ルノー・25
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ルノー・25
フェーズ I
フェーズ II
販売期間1983年 - 1992年
乗車定員5名[1]
ボディタイプ5ドアハッチバック/リムジン
駆動方式FF
変速機5速MT[2]/3速AT[3]
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
後 マクファーソンストラット[4]
全長4,640mm[5]
全幅1,770mm[6]
全高1,400mm[7]
ホイールベース2,725mm[8]
車両重量1,290kg[9]
先代ルノー・20および30
後継ルノー・サフラン
-自動車のスペック表-
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ルノー 25(Renault 25 、ヴァンサンク)は、フランスの自動車会社ルノーが製造したハッチバック型の乗用車である。
目次

1 概要

2 エンジン

3 ボディ

4 日本への輸入

5 関連モデル

6 脚注

7 関連事項

8 外部リンク

9 参考文献

概要

1983年11月[10]にルノーの最高級車20、および30の後継型として発売された。シートを本革であつらえ、専用スーツケースを備えた高級バージョンの「バカラ」(Baccara )[11]も用意されるなど、名実ともにフランスの最高級車であった。空気抵抗はCd値0.28と極めて低い[12]。加えてこの数値は、当時最新の凹凸を極限まで抑えたフラッシュサーフェイスボディの成果で、アウディ・100を凌ぐ[13]

後席スペース拡大のためホイールベースを227mm延長したリムジン(Limousine )も生産され、標準車と同様の後席の他、2人がけ電動リクライニングシートの設定があった。これらは当時のフランス大統領専用車(フランソワ・ミッテラン大統領時代)や駐日フランス特命全権大使公用車としても採用された。

1988年に外装を中心に大規模な変更を受けてフェーズIIとなったが1992年に生産を終了、後継モデルのサフランに引き継がれた。

エンジン


フェーズI J7T型フェーズII J7R型

駆動方式は縦置きFFのみで、前からエンジン、デフトランスミッションと並び、エンジンがフロントオーバーハングにかかるレイアウトを採る。

フェーズIでは、ルノー、プジョー、ボルボが共同開発したPRVエンジンのZ7V型V型6気筒SOHCボアφ88.0×ストローク73.0mmで2,664cc、インジェクション[14][15]で144PS/5,500rpm、22.4kgm/3,00rpm[16]を筆頭に、直列4気筒J7T型2,165cc123PS[17]とJ6R型1,995cc103PS[18]ガソリンエンジンと、J8S型4気筒2,068cc64PS[19]自然吸気ターボ付きのディーゼルエンジンがラインナップされ、1985年アルピーヌ GTA V6ターボ用とほぼ共通のV型6気筒・2.5L(Z7U型2,458cc)ガソリンターボが追加された。

V型6気筒モデルで1985年のデータでは最高速201km/h、0-100km/h10秒[20]、1986年のデータでは最高速196km/h、0-100km/h11.3秒[21]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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