ルバーブ
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この項目では、植物について説明しています。楽器については「ラバーブ」をご覧ください。
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リュバーブ

ルバーブ

分類

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots
:ナデシコ目 Caryophyllales
:タデ科 Polygonaceae
:ダイオウ属 Rheum
:R. rhabarbarum

学名
Rheum rhabarbatum L. (注)
和名
ショクヨウダイオウ
英名
rhubarb, garden rhubarb, pie plant

ルバーブ(生)100 gあたりの栄養価
エネルギー88 kJ (21 kcal)

炭水化物4.54 g
糖類1.1 g
食物繊維1.8 g

脂肪0.3 g

タンパク質0.8 g

ビタミン
チアミン (B1)(2%) 0.02 mg
リボフラビン (B2)(3%) 0.03 mg
ナイアシン (B3)(2%) 0.3 mg
パントテン酸 (B5)(2%) 0.085 mg
ビタミンB6(2%) 0.024 mg
葉酸 (B9)(2%) 7 μg
コリン(1%) 6.1 mg
ビタミンC(10%) 8 mg
ビタミンE(2%) 0.27 mg
ビタミンK(28%) 29.3 μg

ミネラル
ナトリウム(0%) 4 mg
カリウム(6%) 288 mg
カルシウム(9%) 86 mg
マグネシウム(3%) 12 mg
リン(2%) 14 mg
鉄分(2%) 0.22 mg
亜鉛(1%) 0.1 mg
マンガン(9%) 0.196 mg
USDAデータベース項目へのリンク


単位

μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム

IU = 国際単位

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

ルバーブ(: Rhubarb [?ru?b?rb])とは、タデ科ダイオウ属の中の食用とされている栽培品種である。学名は統一されていないが[1] Rheum rhabarbarum などが用いられる。和名はショクヨウダイオウ(食用大黄)[2][3]シベリア南部原産[3]多年草で太くて短い地下茎を持つ。根生する大きな有毒。緑白色の小花が集まり、円錐花序を作る。

地面から伸びる多肉質の葉柄を食用とする。生ではセロリのようなパリッとした食感と強い酸味がある。一般的な調理法は果物に近く[4]、甘味をつけてパイクランブルなどのデザートに用いることが多い。

ルバーブにはエモジンレイン、さらに、例えばレインの配糖体であるグルコレインのような複数種のアントラキノン誘導体(英語版)が含まれており、これらが瀉下作用(機械的作用、刺激性作用の両者とも)を現すため、便秘の際に下剤として有用である[5]
名称と学名

英名の "rhubarb"(ルバーブ)は野菜として栽培される種だけではなくダイオウ属の総称としても用いられる。特に食用種を指して "garden rhubarb"(ガーデン・ルバーブ)、"pie plant"(パイ・プラント)と呼ぶ[6][7]フランス語名は Rhubarbe(リュバーブ)、イタリア語名では Rabarbaro(ラバルバロ)という[8]

食用栽培種としてのルバーブの歴史は18世紀頃に英国で始まった[9]。遺伝的な起源は明らかになっていないが、交雑によって得られたと信じられている。原種の1つと考えられるR. rhaponticum L. はダイオウ属として唯一のヨーロッパ固有種であり、17世紀から栽培が始められた[10][11]シベリアもしくはモンゴル原産の R. rhabarbarum L. [9] はその後に西欧へ導入されたと考えられる[11]。他の原種候補には中国原産の R. palmatum などが挙げられる[9][10][12]

食用種の学名について統一された見解はない[1]。1988年にデール・マーシャルが編纂したダイオウ属に関する文献目録では、食用ルバーブは一般に R. rhaponticum L. とみなされているが別種であり、正しくは R. rhabarbarum L. だとされた[13]。同様の見解を取っている Flora of North America(英語版) によれば、北米ではこの誤用が浸透していると見られる[14]。同文献によれば、R. rhabarbarum は 2n = 44 の4倍体、R. rhaponticum は 2n = 22 の2倍体であるが、過去には学名の誤用に基づいて異なる報告がなされたことがある。その他に食用種 (garden rhubarb) の学名として R. rhabarbarum を採用している例にはITIS [6]Encyclopedia of Life[15]、『園芸植物大事典』(小学館、1989年)[16] などがある。

日本で刊行されてきた園芸事典の多くは食用種の学名を R. rhaponticum としてきた。例としては『原色日本薬用植物図鑑』(保育社、1964年)[17]、『野菜園芸大事典』(養賢堂、1977年)[18]、『最新園芸大辞典』(誠文堂新光社、1983年)[19]、『世界有用植物事典』(平凡社、1989年)[20] がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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