レゴ
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レゴグループ
Lego Group
レゴブロックと1ユーロ硬貨
市場情報公開会社でない株式会社
本社所在地 デンマーク
ビルン
設立1932年
業種玩具
事業内容玩具の製造販売
代表者ヨアン・ヴィー・クヌッドストープ(会長)[1]
ニールス・B・クリスチャンセン(CEO)[2]
売上高 43.7 billion kr.[3] (2021)
営業利益 17.0 billion kr.[3] (2021)
純利益 13.3 billion kr.[3] (2021)
純資産 48.0 billion kr.[3]
従業員数 24,484[3] (2021)
主要株主Kirkbi A/S(75%)[4]
LEGO Foundation(25%)
関係する人物オーレ・キアク・クリスチャンセン(創業者)
外部リンクwww.lego.com
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レゴ(デンマーク語: LEGO)は、デンマークの玩具会社、およびプラスチック製の組み立てブロック玩具ブランド。通称「レゴブロック」。

1934年に「よく遊べ」を意味するデンマーク語「leg godt」から社名をLEGOとした。創業当初は木製玩具を製造していたが、1949年からプラスチック製玩具の製造を開始した。非上場企業であり、創業者一族のクリスチャンセン家が運営する持株会社Kirkbi A/Sと財団法人LEGO Foundationが、レゴ社の全株式を保有している[5]
製造

レゴブロックにおける一般的な基本色は、赤、黄、青、黒、白、灰色である。1990年代から徐々に他の色も多用されるようになり、現在では濃灰色や緑色、砂色、茶色、ワインレッド、ダークグリーン、パステルカラーなども多く見ることができ、透明のブロックもある。レゴ社は長年、戦車や軍用機を作るのに使用されて、レゴ社自らが戦争を推奨しているかのように見られてしまうのを恐れ、建物のベースである基礎板を除き、緑色のブロックを作らなかった[要出典]。しかし、さまざまな中間色のブロックや近世の銃器がセットに含まれている現在では、こうした懸念は過去のものとなっている。

レゴブロックのデザインはどれも単純明快で、使い方の説明を要する部品は少ない。子ども向け玩具であるため、説明書を読まなくてもそのブロックの機能が分かるようアフォーダンスデザインが取り入れられている。

レゴブロックには時代やシリーズを超越して共通する互換性という大きな特徴があり、たとえば10歳の子が1歳のころに遊んだデュプロをテクニックシリーズに混ぜて遊ぶということもできる。このように利用者の年齢に柔軟に対応できるため、レゴブロックは他の積み木や流行玩具のように、利用者が成長すると今までの玩具がゴミに変わるという無駄が起きない。経済的にも環境にも優しい玩具と言える。

レゴブロックは世界各地で製造されており、2003年現在、成形はデンマークとスイスの2つの工場のうちのひとつで行われている。ブロックの装飾と梱包をする工場は、デンマークスイスアメリカ合衆国大韓民国チェコにある。レゴブロックの平均生産量は、一年間におよそ200億個、一時間におよそ230万個である。

ブロック、車軸、ミニフィグなど、レゴシステムの全部品は、製造時に厳しい許容誤差を定められている。部品同士がバラバラにならないよう適度に結合し、分解も容易であるのにちょうどいい結合力を持たせるため、製造誤差の許容範囲が0.002ミリ以内、あるいは0.00008インチ以内とされている。

高い品質を維持するための技術として、金型の容量の小ささが挙げられる。玩具会社によっては、製造費を抑えるために同時に60個の部品を扱える金型を使うことがあるが、レゴの金型は一般的に容量がもっと小さく、精密に機械加工されていて、数万ドルの費用がかかる例も多い。この射出成形金型にはセンサーがついており、質を下げる原因となる圧力や温度の変動を検出できる(金型内部でABS樹脂にかけられる圧力は25?150トン、温度は摂氏232度にも及ぶ)。金型で成形された製品は人間が慎重に検査し、色や形に目立ったばらつきがないように確認する。使い古した金型は、他社の手に渡らないように建物の基礎に入れられる。成形処理は非常に精密なので、標準規格に適合しない数は、100万個中たった18個である。このような製造への気遣いにより、レゴ社は何十年にもわたって高い品質を維持し、この品質のこだわりのおかげで、30年前に製造された部品と現在の部品はしっかり結合させることが可能になっている。

