この項目では、物語について説明しています。歌については「赤鼻のトナカイ」をご覧ください。
ルドルフ 赤鼻のトナカイ(ルドルフ あかはなのトナカイ、原題: Rudolph the Red-Nosed Reindeer)は、ロバート・L・メイによる童話、およびそれを原作とした人形アニメ。
原作)が娘のために書いた詩を元に、1939年にシカゴの通信販売会社モンゴメリー・ウォード
その年のクリスマスの夜は霧で視界が悪かった。街の明かりを頼りにいつものようにプレゼントを配っていたサンタだが、夜もふけるとやがて街の明かりも消えてしまう。暗闇の中、迷子になり、子どもたちの部屋に入っても滑って転び、このままでは夜明けまでに間に合いそうない。
憂鬱な気持ちのまま、トナカイの子の部屋に入ると何故かほんのりと明るい。その明かりは部屋の主のトナカイの子の鼻から発せられていた。憂鬱だった心が幸福に染まり、サンタはそのトナカイの子を起こし協力をお願いする。
トナカイの子「ルドルフ」は赤くて大きくて光るその鼻をいつもトナカイ仲間の子たちにバカにされていたというのにまさかサンタにお願いされるとはと喜んで引き受け、サンタのトナカイのリーダーとしてソリを引く事となる。
ルドルフの鼻を明かりにするという目論見は上手くいき、夜明け前にプレゼントを無事配り終える。ルドルフの故郷ではルドルフが家族に当てて残した置手紙で事情を知った住人達がルドルフの帰りを待っていた。皆が待つ中、帰還したルドルフをサンタが褒めたたえるとルドルフの全身は真っ赤に染まり、街の住人はルドルフを英雄として讃える。
その後も視界の悪い夜にはルドルフが活躍をすることとなった。 1948年、この物語を元にクリスマスソングが作られた。詳細は「赤鼻のトナカイ」を参照
楽曲
人形劇アニメ
テレビ詳細は「:en:Rudolph the Red-Nosed Reindeer (TV special)」を参照
日本人スタッフが複数参加している。撮影も日本のMOMプロダクション
(人形アニメ作家の持永只仁が設立)で行われた。日本では、1967年12月24日にNHKで『赤鼻のトナカイ』として放送された[2]。現在は『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』として、NHK[3]のほか、カートゥーン ネットワークでも放送されている。
DVDはアメリカで毎年100万枚以上が売れ、総売上は1200万枚以上に達する[4]。日本では、2004年に放送開始40年を記念してDVDが発売された。 役名原語版声優日本語吹替
声の出演
NHK旧版DVD版NHK新版
雪だるまのサムバール・アイヴス小山田宗徳上田敏也西村知道
ルドルフビリー・メイ・リチャーズ田上和枝折笠愛くまいもとこ
ハーミーポール・ソールズ八代駿津久井教生高坂宙
ユーコン・コーネリアスラリー・マン広瀬正志木村雅史
サンタクローススタン・フランシス小林修北川勝博中村浩太郎
クラリスジャニス・オレンシュタイン松尾佳子松井菜桜子南波ゆき
ドナー(ルドルフの父)ポール・クリグマン愛川欽也越後屋コースケ
ミセス・ドナー(ルドルフの母)ペグ・ディクソン花形恵子桜岡あつこ
雪男ラリー・マン原語流用
コメットポール・クリグマン左座翔丸
ファイヤーボールアルフィー・スコップ寺井大樹
妖精の親方カール・バナス辻親八
クラリスのパパバーナード・コーワン烏田裕志
トナカイの女の子久遠エリサ
佐野愛
寺西はる
NHK旧版:初放送1967年12月24日。
NHK新版:初放送2022年12月24日。
スタッフ
原作:ロバート・メイ
製作プロデューサー:アーサー・ランキン・Jr、ジルース・バス
監督:長島喜三、ラリー・レーマ
脚本:ロメオ・ミューラー
音楽:マウリー・ローズ
アニメーション制作:持永只仁・MOMプロ
人形制作:小室一郎
映画詳細は「:en:Rudolph's Shiny New Year」を参照