ルイ・クロード・リシャール(Louis Claude Marie Richard、1754年9月19日 - 1821年6月6日)は、フランスの植物学者である。 ヴェルサイユで生まれた。代々、博物学者の家系で、曽祖父はルイ14世の動物園の飼育係で祖父は、植物学者、ベルナール・ドゥ・ジュシューのもとでトリアノン宮殿の植物園ではたらいていた。父親はルイ15世が1761年に購入したAuteuilの植物園で働き、叔父もその仕事を継いだ。幼いころから絵画の才能を示し、その才能はパリの司教に認められ、牧師になることを薦められたが植物学者になることを望んだ。ベルナール・ドゥ・ジュシューに励まされて植物学の勉強を続け、植物画を描き花の構造に関する報告を科学アカデミーで行った。 アメリカのフランス植民地の有用植物の調査のために1781年7月にフランス領ギアナに派遣され、そこで8年間滞在した。王室の命令にもかかわらず、カイエンヌの市長は植物園にリシャールが現地の植物を栽培することを許さず。市長の没後、植物園を使った栽培が可能になった。1789年4月に、4000の植物標本をもってフランスに戻った。 1794年にパリの医学校の助教授となった。 サトイモ科のRichardia
生涯
著書
Demonstrations botaniques, ou analyse du fruit, 1808.
Analyse botanique des embryons endorhizes ou monocotyledones, 1811.
De Orchideis europaeis annotationes …, 1817.
Commentatio botanica de Coniferis et Cycadeis, 1826.
De Musaceis commentatio botanica …, von seinem Sohn herausgegeben, 1831.
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