一般的な玩具メーカーは新製品生産のために設備を更新するが、レゴはブロックの組み合わせを変えてパッケージを用意するだけで新製品を投入できるため、設備をほとんど変更することがなく、高い収益性につながっている[6]
歴史

一世紀もの歴史を持つレゴ社の製品は、洗練されたシステムを持つプラスチック製の上質な組み立てブロックだが、同社は創業当時は家具店であった。レゴ社の歴史は、デンマークの南デンマーク地域ビルンオーレ・キアク・クリスチャンセンが作った木工所から慎ましやかに始まった。家族経営の創造的なこの会社は、のちに世界中で人気の玩具会社へと成長することとなる。
始まり

1916年にビルンに開いた木工所で、オーレ・キアク・クリスチャンセンは地域の農家向けに家と家具を作って生活していた。助けは少数の見習い社員だけだった。1924年、2人の幼い息子が木の削り屑に火をつけたために木工所が火事で焼失したが、オーレ・キアクは災難にもめげず、木工所を大きくする機会だととらえてさらに仕事に励んだ。しかし、まもなく世界恐慌が生活に影を落とすようになった。制作費を切り詰める方法を探すうち、設計支援として製品の縮小模型を作り始めた。このときに作った梯子やアイロン台の模型が、のちに玩具を作るきっかけとなる。

オーレ・キアクは、引き回して遊ぶ木製玩具や豚の形の貯金箱、自動車トラックの玩具を作り始めた。ささやかな成功を手にしたオーレ・キアクであったが、当時多くの家庭は貧しくて玩具を買う余裕がなく、地域の農民たちの中には食物と引き換えに玩具を買う者さえいた。このような情勢の中では、収益を得るためには玩具だけでなく実用的な家具も作り続ける必要があった。1930年中ごろ、ヨーヨーの流行により一時的に仕事が活発になったが、流行はあっという間に過ぎ去ってしまった。ここでオーレ・キアクは再び不利を利点に変える。ヨーヨーの未使用部品を玩具のトラックに流用したのだ。このころ息子のゴッドフレッドが一緒に働き始める。

1934年、社名を、デンマーク語で「よく遊べ」を意味する「Leg Godt」からオーレ・キアクが考えた造語LEGOとした。LEGOにはラテン語で「組み立てる」の意味がある。プラスチックの使用が広がる時代の流れに合わせ、オーレ・キアクはプラスチック製の玩具を作り始めた。最初の組み立て式玩具のひとつは、部品を組み替えられるトラックだった。

1947年、オーレ・キアクとゴッドフレッドは、キッディクラフト(Kiddicraft)社が制作したプラスチック製結合ブロックの型見本を入手した。これは自動結合組み立てブロック(Kiddicraft Self-Locking Building Bricks)といって、イギリス人のハリー・フィッシャー・ページがデザインし特許を取得したものであった ⇒[1]1949年、レゴ社はこれに似たブロックを、自動結合ブロック(Automatic Binding Bricks)と名付けて発売した。このアセチルセルロース製のブロックは、積み上げて遊ぶ伝統的な木製ブロック(積み木)の精神で開発された相互に結合するプラスチック製ブロックである。ブロックの上部には数個の突起(スタッドまたはポッチという)が、底は長方形の空洞になっており、互いにくっつくが、外すことができないほどきつくはない。1953年、ブロックに新しい名前が与えられた。LEGO Mursten、すなわちLEGO Bricks(レゴブロック)である。しかし玩具にプラスチックを採用する試みは、当時の小売り業者や消費者には受け入れられず、売れ行き不振で返品の山となった。「プラスチック製玩具が木製玩具と置き換わることはない」という批判もあったが、オーレ・キアクは気を変えることなくやり通した。

1954年までにゴッドフレッドはレゴ社の常務取締役になっていた。


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