座標: .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯26度6分18秒 東経127度32分0秒 / 北緯26.10500度 東経127.53333度 / 26.10500; 127.53333
ルカン礁、2008年撮影。ルカン礁(ルカンしょう)は、沖縄本島南部の西方に位置するサンゴ礁である[1]。 沖縄県糸満市に属し[2]、同市の最西端に位置する[3]。糸満市の西約13キロメートルの東シナ海にあり、北西 - 南東方向に伸びる楕円形で、長軸約1.8キロメートル、短軸約1.2キロメートルのサンゴ礁である[4]。干潮時において、中心部の窪んだ礁池(イノー)以外は海面に現れる[4]。ルカン礁を「環礁」と紹介している文献があるが[1]、大陸棚上に形成され、また浅い礁池であることから「台礁」に含まれる[5]。 地形図や海図には「ルカン礁」と記されており、「ルカズニ」や単に「ルカ」とも呼ばれる[4]。『ペリー艦隊日本遠征記』所蔵の地図に「Hall's Reef」、1886年(明治19年)の『寰瀛水路誌』に「魯嘉(ろか)島」と表記されている[4]。 古くから、大潮の干潮時に地元住民が潮干狩りを行っている[1]。周辺は糸満漁民に利用されてきた豊かな漁場で、ハマフエフキやイカの住処があるといわれた[6]。シュノーケリングやダイビングなどのマリンツアーも催される[2]。北端部に灯台が設置されている[2]。
地理
歴史
出典^ a b c 「ルカン礁」、角川日本地名大辞典編纂委員会編(1983年)、p.731
^ a b c 「ルカン礁」、公益財団法人日本離島センター編(2019年)、p.1552
^ 糸満市役所編(2011年)、p.50
^ a b c d 「ルカン礁」、平凡社地方資料センター編(2002年)、p.205下段
^ 「ルカ礁」、目崎(1988年)、p.59
^ 糸満市史編集委員会編(1991年)、p.79
参考文献
糸満市史編集委員会編 『民俗資料』 糸満市役所〈糸満市史 資料編12〉、1991年。
糸満市役所編 『糸満市市勢要覧 2011』 糸満市役所、2011年。
角川日本地名大辞典編纂委員会編 『角川日本地名大辞典 47.沖縄県』 角川書店、1991年。ISBN 4-04-001470-7
公益財団法人日本離島センター編 『新版 日本の島ガイド SHIMADAS(シマダス)』 公益財団法人日本離島センター、2019年。ISBN 978-4-931230-38-5
平凡社地方資料センター編 『日本歴史地名大系第四八巻 沖縄県の地名』 平凡社、2002年。ISBN 4-582-49048-4
目崎茂和 『南島の地形 - 沖縄の風景を読む -』 沖縄出版、1988年。ISBN 4-900668-09-5
関連項目
暗礁
低潮高地
中ノ須 - 伊江島南方沖に位置するサンゴ礁。
外部リンク
ルカン礁灯台 - 沖縄の海の道しるべ(第十一管区海上保安本部)