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ルパン三世 (TV第2シリーズ) の登場人物(ルパンさんせい (テレビだい2シリーズ)のとうじょうじんぶつ)では、『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』で登場する人物を列挙する。
本項では、漫画家モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の第2シリーズで登場した様々な人物を列挙している。ただし、レギュラーの5人(ルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形警部)は対象外とする。
なお、本シリーズにおいて「五ェ門」は「五右ェ門」表記であるため(OPクレジット、第21・112・131話サブタイトル)、本項もそれに準拠する。また、本項目では、名前の判明している人物(一部例外を除く)のみを取り扱う。 舞台:ポルトガルのリスボン国際空港、豪華客船「サーロイン号」 舞台:ブラジルのリオデジャネイロ市 舞台:ドイツの西ベルリン、東ベルリン(放送当時)、地中海 舞台:スコットランドのネス湖、フランスのニース 舞台:スイスのマッターホルン、イタリア、フランスのニース
第1話「ルパン三世颯爽登場」
ミスターX
声 - 滝口順平犯罪組織「スコーピオン」のコミッショナー。『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』(以下、『TV第1シリーズ』)の第1話で登場し、ルパン暗殺に失敗した男。前作で焼死したかに見えたが、超人間(いわゆるサイボーグ)として甦り、小太りだった体格も筋肉質な巨体に変わっていて、超人的な怪力を身に付けている。ルパンを殺す事に常軌を逸した執念を抱いており、『TV第1シリーズ』第1話では50億ドル(1兆5千4百億円:第1シリーズ放映時では1ドル=308円)、今回のサーロイン号では1兆2千億円という大金を、いずれもルパンを殺す為だけに費やしている。また、『TV第1シリーズ』でルパンたちを追って「スコーピオン」の開催したレースに関わっていた銭形も、本作でミスターXはルパン一味抹殺計画の中の手駒の一つとして利用。ルパンの海外逃亡を許し左遷されていた彼の元にインターポールの船舶犯罪系取締課を語った辞令を送りつけ誘き寄せている。豪華客船「サーロイン号」にルパンの名を騙って招待状を送りつけ、ルパン達一行をおびき寄せるが、ルパンだけは正体にまでは気付かれ無くとも罠である事は見破られていた。サーロイン号にて、吊り天井、毒蛇、殺し屋、プールに鮫を放つ等、殺しの罠を次々と仕掛け悉く交わされるが、これはあくまでも余興で、その後はディナーショーで誘き寄せる形で正体を明かし、超人間としての自らの力で復讐を遂げようとする。しかし、ハンデとしてルパン達に与えた武器や車両の中にある車を用いたルパンと不二子によりスプリンクラーが作動。部屋が水浸しになり、ルパンがスポットライトを銃で撃ち落とした事により感電する形で敗北し、最後は奥歯に仕込んだ爆破装置で船を大破させ、ルパン達を亡き者にしようとするも失敗に終わった。『TV第1シリーズ』第1話の時点で五右ェ門はルパンやミスターXと無関係だったが、その後ルパン一味に加わった経緯で、本作ではミスターXの標的として狙われている。五右ェ門自身はルパンから犯罪組織「スコーピオン」の名前を聞いても何者か詳細を尋ねず当然の敵として対応していることで、『TV第1シリーズ』当時も既に「スコーピオン」やミスターXの存在は知っていたことが示されている。
第2話「リオの夕陽に咲く札束」
オリベラ・ネット
