レオミトレス
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レオミトレス(希:Ρεομ?θρη?、ラテン文字転記:Rheomithres、? - 紀元前333年)は、アケメネス朝ペルシアの将軍である。

紀元前334年マケドニア王アレクサンドロス3世小アジアに侵攻してきた時、レオミトレスは小アジアの他の将軍ならびに太守たちと共にグラニコス川の戦いでそれを迎え撃った[1]。しかしペルシア軍は敗北し、多くの指揮官が戦死する中レオミトレスは命からがら逃げ延びた[2]。その後彼はイッソスの戦い(紀元前333年)に参加し、戦死した[3][4][5]

またこの戦いではグラニコス川で共に戦ったペルシアの指揮官であったアルサメスが戦死している。また、レオミトレスにはプラサオルテスという子がおり、紀元前330年のペルシア門の戦いの後、プラサオルテスはアレクサンドロスによってペルシス太守に任じられた[6]
^ ディオドロス, XVII. 19
^ アッリアノス, I. 12
^ ibid, II. 11
^ クルティウス, III. 11. 12
^ ディオドロス, XVII. 34
^ アッリアノス, III. 18

参考文献

アッリアノスアレクサンドロス大王東征記』 大牟田章訳、岩波文庫(上下)、2001年

クルティウス・ルフス『アレクサンドロス大王伝』 谷栄一郎・上村健二訳、京都大学学術出版会<西洋古典叢書>、2003年

森谷公俊訳「ディオドロス・シクロス『歴史叢書』第17巻?『アレクサンドロス大王の歴史』訳および註(その一)」、2008年、『帝京史学』第24号所収[1]

ディオドロス『アレクサンドロス大王の歴史』 森谷公俊 訳註、河出書房新社、2023年。完訳版


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