レイコルト
種類歩兵機動車
原開発国 韓国
運用史
配備期間2016年-現在
開発史
開発者起亜
製造業者起亜
諸元
重量5.7t
全長4.9m
全幅2.2m
全高2.0m
乗客数7名
主兵装
-使用可能な武装-
K12
M60機関銃
M240機関銃
Mk19 自動擲弾銃
K4
AT-1K
レイコルト (韓国語:??「ヒョンマ」、[1]漢字:現馬) または 起亜軽戦術車両(KLTV)[2] は、大韓民国の起亜自動車が製造している歩兵機動車である。2016年に量産を開始し、同年に大韓民国陸軍で運用が開始された。 もともとは韓国軍のために設計されており、韓国国防省の支援と資金提供を受けて開発された。既存の起亜KM420と起亜 KM450 起亜KLTVとして2015年にアラブ首長国連邦のアブ・ダビで行われたIDEXにて初めて展示された。その後幾度か防衛関連の展示会にて展示され、2016年には韓国国防省から公式に生産が開始されたことが発表された。基本形となるK151(装甲輸送車型)やK152(装甲兵員輸送車型)を始め様々な派生型が開発されている。 全車両共通の事項として極力軽量化が図らせており、ホイールベースもが長めにとられているものも存在する。基本形となる4ドア型は1人の運転手の他に3名の乗員を載せることができ、その中にはシングルキャブ型も含まれている。シングルキャブ型とセカンドキャブ型は両者ともモジュラー構造を取り入れている。 防弾性能としては防弾ガラス、防弾構造の複合パネルを車体とドアに用いており、床面は地雷の爆発に耐えるように設計されている。 また屋根上にはM2ブローニング重機関銃をはじめとした各種武装を取り付けたRWSと銃手を保護するための防弾板を取り付けることができる。RWSには7.62mm機関銃か12.7mm重機関銃、40mm自動擲弾銃や対戦車ミサイルを選択し取り付けることができる。これらの武装、通信用のラジオやコンピューター、各種電子機器、特殊な装備用に10kWの発電機を搭載している。 性能類似車両との比較軽装甲機動車VBLエノクコブラLMVイーグル
概要
開発
特徴
派生型
装甲車型(通常車体)
KLTV141歩兵機動車 - 公式にはK151と呼ばれている。
KLTV181装甲兵員輸送車 - 公式にはK152と呼ばれている。
KLTV182装甲偵察車 - 公式にはK153と呼ばれている。
K153C - 機関銃や対戦車ミサイルを射手が手動で操作する。
K154 - 主に射弾観測用途に用いられている。
非装甲車型(通常車体)
KLTV280多用途車
KLTV223貨物車 - 公式ではK154Cとされている。
非装甲車型(ロングホイール)
KLTV243貨物車
K351 - 主に工兵部隊向け。車輌の修理等の任務に用いられる。
KLTV240シャーシトラック - 公式ではK351Cとされている。
化学偵察車
幌屋根車
運用国
韓国 - 2016年より運用[3]
マリ - 2017年より運用[4]
ナイジェリア - 2020年より18輌以上を運用[5]
フィリピン - フィリピン陸軍と海兵隊で運用
トルクメニスタン - 国境警備隊で19輌以上を運用[6]
チリ - 2022年12月より海兵隊で運用[7]
ポーランド - 400輌を発注。[8]
2019年のフィリピンで撮影されたKLTV
国家以外の運用者
ISIL ? ナイジェリア陸軍が運用していたものを2020年12月に鹵獲[9]
比較
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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