声 - 富田耕生リオ警察署の署長。飲酒運転で逮捕されたルパン達を刑務所に収監し、ルパン達を追ってきた銭形を出迎えて刑務所へ案内する。ルパン達が収容された刑務所を「世界で監視が最も厳しい」等と自慢しており、脱走を警戒している銭形をよそに呑気にシュラスコ料理を食べる等、やや悠長な面が目立つ。結果的に映写機の偽映像を利用したルパン達の奇策によって脱走を許してしまう事になり、彼等の本当の目的であったリオのマラカナン・サッカー場で行われるブラジルのチャンピオン・ヨントスとニューヨーク・マンモスの好カードとなるサッカー試合の売上金27億円を強奪される最悪な事態となってしまった。しかし、銭形の推測によってサッカー場と刑務所の中間地点に存在するルパン達が事故で激突させたコルコバードのキリスト像に盗まれた現金が隠されており、更にはそれの修理の為に大型ヘリで運び出そうとしている作業員達がルパン達の変装である事実が発覚。銭形と共に警官隊を率いてキリスト像の元へと向かい追い詰めるも、最終的には逃亡を許してしまう。ただし、キリスト像に積まれていた現金はコンテナごと地上へと落下し、ルパン達も作戦を失敗させている。
第3話「ヒトラーの遺産」
クロイツェン・ゲンハルト
声 - 永井一郎ヒトラーの元秘密補佐官であった老人。現在は東ドイツで雑貨店を営み、ひっそり暮らしていた。「ヒトラーの遺産」の隠蔽の指揮を執っていた過去があり、その在処を知る唯一の人物として世界中に指名手配されている身であったが、ベルリン陥落とヒトラーの死のショックによって、ヒトラーの遺産の隠し場所どころか敬愛していたヒトラー本人の事さえもすっかり忘れてしまっている。「ヒトラーの遺産」を知ったルパン一行によって拉致され、ベルリンの壁を越える形で西ドイツにまで連れ出されてしまうも、半ば耄碌しているゲンハルトには脅してもすかしても効果が無かった。その結果、ルパン達は撮影所を借り切って、「ヒトラー最期の日」を再現するというショック療法で、彼に財宝の在処を思い出させる事を画策。ヒトラーに扮したルパンの姿を目の当たりにした事で記憶を取り戻したゲンハルトは、地中海のロゴス島40海里に存在する事を叫ぶ。その後、指定された地中海の海里に沈められていたUボートの中から遺産の入ったトランクを探し当てたが、それはヒトラーの小学校時代の成績表や自画像だった。
第4話「ネッシーの唄が聞こえる」
Dr.オズ
声 - 梶哲也UMAであるネッシーの捕獲を目論んでいる悪徳研究家。かつては「ネス湖の怪物史」という書物に写真を載せられる程のネッシー愛好家の医学生で、30年前にネッシー探索を行っていた中、突如謎の失踪を遂げたとされている。現在、右足は義足となっている。元々はネッシーを愛していたが、ネッシーを神聖視するあまり生物に過ぎないという事実を理解していなかった結果、30年前にいざ対面したネッシーとネス湖で直接対面した際に襲われて右足を喪失。以降はネッシーを逆恨みする様になり、金儲けの道具として利用する事を考える様になった。とあるウイスキーの製造会社が出した「ネッシーを生け捕りにした者に100万ポンドを贈呈する」という懸賞(1972年に期限切れ)は逃してしまったが、その倍額の懸賞金を支払ってもらう取引を北海の資産家と行った結果、ネッシーを捕まえて北海に運び見世物にする形で復讐しようと目論み、ネッシーそっくりの巨大ロボット・メカネッシーを制作している。そんな中、どういう訳なのか、ネス湖に立ち寄った不二子の歌声に魅了される事を突き止めた結果、ネッシーを誘き寄せる為に不二子を捕獲。そこへ介入してきたルパンと次元の二人も捕らえ、不二子に歌わせて誘き出したネッシーを、メカネッシーの氷結剤で凍りつかせて捕獲に成功する。しかし、最後はルパン達によって取り付けられた不二子の歌声を録音したテープレコーダーにより目覚めて暴れ出したネッシーに襲われ、船ごと海に沈む形で死亡。海面には義足だけが浮かび上がった。
第5話「金塊の運び方教えます」
車椅子の男
声 - 大木民夫車椅子に乗った謎の男。サングラスを掛け髭を生やしている等、素顔の分からない風貌をしている。不二子と組んで、マッターホルンに滞在していたルパン達に接触し、スイスの某銀行から金塊を強奪する計画を提案。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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