レガシィ
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アウトバックについては「スバル・レガシィアウトバック」をご覧ください。

レガシィのその他の用法については「レガシー」をご覧ください。

スバル・レガシィ6代目 レガシィB4
販売期間1989年-
製造国 日本
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアステーションワゴン
駆動方式FF / 4WD
先代スバル・レオーネ
後継スバル・レヴォーグ(ツーリングワゴン)
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レガシィ(LEGACY)は、SUBARU(旧・富士重工業)が生産・販売するセダンである。日本国内においては販売が終了している。目次

1 概要

2 初代 BC/BF系(1989年-1993年)

2.1 年表

2.2 トピック


3 2代目 BD/BG系(1993年-1998年)

3.1 年表

3.2 トピック(2代目)


4 3代目 BE/BH系(1998年-2003年)

4.1 年表


5 4代目 BL/BP系(2003年-2009年)

5.1 年表


6 5代目 BM/BR系(2009年-2014年)

6.1 年表


7 6代目 BN/BS系(日本仕様・2014年 - 2020年、北米仕様・2014年 - 2019年)

7.1 年表


8 7代目 BW系(北米仕様・2019年 - )

9 生産工場

9.1 日本国内

9.2 日本国外


10 車名の由来

11 レース活動

12 脚注

12.1 注釈

12.2 出典


13 関連項目

14 外部リンク

概要

スバル・1000から始まる水平対向エンジンレオーネで実現された4WDセダンという、自社の特色として持っていたエンジン・駆動系を採用することで、販売増へとつながり、国内販売を回復させ、1980年代の倒産危機から当時の富士重工を救った車両である[1]アルシオーネSVXの販売終了以降はスバルの旗艦車種となった[2]

ツーリングワゴンをはじめ、アッパーミドルサルーン(当初はスポーツセダンとして展開)のB4、ステーションワゴンSUVアウトバックなど、いずれのバリエーションも日本国内外で高い人気を誇ったが、ツーリングワゴンモデルは2014年以降、インプレッサを基としたレヴォーグが後継車となっている。

2020年6月22日をもって、セダンモデル「B4」の日本国内向けの受注を終了した[3]。ワゴンのクロスオーバーモデルであるアウトバックは引き続き販売が継続される。
初代 BC/BF系(1989年-1993年)

スバル・レガシィ(初代)
BC2/BC3/BC4/BC5/BCA/BF3/
BF4/BF5/BF7/BFA/BFB型
RSタイプRA(前期型)
ツーリングワゴン(後期型)RS(1993年ラリー・ニュージーランド優勝車)
販売期間1989年 - 1993年
デザイン杉本清
乗車定員5人
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
4ドアセダン
エンジン1.8 L/2.0 L/2.0 Lターボ/2.2 L水平対向4気筒
駆動方式4WD/FF
変速機5速MT/4速AT
サスペンション前/後ストラット
全長4,545 mm
全幅1,690 mm
全高1,395 mm
ホイールベース2,580 mm
車両重量1,350 kg
姉妹車/OEMいすゞ・アスカCX(2代目)
※このモデルのみ
データモデルセダンGTタイプS2
先代スバル・レオーネ
-自動車のスペック表-
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当時の富士重工業は、好調なアメリカ向けの輸出への過度の依存による組織の硬直化が進み、1980年代末には専門誌や新聞等で公然と他社による買収や吸収合併、倒産の危機が報道されるほどの厳しい局面を迎えていた。

倒産危機からの打開を図るべく、開発主管制度の導入、開発部門の連携強化等、大規模な組織改革が断行され、開発コード「44B」として開発が進められたのが、初代モデル(型式BC/BF/BJ〔=日本国外向けロールーフワゴン〕)である。 開発プロジェクトの総括責任者は、中村孝雄(商品企画室 担当部長)。1966年発売のスバル・1000以来、改良を繰り返しながら長年使われてきたプラットフォームからようやく決別し、すべてを完全新設計で作り上げた。

新開発のボディは、くさび形をモチーフに、ブリスターフェンダーが与えられ、各ピラーを黒色処理とすることで、ガラスが連続する航空機キャノピーを連想させるもの。「アルシオーネ」で用いられたデザインテーマを継承した[2]。デザインワークにはジョルジェット・ジウジアーロが関与したとも言われているが、純然たる社内デザインによる作である。チーフデザイナーを務めた杉本清によればスケッチの段階までジウジアーロとコンタクトがあったものの最終的に社内でデザインが進められたと語っている[4]。特に4ドアセダンではデザイン上の特徴として、リヤサイドウィンドウとクォーターウィンドウの下端を段付処理、ツーリングワゴンではクォーターウィンドウとリアウィンドウの下端を段付処理している。なお、オーストラリア向けであるリバティはセダンのリヤのバンパー造形ならびにプレート位置が異なる。

1991年のマイナーチェンジでセダンの「段付」の修正が検討されたが、大幅なプレス部品およびガラス部品の変更が必要なため断念したと言われている。レオーネと比較して全長で約140 mm、全幅で約30 mm、ホイールベースで約110 mm大型化した(4ドアセダン比)。レオーネに引き続き用意されたツーリングワゴンには、ひとつの伝統として2段ルーフが採用され、最上級の「VZ」にはルーフレールが標準装備された(順次、装着車種拡大)。ただし輸出向けツーリングワゴンには、単に「ワゴン (WAGON)」と呼ばれ、2段ルーフを採用していないモデルもある。

エンジンは新開発の水冷水平対向4気筒エンジン「EJ」型を搭載。


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