ルイード(RUIDO)は、東京都内を中心に展開したライブハウスのチェーン店。 1972年4月18日小澤音楽事務所の社長(当時)・小澤惇が、事務所に属するアーティストに歌う場所を提供する目的で新宿駅から徒歩1分、駅前に建つ雑居ビルの4階に「新宿ルイード」として開業した。当初はカフェやモーニング、ランチなどのサービスを展開。新宿という土地柄も手伝ってフォークアーティストが頻繁に出演していた。 80年代になるとロックスピリッツ溢れるアーティストが出演するようになる。やがてルイードは新人の登竜門として位置付けられ、ホールクラスへのステップアップにはこのルイードの反響が基準となった。 1987年1月ビル契約終了により「新宿ルイード」閉店。 1988年、アーティストグッズの企画、製造、販売及びファンクラブ管理運営会社として「(株)ティミュニーズ」設立。※以降の出典[1][2] 1989年12月、原宿竹下通りに「原宿ルイード」オープン。ホコ天、イカ天の追い風を受けバンドブームの象徴として音楽シーンを牽引。 1994年8月社名を「(株)ティミュニーズ」から「(株)アズミックス」に改称。 2003年11月、渋谷駅前に「渋谷ルイード K2」、2005年12月、中野区江古田に「江古田 KEI-3」、新宿歌舞伎町に「新宿ルイード K4」オープン。 2007年3月、「原宿ルイード」がビル契約終了により閉店。 2007年8月、大阪心斎橋に「心斎橋ルイード」をオープン、2008年8月南船場に「大阪ルイード」として移転リニューアル[3]。 2009年9月、池袋西口に「池袋ルイード K3」を移転オープン。WルイードWはその後もライブハウスとして確固たる地位を築きながら、多数のアーティストを輩出している。 2011年10月、渋谷道玄坂に「渋谷REX」をオープン。 2013年7月、新宿ルイードK4の隣に「新宿レッドノーズ」をオープン、アルティメットレコーズ合同会社に運営委託。 2014年9月、西新宿に「新宿ReNY」をオープン[4]。 2016年12月、青山一丁目に「青山RizM」をオープン。 2017年5月、名古屋栄に「名古屋ReNY limited」をオープン。 2018年3月、東京渋谷に「渋谷ROTT」をオープン。 2019年5月、東京赤羽に「赤羽ReNY alpha」をオープン。 2020年4月、東京原宿ルイード跡地のビルにRUIDO系列11店舗目の「原宿RENON」をオープン予定であったが新型コロナウイルス流行の影響により9月に延期[5]。 2020年8月、「池袋ルイード K3」および運営委託の「新宿レッドノーズ」が8月末日、「新宿ルイード K4」が9月末日をもって閉店のお知らせ[6]。9月以降K3で予定されていたライブは中止となった[7]が、レッドノーズの予定[8]とK4の予定[9]は継続されることとなった。 2020年9月、「池袋RUIDO K3」はレッドノーズコーポレーション株式会社に運営委託し「池袋リヴォイス」に店名変更[10]。 2020年10月、「新宿RUIDO K4」はWISTERIA WORKS株式会社に運営委託し「新宿WALLY」に店名変更[11]、2020年10月現在WルイードWを冠する店舗は「渋谷ルイード K2」と「大阪ルイード」の2店舗となる。なお新宿レッドノーズ跡地にはROTTの看板が掲げられている[12]。 2020年12月、渋谷ROTT閉店。新宿レッドノーズ跡地に移転し「新宿ROTT」として独立[13]。なお渋谷閉店までの期間、新宿と2店舗での営業を行った[14]。 2021年3月、「渋谷ルイード K2」が4月末日をもって閉店となることが発表された。これでルイード系列店は7店舗となる。これにより都内から「ルイード」の名前を冠した会場は一度姿を消したことにもなるが、50周年となる翌年に都内にそれを復活させたいとする旨を示していた[15][16]。 2022年5月、原宿レノン閉店。地下一階のみの展開だった同店のロビーを地上一階のスペースに移設しフロアのスペースを増やす改装工事に入る。 2022年7月、ルイード50周年となるこの年、約束通り、かつてのキャパシティ同等の「原宿ルイード」復活ブランニューオープン[17][18][19][20]。 新宿駅東口徒歩1分。収容人数は椅子テーブルが常設で立ち見と合わせて400人ほどあるが、天井が低いこともありステージと客席の一体感はすごかった。レコード会社、プロダクション所属のアーティストがレギュラーで出演。アマチュアが夜のライブに出演するにはデモテープオーディションを経て土曜日の昼に行われるオーディションライブに合格しなければならなかった。 15年間数多くのライブ伝説を刻み1987年1月に営業終了 シャネルズ、ユーミン、オフコース、井上陽水、浜田省吾、サザンオールスターズ、佐野元春、陣内孝則、所ジョージ、タモリ、ビートたけし、坂上忍、中村あゆみ、THE ROOSTERS、TH eROCKERS、シーナ&ザ・ロケッツ、泰葉他多数 尾崎豊が、1984年3月15日にデビューライブを開いた。当時の収容人員の倍近くの観客が訪れ、ファンの間では「伝説のデビューライブ」と呼ばれている。 なお、1987年Closeの最後のステージを飾ったのがラッツ&スターだった。 原宿・竹下通りのエリアにあり外見からはライブハウスとは思えないような綺麗で独特な造り。
概要
来歴
施設概要
新宿ルイード「新宿RUIDO」も参照
1972年開店 - 1987年閉店
ステージに立った有名人
原宿ルイード「原宿RUIDO」も参照
原宿RUIDO(はらじゅくルイード)
1989年開店 - 2007年閉店、2022年復活 -
収容人数:オールスタンディングで300人