナップ
グレイト
レッスルエンジェルス
レッスルエンジェルス2 トップイベンター
レッスルエンジェルス3
レッスルエンジェルススペシャル もうひとりのトップイベンター
KSS
レッスルエンジェルスV1
レッスルエンジェルスV2
レッスルエンジェルスV3
家庭用機
スーパーレッスルエンジェルス(イマジニア、SFC)
レッスルエンジェルス ダブルインパクト(NECホームエレクトロニクス、PCE)
レッスルエンジェルス サバイバー (SUCCESS、PS2)
レッスルエンジェルス サバイバー2 (TRYFIRST、PS2)
作品解説
解答集
メインスタッフ
システム、シナリオ、キャラクターデザイン、グラフィック:松永直己
キャラクターデザイン、シナリオ:反事象桂林
キャラクターデザイン、グラフィック:斎藤なつき
プログラマー:Y.ABE
レッスルエンジェルス
対応機種PC-9800(MS-DOS)
FM-TOWNS
発売元GREAT
発売日1992年2月15日[PC-98]
レイティング全年齢対象
キャラクター名設定不可
エンディング数1
セーブファイル数6
画面サイズ640×400 16色
BGMフォーマットFM音源
キャラクターボイスなし
CGモードなし(おまけディスクのローダーあり)
音楽モードなし
回想モードなし
メッセージスキップなし
オートモードなし
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あらすじ
レッスルエンジェルス2
対応機種PC-9800(MS-DOS)
FM-TOWNS
発売元GREAT
発売日1992年12月24日[PC-98]
レイティング全年齢対象
キャラクター名設定不可
エンディング数1
セーブファイル数5
画面サイズ640×400 16色
BGMフォーマットFM音源
キャラクターボイスなし
CGモードなし(おまけディスクのローダーあり)
音楽モードなし
回想モードなし
メッセージスキップなし
オートモードなし
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あらすじ
STAGE1
STAGE2
STAGE3
STAGE4
STAGE5
STAGE6
レッスルエンジェルス3
対応機種PC-9800(MS-DOS)
FM-TOWNS
X68000[X68]
発売元GREAT
発売日1993年10月15日[PC-98]
レイティング全年齢対象
キャラクター名設定可
エンディング数1
セーブファイル数5
画面サイズ640×400 16色
BGMフォーマットFM音源
キャラクターボイスなし
CGモードなし(おまけディスクのローダーあり)
音楽モードなし(おまけディスク使用)
回想モードなし
メッセージスキップなし
オートモードなし
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レッスルエンジェルスSPECIAL
対応機種PC-9800(MS-DOS)
FM-TOWNS
X68000[X68]
発売元GREAT
発売日1994年2月10日[PC-98]
レイティング18歳以上
キャラクター名設定可
エンディング数3
セーブファイル数5
画面サイズ640×400 16色
BGMフォーマットFM音源
キャラクターボイスなし
CGモードあり
音楽モードなし(おまけディスク使用)
回想モードなし
メッセージスキップなし
オートモードなし
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あらすじ
TOWNS版キャスト
主人公(大高はるみ) - 嶋方淳子
ジャニス・クレア - 野田順子
ブレード上原 - 奥島和美
Size:59 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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