ルノー・30
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ルノー・30
30TS
同リアビュー
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ5ドア ハッチバック
駆動方式FF
パワートレイン
エンジンV型6気筒 ガソリン
2,664cc 131馬力
変速機4・5速MT/ 3速AT
前前:独立
ダブルウィッシュボーン+コイル
後:独立
トレーリングアーム+コイル
後前:独立
ダブルウィッシュボーン+コイル
後:独立
トレーリングアーム+コイル
車両寸法
ホイールベース2,671mm
全長4,520mm
全幅1,732mm
全高1,431mm
車両重量1,320kg (1975年30TS)
系譜
後継ルノー・25
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ルノー・30(Renault 30,R30)は、フランスの自動車製造会社であるルノー1975年から1983年まで生産した乗用車フランス語では「30」を「トラント」(: trente)と読む。
概要

前輪駆動の大型ハッチバック車で、戦後大衆車に専念していた同社がプジョーボルボと共同開発・生産するPRVエンジン[1]を用いて、久しく遠ざかっていた大型車市場に再挑戦する意図で開発された。16で成功した5ドアハッチバックスタイルを最上級車に採用したことが特筆される。

30デビューから8か月後、直列4気筒モデルが20として追加された。エンジンとヘッドライト(30は丸型4灯、20は矩形2灯)以外は基本的に両者は同じモデルである。20と30は9年間で合計622,000台あまりが生産された。
モデルの変遷

1975年3月 - 30TS発表。2,664ccV6エンジン搭載、4速MTまたは3速ATが選べた。パワーステアリング・前席パワーウインドウ、セントラルドアロックを標準装備。

11月 - 4気筒モデルをR20として追加。


1977年 - 1978年モデルから最高出力が125馬力に引き下げられ、インストルメントパネル周辺を意匠変更。ミシュランTRXタイヤが専用ホイールとセットでオプションとなった。

1978年 - 1979年モデルでは全車種にリアフォグランプ、後席シートベルトが追加され、R30TSの出力は128馬力となる。

10月 - R30にTX追加。エンジンはボッシュKジェトロニック燃料噴射装置で141馬力に強化され、5速MTまたは3速ATが選択できた。アルミホイール、全ドアパワーウインドウ、電動サンルーフ、4席ヘッドレストベロア貼り内装を持つトップモデル。


1979年 - 1980年モデルで内装が一新され、スペシャリティーカーフエゴに似た意匠となった。

1980年 - 1981年モデルでは30TSが中止され、TXに絞られる。TXのバンパーのデザインが新しくなる。

1982年 - R20のディーゼルエンジンターボ化して85馬力に強化したR30ターボDを追加。

1983年 - R20とともにR25に統合され、生産中止。

日本への輸入

後継のルノー・25JAXトレーディングの手によって相当数が輸入されたことからも、日本市場でもR20/R30はある程度のポテンシャルがあったと思われるが、1977年からR5の輸入を再開していたキャピタル企業は、R30に対米輸出仕様がなかったこともあり、正式輸入を行なわなかった。1980年代に輸入代理店が日英自動車に交代して以降は、少数輸入枠を用いて若干数の30TXが導入された。
脚注^ 同じエンジンでプジョーは604、ボルボは264を生産した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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