ルーツ_(テレビドラマ)
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ROOTS
?ルーツ?
ジャンル
テレビドラマ
原作アレックス・ヘイリー『ルーツ(英語版)』
脚本アーネスト・キノイ
ジェームズ・リー(英語版)
監督デヴィッド・グリーン(英語版)
ジョン・アーマン(英語版)
ギルバート・モーゼス(英語版)
マーヴィン・J・チョムスキー(英語版)
ジョーグ・スタンフォード・ブラウン(英語版)
ロイド・リチャーズ
出演者レヴァー・バートン
シシリー・タイソン
ルイス・ゴセット・ジュニア
チャック・コナーズ
ヴィック・モロー
ロイド・ブリッジス
製作
製作総指揮デヴィッド・L・ウォルパー(英語版)
プロデューサースタン・マーガリーズ
制作ワーナー・ブラザース・テレビジョン

放送
放送国・地域 アメリカ合衆国
放送期間1977年1月23日 - 30日
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『ルーツ』(Roots)はアレックス・ヘイリー原作の小説『ルーツ』(原題:Roots: The Saga of an American Family)を基にした1977年制作のアメリカ合衆国テレビドラマ(ミニシリーズ)である。2016年はリメイク版ルーツ(英語版)が製作、日本ではヒストリーチャンネルで放送された。
概要

アメリカという国家の歴史上、最も暗い側面のひとつである黒人奴隷の問題を真っ正面から描き、社会現象と言えるような大反響を巻き起こした。ドラマが放送されると、中には部屋の電話線を抜いて着信を絶ちドラマに見入る者も現れ、キジー(Kizzy)などアフリカの名前が人気になるなど、人種・民族を問わず好評を博した。

西アフリカのガンビアで生まれた黒人少年クンタ・キンテ(英語版)を始祖とする、親子三代の黒人奴隷の物語を描いている。続編の『ルーツ2』では、その後(南北戦争で奴隷制が廃止されて以降)の一族の物語が描かれ、最後には原作者アレックス・ヘイリー(演:ジェームズ・アール・ジョーンズ)も登場する。

作品自体高い評価を受けてプライムタイム・エミー賞 作品賞 (ミニシリーズ部門)を受賞した。

アメリカではABCが1977年1月23日?30日に8日連続で放送、平均視聴率44.9%(エーシーニールセン調べ、全米視聴率)を記録した[1]。日本ではテレビ朝日が1977年10月2日から8日連続で放送、平均視聴率23.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した[2]。また瀬戸内海放送(KSB)では36.8%とネット局の中で最も高い視聴率をマークした[3]。その半年後の1978年4月9日から4月16日まで、「スペシャルイベント あの感動をもう一度」と銘打って同局で再放送された。2015年には、BS-TBS『火曜デラックス』の枠において、4月7日から4月28日まで4回シリーズで放送された(後に2016年1月24日から2月14日まで同局にて再放送を実施した)。

主人公のクンタ・キンテを演じたレヴァー・バートンは無名の大学生だったが、この一作で人気と知名度を獲得した。クンタ・キンテの母親役にシシリー・タイソンマイルス・デイヴィスの元妻)、ルイス・ゴセット・ジュニアチャック・コナーズヴィック・モローロイド・ブリッジスなど、多くの有名俳優が出演した。アメリカンフットボールのスター選手だったO・J・シンプソンもアフリカの戦士役で出演している。クインシー・ジョーンズによるテーマ音楽も有名である。

1974年頃からミニシリーズ(1回あたり2時間ほどという長尺ドラマを短期集中で放送する)という番組形態が流行し、1976年『リッチマン・プアマン』など、同様のドラマシリーズが制作されていたが、『ルーツ』の大ヒットにより、以後この種のミニシリーズが多数日本でも放送されるようになった。

日本でも「ルーツ」が流行語となり、自分のルーツ探しが流行った。ルーツという英語はこの時点で外来語として定着し、今日に到っている。日本語版がテレビ朝日で放送された際は、トヨタ自動車日産自動車のライバル会社が同時にスポンサーになっており、期待度と注目度がいかに高かったかがうかがえる。

反響の高さからテレビ朝日では特別番組を編成した。レヴァー・バートンをスペシャル・ゲストでスタジオに呼び寄せ、吹き替え声優の池田秀一と対面させるなど更なる視聴率アップ効果を図っていた。

アメリカのケーブルテレビ局のA&Eネットワーク・ライフタイム・ヒストリーの3社によって2016年にリメイク版が製作、放送された。クンタ・キンテを演じたレヴァー・バートンが共同制作責任者となっている[4]
日本での放送時間

(参考:「朝日新聞縮刷版」1977年10月2日 - 10月9日および1978年4月9日 - 4月16日各付けのラジオ・テレビ欄
初回放送

話放送日曜日放送時間
JST)備考視聴率[5]
11977年
10月2日日曜20:00 - 22:48[6]22.7%
210月3日月曜20:00 - 20:5423.1%
310月4日火曜20.0%
410月5日水曜[7]23.3%
510月6日木曜20.2%
610月7日金曜20.8%
710月8日土曜18.6%
810月9日日曜20:00 - 22:48[6]28.6%

再放送

話放送日曜日放送時間
(JST)備考視聴率
1
1978年
4月9日日曜21:00 - 22:52[8]11.3%
22:52 - 23:50
24月10日月曜23:10 - 23:50[9]6.6%
34月11日火曜[9]6.4%
44月12日水曜[9]7.7%
54月13日木曜[9]7.5%
64月14日金曜[9]7.6%
74月15日土曜23:00 - 23:507.4%
84月16日日曜21:00 - 22:56[8]13.1%
22:56 - 23:50

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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