レジャー
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「レジャー」のその他の用法については「レジャー (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "レジャー" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年10月)
OECD各国における一日の時間配分(15-64歳人口)。
赤は有償労働、橙は無償労働、青はパーソナルケア、緑はレジャー。

レジャー(: leisure[† 1])は、「余暇」または「自由時間」のことで、最低限の生命の維持に必要な食事排泄睡眠など(パーソナルケア)や、家族の生活の維持に必要な仕事家事などを除いた時間を指す。使い方としては、趣味や消費活動などにあてられる場合は積極的レジャー、休息などにあてられる場合は消極的レジャーである。単にレジャーといえば日本では前者を指すことが多いが、日本以外では両者を含む場合が多い。

世界人権宣言では、「すべて人は、労働時間の合理的な制限及び定期的な有給休暇を含む休息及び余暇をもつ権利を有する (第24条)」と定められている。
英語の「Leisure」

言語学的にはラテン語のlic?re「許されていること」もしくは「自由であること」が、古代仏語のleisir、ノルマン仏語のleisourを経て14世紀中世英語に使用されている。

英語でのLeisureとは拘束活動以外(non-compulsory activities)の時間のこと。雇用経営、家事雑事、教育、食事、就寝などの拘束活動から解放されていること。生きていくために必須な活動以外のもの。これは自由時間とほぼ同義。leisureと拘束活動(compulsory activities)との境目は厳格ではなく、拘束活動(compulsory activities)であっても楽しみであったり、長期にみて利益となる場合もある。
レジャー概念の起こり(英国)

現代のleisure(レジャー)の概念、および leisure time(余暇時間)の概念は19世紀の産業革命に起こったと考えられる。機械が効率的に作業をおこなうようになり、一般的な労働者は一週間で20時間以上も短縮された。それにともない、仕事時間外に拘束的でない娯楽(non-compulsory diversions)、たとえばスポーツイベントや観劇などをおこなうようになった。
レジャーのタイプ

レジャーには積極的 (active) なレジャーと受動的 (passive) なレジャーがあるとされるが、程度の問題などで明確な区分は無い。積極なのか消極なのかはその習熟度や困難さよりは主観や社会的な見られ方によって変わる。映画や読書、あまり運動量が無いゲームは習熟度に差はあるが社会的には受動的レジャーに、テニスやゴルフ、アウトドアなどは習熟度に関係無く積極的レジャーとされている。
積極的レジャー(
アクティブレジャー
自ら望んでエネルギーを消費する。例としてウォーキングヨーガキックボクシングなど。アクティブレジャーはレクリエーションとかなりの部分で重なる。
受動的レジャー(パッシブレジャー)
消費したエネルギーを回復する。シンプルなのはのんびりすることや、なにもしないこと。例として、映画や読書、ギャンブルなど。
レジャーにおける資本主義と社会主義

資本主義社会ではアクティブレジャー活動は肯定的に捉えられる。アクティブレジャー活動の多くは時間と金を要する。このため、貧乏であってはおこなうことができないものも多い。資本主義社会では富を持った者はより大きなステータスと見られる。『なにもしない』というパッシブレジャータイプでもそれがバケーションという環境であれば時間と金を要するので、資本主義社会の観点からも肯定的に捉えられる。

一方、資本主義社会では、家にいて『なにもしない』人々はその所有している財産に関係なく『怠惰』であるとみなされる。富める人々がプールに寝そべって何もしないことでも、それが自宅であれば、やはり『怠惰』と見られる。ただし、活動のステータスレベル評価はこれとは別で、個人がどのくらいお金をかけられるかによって決まり、『自分の所有するプールで何もしない』ことはステータスが高く、『家でテレビをみていること』はそうではないと一般的には評価される。

『ワーカホリック』や『仕事中毒』とは、自由時間ではない他の活動で拘束されて働く人々のことで、余暇活動よりも仕事をすることを好む。これは往々にして企業での高いポジションを得るためには仕方のないことと思われることもある。しかし、仕事と家庭の両立ができないことには副作用があることが指摘されてからはなり過ぎないように意識する人々が増えている。

