レイルウェイ_運命の旅路
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レイルウェイ 運命の旅路
The Railway Man
監督ジョナサン・テプリツキー

脚本フランク・コットレル・ボイス
アンディ・パターソン
原作エリック・ローマクス
『泰緬鉄道 癒される時を求めて』
製作クリス・ブラウン
ビル・カービシュリー
アンディ・パターソン
出演者コリン・ファース
ニコール・キッドマン
真田広之
音楽デヴィッド・ハーシュフェルダー
撮影ギャリー・フィリップス
製作会社ライオンズゲート
配給 ライオンズゲート
ワインスタイン・カンパニー
KADOKAWA
公開 2013年12月26日
2014年1月10日
2014年4月19日[1]
上映時間116分
製作国 オーストラリア
イギリス
言語英語
製作費$18,000,000[2]
興行収入$22,320,893[2]
3500万円[3]
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『レイルウェイ 運命の旅路』(原題:The Railway Man)は、2013年制作のオーストラリアイギリスの映画

エリック・ローマクスの自叙伝『泰緬鉄道 癒される時を求めて』(The Railway Man)の映画化。第二次世界大戦中、タイビルマ間を往来する泰緬鉄道の建設に捕虜として従事させられたイギリス人将校と当時施設にいた日本人通訳永瀬隆の姿を描く「事実に基づく映画」である。
あらすじ

1980年、イギリスの退役軍人クラブで時刻表好きのエリック・ローマクスが皆に列車に乗った話をする。エリックは列車でたまたま旅行中のパトリシアに出会う。旅の知識に詳しいエリックは映画『逢びき』などの話でも盛り上がり、別れてから恋に気づき彼女を追いかける。食事を作るが鍋が焦げると心配なパトリックに米飯をメインとして出す。結婚後、エリックは「服を着ろ、ローマクス」という日本軍人の幻影に悩まされる。夫の混乱した行動を理解できないパトリシアは「君に関係のないことは干渉するな」といわれ、家で残忍な絵が描いてある本や軍服を見つける。債権回収に来た男を斬りつけようとする。軍友だったフィンレイは「戦争は痕跡を残す」というが、看護婦だったパトリシアは「あなた方の“沈黙の掟”など認めない」という。フィンレイは「彼の全人生は“鉄道”だ」といい、第二次世界大戦の話をする。

シンガポール1942年2月15日、エリックたちはパーシバル将軍が降伏・陥落を教えられる。日本軍捕虜で技術兵となり、残忍な扱いを受け、クワイ河の近くまで工事が進む。タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設を英国軍が中断していた理由をエリックは重労働だからで、アメリカの鉄道は中国人に、イギリスの鉄道は飢餓に苦しむアイルランド人が造った、極悪非道の労働をするのは奴隷の軍隊しかないとも説明する。抵抗のために保存していた真空管を頼りにラジオを作り、スターリングラード攻防など戦況が逆転したことを知る。ラジオが発見され、仲間が痛めつけられた時にエリックが名乗り出る。フィンレイも「あんな勇気を見たことがない」と感嘆し、「狂気だ」という。1週間後に憲兵がやってきて「死刑」を告げられ、その後2週間エリックは行方知れず。フィンレイは「あまりにも屈辱的なことは愛する人には語れない」というとパトリシアは「やってみるわ」と答える。フィンレイは帰国後に皆から「アンクル」と慕われているが、誰も直すことはできないという。永瀬の記事の載った新聞を見せてパトリシアの了解を取る。こうしてエリックは当時の現場にいた日本人通訳・永瀬が、今も生きていることを知る。永瀬は戦後もタイの「拷問の場」カンブリに留まっていたのだ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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