レギュラーSHOW?コリない2人?
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レギュラーSHOW?コリない2人?
Regular Show
ジャンル
ファンタジーアニメ
ギャグアニメ
サイエンスフィクションアニメ
アニメ
原作J・G・クインテル
監督J・G・クインテル
シリーズディレクターマイク・ロス
ジョン・インファンティーノ
キャラクターデザインベン・アダムス、J・G・クインテル
音楽マーク・マザーズボー
アニメーション制作カートゥーン ネットワーク・スタジオ
製作カートゥーン・ネットワーク
放送局 カートゥーン・ネットワーク
カートゥーン ネットワーク
放送期間 2010年9月6日 - 2017年1月16日
2013年9月23日 -
話数全261話
テンプレート - ノート

『レギュラーSHOW?コリない2人?』(レギュラーショー コリないふたり、Regular Show)は、アメリカ合衆国テレビアニメカートゥーン ネットワークオリジナルシリーズのひとつ。プライムタイム・エミー賞ノミネート作品。原作者は『キャンプ・ラズロ』や『フラップジャック』に参加したアニメーターおよび脚本家のJ・G・クインテル(英語版)[1]

アメリカ合衆国では現地のカートゥーン ネットワークで2010年9月6日から2017年1月16日まで放送された。
構想この番組の制作者にして、原語版のモーデカイの声を当てているJ.G.クィンテル。

レギュラーSHOWの大半は、J.G.クィンテルが人生(特に大学時代)を通じて経験してきたことが基になっている。この作品のキャラクターの大半は、クィンテルがカリフォルニア芸術大学在学時に製作した映画The Naive Man from Lolliland(2005年)と2 in the AM PM(2006年)が基になっている。いずれの作品も、帽子の中に入ったたくさんの言葉から一つを抜き出し、一週間以内にその単語から膨らませた映画を作る'48-hour films'というゲームの一環として作られたものである。

クィンテルの大学時代の同窓で同じくカートゥーン ネットワークに就職した者に Thurop Van Ormanとペンデルトン・ウォードがおり、Ormanとは en:The Marvelous Misadventures of Flapjack で、ウォードとは『アドベンチャー・タイム』でそれぞれ一緒だった。学業の傍ら、クィンテルは『キャンプ・ラズロ』の制作に携わり、『The Marvelous Misadventures of Flapjack』ではクリエイティブディレクターを務めた。その後、クィンテルはカートゥーン ネットワークから新しい放送枠の企画 Cartoonstitute に参加しないかと持ちかけられた。この放送枠では局の重役やフォーカステストの被験者の口出しなしに造られた短編映画を放送する予定だった[2][3]

クィンテルは自身の作品からキャラクターを抜き出して新しくつくりかえた上でパイロット版を制作した[3] 。クィンテルは口で説明するよりも実際に見せた方がよく理解してもらえると考え、パイロット版のストーリーボードを描いて発表したところ、クレイグ・マクラッケンとロブ・レンゼッティから気に入られた[4]。この番組のほかにSecret Mountain Fort Awesomeのスピンオフである『おっはよー!アンクル・グランパ』がのちにテレビシリーズとしてスタートしたが、Cartoonstitute 自体の企画が潰え、その放送枠は幻となった[5]。カルアーツ時代につくられたモーデカイについてクィンテルは「大学時代に皆さんは友達とただ一緒に時間を過ごしたり、バカなことをやらかしたりするけど、真剣に物事を考える時代でもあります」と語っている[6]。リグビーはクィンテルが描いたフラフープで遊ぶアライグマの落書きが基になっている。クィンテルはこのデザインを気に入り、モーデカイより無責任なキャラクター・リグビーに仕上げた[7]

