レア
Rhea
仮符号・別名別名 Saturn V
視直径10
分類土星の衛星
発見
発見年1672年12月23日
発見者ジョヴァンニ・カッシーニ
軌道要素と性質
軌道長半径 (a)527,040 km[1]
離心率 (e)0.0012583[1]
公転周期 (P)4.518212 日[1]
4日 12時間 25分 12秒
軌道傾斜角 (i)0.345°[1]
(土星赤道に対する)
近日点引数 (ω)241.619°[2]
昇交点黄経 (Ω)351.042°[2]
平均近点角 (M)179.781°[2]
土星の衛星
物理的性質
三軸径1532.4?×?1525.6?
×?1524.4 km[3]
平均直径1527.6 ± 2.0 km[3]
表面積7.340×106 km2[4]
体積1.870×109 km3[4]
質量(2.306518 ± 0.000353)×1021 kg[5]
平均密度1.236 ± 0.005 g/cm3[3]
表面重力0.26 m/s2
脱出速度0.64 km/s
自転周期4日 12時間 25分 12秒
(同期自転)
アルベド(反射能)0.949 ± 0.003[6]
(幾何アルベド)
赤道傾斜角0
表面温度
最低平均最高
53 K99 K
■Template (■ノート ■解説) ■Project
レア[7][8] (Saturn V Rhea) は、土星の第5衛星である。土星の衛星の中ではタイタンに次いで2番目に大きく、太陽系の衛星の中では9番目に大きい。詳細な観測によって天体の形状が静水圧平衡にあることが確認されている太陽系内天体の中では2番目に小さい (最も小さいのは準惑星のケレスである)[9]。
概要レアの表面。線とクレーターが見える。
ジョヴァンニ・カッシーニによって発見された土星の衛星の一つである。
密度は低く大半が氷でできており、核を構成する岩石は全体の1/3以下と見られている。表面は公転方向の先行半球と後行半球で様子が異なっており、先行半球はクレーターが多く明るい表面を持つ一方、後行半球は暗い表面を持ち、クレーターは少ない。また後行半球には網目状の線が見られ、これは形成直後の内部活動で生じたと考えられている。これらの性質はディオネに似ている。
レアには極めて薄いが、酸素を主成分とした大気が存在することがわかっている[10]。これは土星の荷電粒子が、氷を分解して発生させていると考えられている。