社会主義国では社会に貢献しない活動は否定的に見られていた。しかし、社会主義の形態もさまざまであり、ケントステート大学のマーカス・バーヒューによれば、余暇社会主義を信奉するアメリカ人も60年代から70年代にかけて存在していたという。豊かな世界に住んでいると信じ、つまり、もし誰もが小さなひとかけらに満足しているのなら、誰もが基本的なニーズは満たされている。誰もが基本的ニーズを満たしているなら、社会の中での多くの人は芸術、神秘主義、運動、さまざまな趣味などのレジャー活動にその自由な時間を使うことができる。
もうひとつの自由時間博物館の夜 en:Long Night of Museums 夕方の文化活動 (シュチェチン, ポーランド)

英語では余暇に相当する別の言い方として spare-time という表現もある。leisureはフランス由来。フランス由来のものはフランスから入ってきたノルマン人が持ち込んだ英国での支配階級用語、言い換えれば公的な用語として英国内に普及していったもの。これは日本語で言えば中国から取り入れた漢字音読み相当といえる。一方、spare-timeはそれ以前にブリテン島に住んでいた(その多くはケルト人ゲルマン系アングロ人サクソン人のようにノルマン人以前より大陸から移り住んでいた)人々のものであり、ノルマン時代には庶民となったそれらの人々の言葉といえる。日本語では和語もしくは訓読み相当といってもよい。leisureが余暇で、spare-timeを暇な時間と訳すと、本来意味はどちらも自由時間のことであるが、余暇は計画的に有意義に過ごしたいものであるのに対し、暇な時間というと、余暇の中でも、それでも余ってしまった何をしたらいいか迷ってしまうような時間というニュアンスをもつようになる。これは余暇という言葉が多くは公的な文脈で使われ、公的なものでは何かしら建設的創造的な文章として提示されることがほとんどであるからである。その中間に位置する日本語として、『休み』や『休み時間』がある。leisureの本来的な意味としては、日本語では『休み』や『休み時間』が同等のニュアンスをもつであろう。
日本でのレジャー

英語のleisureが余暇と訳されているため、第一義的には、この英語の定義は余暇の意味と同等である。余暇についての詳細は余暇を参照。

英国のleisureのきっかけが産業革命ならば、日本のレジャーにとってのそれは高度経済成長期である。産業振興の一方早くから国民の余暇活動育成への計画が練られていた。

そしてオイルショック後の昭和48年(1973年)、余暇開発センターによると『余暇時代における産業活動の社会的位置づけ』でのレジャー定義は「人間の多様な生活活動のうち自由裁量に裏づけられた活動のすべてをさす」というもので、生活基盤系生活活動(食べる、健康、着る、住む、働く)の半分弱、生活創造系生活活動(遊ぶ、学ぶ、知る、つきあう)の全て、仕事系生活活動(働く)の半分弱、財務系生活活動(納める、備える、貯める、借りる)の半分弱が自由裁量的な要素を持つ広義のレジャーであるとしている。

また、第4次国民生活審議会の答申「サービスに関する消費者保護について」では 6つのサービスのなかでレジャーサービスを筆頭にあげている。(他は運輸サービス、金融サービス、保険サービス、医療サービス、環境衛生サービス)

『人のいとなみを生活時間で分けると,生理的必要時間,労働時間,自由時間となる』とし、この自由時間での活動がレジャーに相当するものとして論を進めている。(第2部 業種別の消費者保護施策について 第1章 レジャーサービス) ここでのレジャーは英語でのleisureと同等の定義であるが、その前段で、より積極的な位置づけを提示し、第1部 サービス分野における消費者保護施策のあり方 第2章 各業種における重点課題と施策の方向で『レジャーそのものについて,それが労働時間等の残余に過ぎないという従来とかくみられた考え方を排し,人間生活の中で積極的な意義を有する自由時間であるという国民的認識を確立する必要がある。


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