番組制作をはじめるにあたり、クィンテルは若手のインディーズ・コミック作家の作風がこの番組に合うと考え、ふさわしい人物を探すべく、コンベンションや漫画家たちのブログをじっくり見て調べていき、その上で彼らを採用した。これらのブログやパネルはその漫画家の特色がよく表れているとクィンテルは話している[3]。また、彼はカルアーツで開かれている8時間に及ぶ学生たちのアニメーションを扱った映画祭にも何度か足を運んでいる[3]。この番組のスタイルはジョー・マレーの『ロッコーのモダンライフ』や『キャンプ・ラズロ』の制作を通じて得たものを自己流にアレンジしたとクィンテルは語っている[4]。また、『ザ・シンプソンズ』や『BEAVIS AND BUTT-HEAD』といったアメリカのアニメのほかにも、イギリスのテレビ番組や『ストリートファイター』シリーズや『シャドウラン』、『トージャム&アール』といったクィンテルが幼少時に遊んだゲームも本作に影響を与えている。クィンテルは、カルアーツ時代のルームメイトを通じてen:The League of Gentlemen、『ハイっ、こちらIT課!』、『リトル・ブリテン』、『The Office』、en:The Mighty Booshといったテレビ番組の存在を知ったことがきっかけでイギリスの番組に興味を抱き、特にThe Mighty BooshはレギュラーSHOWのユーモアに影響を与えたとクィンテルは話している。

番組制作にはストーリーボードと手描きアニメーションが用いられ、一話分作るのにおよそ9か月かかっており、番組制作時、スタッフはいかにしてわざとらしくないシチュエーション・コメディのような雰囲気を作り出すのかという方法を見つけ出すのに苦労した[4]

番組内のBGMはマーク・マザーズボーが作曲したオリジナル楽曲と、著作権の許諾がおりた楽曲がいくつか使われている。
日本での放送

日本ではカートゥーン ネットワークにて、2013年9月23日より「カートゥーン スペシャル」枠内で放送後、本放送を開始。公式ホームページでは「悪魔のジャン・ケン・ポン!!(原題:First Day)」を先行配信した[8]。2019年9月30日深夜をもってカートゥーン ネットワークでの放送は終了し、以降はブーメランで放送されていたが、2021年7月5日よりカートゥーン ネットワークでの放送が復活し、CN NITE(カートゥーンナイト)にて新エピソードが日本語字幕版で放送されている。
あらすじ

アオカケスのモーデカイとアライグマのリグビーの二人は親友であり共に二十歳を過ぎている。なんとか公園管理の仕事に就いたものの、彼らは働くことよりも遊ぶことかサボることばかり考えており、どうにかして仕事から逃げようとするのであった。そんな二人が予想もしないトラブルに見舞われたり、上司のベンソンに怒られたり、公園の仲間達と遊んだり等の日々を送る。
登場人物
公園の関係者

都市公園[注 1]の職員(公園管理人)たちで、普段は園内の清掃や売店業務などを行っている。
リグビー(Rigby)
声:ウィリアム・サルヤーズ/小森創介本作の主人公。モーデカイの親友であるアライグマ。モーデカイとは違い子供っぽい性格で、よくモーデカイの静止を無視して騒動を起こす。身体能力は低いが口が達者で、モーデカイやスキップに恋愛のアドバイスをする。普段は二足歩行だが、走る時は四足歩行になる。卵アレルギー。第229話と第230話で中退していた高校を卒業した。最終回でアンチキャンディを倒した後はモーデカイ共々公園管理人を引退。アイリーンと結婚し、家庭を持った。子供たちにコンピュータゲームの遊び方を教えており、働いているかどうかは不明。日本語吹替版の一人称は「俺」。
モーデカイ(Mordecai)
声:J・G・クインテル/落合弘治本作のもう一人の主人公。公園管理人を務めるアオカケス。良心的な性格で、非常識的な行動を取るリグビーを諫めることもあるが、結局はリグビーと一緒に怠けていることが多い。公園の事務所の一室で、リグビーと相部屋で暮らしている。普段から園内カートで移動しているが、しばしばリグビーと共におもちゃのように扱い、それが原因でトラブルになる。過去に美術大学に通っていた経験がある。マーガレットと交際していたが、シーズン4で彼女が大学進学を決意したため別れることになり、その影響で抑うつに陥った。その後、C.Jと交際を始めるが、C.Jとマーガレットが仲良くしている様子を見て緊張するなど、未練が残っているような素振りを見せる。最終回でアンチキャンディを倒した後はリグビー共々公園管理人を引退し、単身ニューヨークに移ってアート制作を始める。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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