この項目では、ジャマイカの音楽について説明しています。別名については「レゲー」をご覧ください。
レゲエ
様式的起源リズム・アンド・ブルース、ジャズ、ブルース、ソウルミュージック、メント、カリプソ、スカ、ロックステディ、ナイヤビンギ、クミナ
レゲエ(Reggae 英語発音: [?r??e?])は、狭義においては1960年代後半ジャマイカで発祥し、1980年代前半まで流行したポピュラー音楽である[1]。広義においてはジャマイカで成立したポピュラー音楽全般のことをいう[1]。4分の4拍子の第2・第4拍目をカッティング奏法[注釈 1]で刻むギター、各小節の3拍目にアクセントが置かれるドラム、うねるようなベースラインを奏でるベースなどの音楽的特徴を持つ。
狭義のレゲエは直接的には同じくジャマイカのポピュラー音楽であるスカやロックステディから発展したが、ジャマイカのフォーク音楽であるメント[注釈 2]や、アメリカ合衆国のリズム・アンド・ブルース、トリニダード・トバゴ発祥のカリプソ、ラスタファリアンの音楽であるナイヤビンギ、コンゴ発祥のクミナ(英語版)や西アフリカ発祥のジョンカヌー(英語版)、さらにはマーチなど多様な音楽の影響を受け成立した[2][3][4]。ジャマイカキングストン
語源メイタルズのリーダー、トゥーツ・ヒバート(2006年、フランス)
「レゲエ(reggae)」と言う呼称の語源には諸説あるが、「ぼろ・ぼろ布、または口げんか・口論」という意味を表すジャマイカ英語のスラング、パトワ語で「レゲレゲ(rege-rege)」が転じたものという説[5]が有力である。
語源にはいくつかの異説がある。歌手のデリック・モーガンは以下のように述べている。
「僕達は「ロックステディ」という名前が気に入ってなかったから「ファット・マン」の新しいヴァージョンを作ることにした。オルガンを使って地を這うようなビートに作り直す事にしたんだ。