ルノー
チーム本拠地 フランス・ヴィリー=シャティヨン(エンジン部門)
イギリス
( イングランド)
エンストン
ルノー[注 2]
(エンジンサプライヤーとしての記録)参戦年度1977 - 1986, 1989 - 1997, 2001 -
F1デビュー戦1977年イギリスGP(英語版)
初勝利1979年フランスGP
出走回数682 (679スタート)
搭載チームルノー、ロータス、リジェ、ティレル、ウィリアムズ、ベネトン、レッドブル、ロータス(ケータハム)、ロータス(2012 - 2014)、トロ・ロッソ、マクラーレン、アルピーヌ
コンストラクターズ
タイトル12 (1992, 1993, 1994, 1995, 1996, 1997, 2005, 2006, 2010, 2011, 2012, 2013)
ドライバーズ
タイトル11 (1992, 1993, 1995, 1996, 1997, 2005, 2006, 2010, 2011, 2012, 2013)
優勝回数169
表彰台(3位以内)回数461
通算獲得ポイント7901.5
ポールポジション213
ファステストラップ176
(記録は2021年アブダビGP終了時)
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ルノー・スポール・レーシング(Renault Sport Racing Limited)は、フランスの自動車メーカー「ルノー」が母体の、かつて存在したF1コンストラクター。
2021年シーズンからは系列メーカーである「アルピーヌ」F1チームにリニューアルし、ルノーの名はエンジンサプライヤーとして銘を残している。
本項ではレーシングチームとしての活動のほか、ルノーおよびその子会社のルノー・スポールによるエンジン供給のかたちでのF1参戦についても扱う。 フランスに本社を置くヨーロッパ最大(1977年当時)の自動車製造会社であるルノーのF1チームとして、1977年に参戦を開始した。シャシー・エンジンを自製するフルコンストラクターとしては通算35勝を記録しており、2005年と2006年にはコンストラクターズ(製造者)、ドライバーズ(フェルナンド・アロンソ)のダブルタイトルを連覇している。 エンジンサプライヤーとしても輝かしい戦績を残しており、F1で使用されるエンジン銘柄としては通算168勝(2015年終了時点、詳細は別項参照)を獲得している。これはフェラーリの225勝、フォード・コスワースの176勝に次ぐ、史上3位の記録となっている。 活動組織の法人名は時期により以下の通り変遷している。 1970年代、スポーツカーレースにおいてターボチャージャーエンジンを導入して成功を収め、ルノーのエンジニアたちは1976年6月のル・マン終了後からF1参戦に向けた開発を本格的に始めた。この時点で、ベルナール・デュドはル・マンの開発プロジェクトをメインの仕事としており、その責任者でもあったことからF1参戦の準備には片手間で関わる形となった。最初の2年ほどは開発費も乏しく、F1エンジン専任のスタッフはジャン=ピエール・ブーディのほか2、3名ほどしかおらず、彼らF1を担当していた開発チームはターボチャージャーについて学ぶことが主な活動内容となっていた。 当時のルノーのモータースポーツ活動は、アルピーヌによるラリー活動が主だったが、サーキットレースへの進出はエルフの重役であるフランソワ・ギテール(Francois Guiter)からも強く支持され、エルフから潤沢な資金提供を受けた。 1977年よりエキープ・ルノー・エルフとしてF1に参戦。3リッター自然吸気のフォード・コスワース・DFVエンジンが大勢を占める当時のF1界に、グランプリ史上初の1.5リッターV6ターボエンジンを搭載した車体で「フルコンストラクター」(車体もエンジンも自社で製作するチーム)として参入した。タイヤはミシュラン(F1初のラジアルタイヤを投入)、燃料はエルフ、ドライバーは開発兼務のジャン=ピエール・ジャブイーユ、ゼネラルマネージャーにジェラール・ラルースというオールフレンチ体制だった。
概要
1970年代から1990年代にかけては、ルノーのモータースポーツ部門であるルノー・スポール(Renault Sport)による活動。
2002年から2010年は、ルノーF1チームの法人名で活動。
2011年から2020年まで、新組織として発足したルノー・スポールF1による活動。
歴史
1977年 - 1985年 エキープ・ルノー
ターボの先駆者ルノー初のF1マシン、RS01。