ルイス・モンテネグロ
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ルイス・モンテネグロ
2022年

第120代 ポルトガル共和国首相
現職
就任
2024年4月2日
大統領マルセロ・レベロ・デ・ソウザ
前任者アントニオ・コスタ
野党院内総務
任期
2022年7月3日 ? 2024年4月2日
首相アントニオ・コスタ
前任者ルイ・リオ
後任者ペドロ・ヌーノ・サントス(英語版)
社会民主党党首
現職
就任
2022年7月3日
書記長ウーゴ・ソアレス
前任者ルイ・リオ
社会民主党院内総務
任期
2011年6月20日 ? 2017年6月6日
前任者ミゲル・マセード
後任者ウーゴ・ソアレス
任期
2002年4月4日 ? 2018年4月5日
選挙区アヴェイロ選挙区

個人情報
生誕ルイス・フィリペ・モンテネグロ・カルドーゾ・デ・モライス・エステヴェス
(1973-02-16) 1973年2月16日(51歳)
ポルトガルポルト
政党社会民主党(1991年 - )
配偶者カルラ・モンテネグロ (m. 2000)
子供2人
出身校ポルトガル・カトリック大学
職業法律家、弁護士

ルイス・フィリペ・モンテネグロ・カルドーゾ・デ・モライス・エステヴェス(ポルトガル語: Luis Filipe Montenegro Cardoso de Morais Esteves、1973年2月16日 - [1])は、ポルトガルの政治家。現在、同国首相(第120代)、社会民主党党首、元共和国議会議員。
経歴

ポルトに生まれ、アヴェイロ県エスピーニョで育った[2]。祖父と父が法律家であったため、ポルトガル・カトリック大学で法学を学び卒業[3]。1994年から1996年まで、社会民主党青年部のエスピーニョ支部長を務めた。1997年から2001年までエスピーニョ市議を務めたのち、2005年の市長選に立候補したが、社会党候補に得票率45%対38%で敗北した[1][4]
共和国議会議員

2002年、アヴェイロ選挙区から29歳にして共和国議会議員に初当選。2010年には社会民主党の副院内総務となり、翌年には得票率86%で院内総務に選出された[5]

モンテネグロが院内総務となった当時のポルトガルは、金融危機への対処をめぐって欧州委員会欧州中央銀行国際通貨基金のいわゆる「トロイカ」との交渉のさなかにあった。これに関連して、2014年1月には「人の命は尊いが、国の命はもっと尊い」などと発言し、批判を受けた[2]。2018年2月の党首選挙で現職のペドロ・パッソス・コエーリョが落選すると、社会民主党は「(新党首の)ルイ・リオのお友達集団になるべきではない」と警告を発して共和国議会議員を辞任した[6]
社会民主党党首

2020年1月の社会民主党党首選挙には現職リオの対抗馬として立候補したが、リオからフリーメイソンなどと攻撃され[7][8]、決選投票の末に敗北した[9]

2022年、総選挙の敗北の責任を取ってリオが党首を辞任すると、後任の党首選挙に真っ先に立候補を表明し[10]、元環境相のジョルジェ・モレイラ・ダ・シルヴァを破って得票率72.47%で当選した[11]

2024年の総選挙には、事前に民主社会中道・人民党と政党連合「民主同盟」を結成して臨み[12]、その結果社会党を2議席上回る79議席を獲得した[13]。選挙戦では、TAPポルトガル航空の完全民営化などを公約に掲げた[14]。2024年4月2日に首相に就任[15]
人物

子どものころは背丈が低く、目が丸くて緑色をしていたことからエルヴィーリャ(エンドウ豆)とあだ名された。近親者からはミドルネームを取ってフィリペと呼ばれている[3]。かつてはサッカーやビーチバレーに参加し、またライフガードとして働いたが、のちにゴルフをたしなむようになった[2]。2022年5月時点で結婚しており、2人の子どもがいる[2]

2012年には、政治家や実業家、スパイからなるフリーメイソンのロッジ「モーツァルト・ロッジ」の会員であることを2008年にモンテネグロ自身が認めたとさまざまなメディアで報道されたが[16][17][18][19][20]、2019年には自身がフリーメイソンであることを否定している[21]
選挙結果

2020年社会民主党党首選挙

e ? d 立候補者第1回投票第2回投票
得票数%得票数%
ルイ・リオ15,54649.017,15753.2
ルイス・モンテネグロ13,13741.415,08646.8
ミゲル・ピント・ルス3,0309.6 
白票・無効票369?341?
合計32,08279.0132,58280.20
出典:公式発表

2022年社会民主党党首選挙

e ? d 立候補者得票数%
ルイス・モンテネグロ19,24172.5
ジョルジェ・モレイラ・ダ・シルヴァ7,30627.5
白票・無効票437?
得票数26,98460.46
出典:公式発表

脚注^ a b “Luis Montenegro, de rosto do Governo de Passos Coelho a candidato a lider do PSD [Luis Montenegro, from face of Passos Coelho's government to lider of the PSD]” (Portuguese). Diario de Noticias. Lusa News Agency. (2019年1月11日). オリジナルの2022年2月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220201143532/https://www.dn.pt/poder/perfil-luis-montenegro-de-rosto-do-governo-de-passos-coelho-a-candidato-a-lider-do-psd-10427525.html 2022年2月1日閲覧。 
^ a b c d “Luis Montenegro, de tribuno nos tempos da troika a 19.o presidente do PSD [Luis Montenegro, from the benches in the time of the Troika to the 19th president of the PSD]” (Portuguese). Publico. Lusa News Agency. (2022年5月28日). オリジナルの2022年5月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220528224101/http://www.publico.pt/2022/05/28/politica/noticia/luis-montenegro-tribuno-tempos-troika-19-presidente-psd-2008093 2022年5月29日閲覧。 
^ a b Albuquerque, Mariana (2019年1月22日). “Luis Montenegro: Filipe na familia, Ervilha na escola [Luis Monetenegro: Filipe in the family, Pea at school]” (Portuguese). Noticias Magazine. オリジナルの2022年7月2日時点におけるアーカイブ。


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