ルイス・オルティス基本情報
通称The real King Kong(リアル・キング・コング)
El Mercedes
階級ヘビー級
身長193cm
リーチ213cm
国籍 キューバ
誕生日 (1979-03-29) 1979年3月29日(39歳)
出身地カマグエイ
スタイルサウスポー
プロボクシング戦績
総試合数31
勝ち28
KO勝ち24
敗け1
無効試合2
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ルイス・オルティス(Luis Ortiz、男性、1979年3月29日 - )は、キューバのプロボクサー。カマグエイ出身。元WBA世界ヘビー級暫定王者。トレーナーはダイノー・スペンサー。25歳でアマチュアとなり、31歳でプロデビューをした異例の遅咲き選手。勝利後にリング上でゴリラのように胸を叩くパフォーマンスを行っている。 2005年11月、中華人民共和国の綿陽市で開催された世界ボクシング選手権にヘビー級(91kg)で出場し、準々決勝で敗退した[1]。 アマチュア時代の戦績は343勝19敗。 2010年8月24日、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・ホテル・アンド・カジノ・ハリウッド内ハードロック・ライブでケンドリック・レルフォードとFECARBOXヘビー級王座決定戦を行い、8回3-0(80-72、2者が79-72)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
目次
1 来歴
1.1 アマチュア時代
1.2 プロ時代
2 獲得タイトル
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
来歴
アマチュア時代
プロ時代内ハードロック・ライブでデビュー戦を行い、初回1分18秒TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。
2012年2月10日、フロリダ州パームベイのパームベイ・コミュニティ・センターでエピファニオ・メンドーサとWBOラテンアメリカ並びにWBCラテンアメリカヘビー級王座決定戦を行い、7回1分7秒、メンドーサの故意のローブローによる失格勝ちを収めWBOラテンアメリカ王座獲得、WBCラテンアメリカ王座獲得に成功した。
2014年9月11日、ラスベガスのハードロック・ホテル・アンド・カジノ内ザ・ジョイントでWBA世界ヘビー級5位のラティーフ・カヨデとWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦を行い、初回2分55秒TKO勝ちを収め、ジョン・ルイスが2004年2月20日にロイ・ジョーンズ・ジュニアのライトヘビー級への再転向に伴い正規王座に昇格して以来10年間空位だったWBA世界ヘビー級暫定王座の獲得に成功した[2]。
2014年10月22日、上述のカヨデ戦の試合前に行われたNSACによる薬物検査でオルティスから違反薬物のナンドロロンが検出された為、NSACはオルティスに一時的な資格停止処分を科すことを決定した。これを受けてオルティス陣営は再検査と公聴会を行うよう主張した[3][4]。
2015年1月12日、NSACによる薬物検査で違反薬物のナンドロロンが検出された件で、オルティスのWBA世界ヘビー級暫定王座剥奪とカヨデ戦を無効試合にすることが決定した。オルティスは2014年9月11日から8ヵ月の出場停止と報酬の10%にあたる8000ドルの罰金並びにNSACへの薬物検査代450ドルの支払いが命じられた[5]。
2015年1月17日、カヨデ戦が無効試合になったことでオルティスのWBA世界ヘビー級暫定王座獲得も無効となった為、WBAは2014年12月度のランキングからWBA世界ヘビー級1位を空位とし、違反薬物が検出されたオルティスをWBA世界ヘビー級ランキングから除外したランキング表を発表した[6]。
2015年2月15日、WBAがオルティスのWBA世界ヘビー級暫定王座を剥奪した事を公式に発表した[7]。
2015年10月13日、WBAはWBA世界ヘビー級8位のルイス・オルティスとWBA世界ヘビー級15位のマティアス・アリエル・ビドンドとの間でWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦を行うよう指令を出した[8]。
2015年10月17日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでゲンナジー・ゴロフキンVSデイビッド・レミューの前座でWBA世界ヘビー級15位のマティアス・アリエル・ビドンド(アルゼンチン)とWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦を行い、3回17秒KO勝ちを収め、上述のカヨデ戦で違反薬物のナンドロロンが検出された件で1度は王座戴冠が無効となるも再度巡ってきたチャンスで11年間空位だった王座の獲得に成功した[9]。
2015年12月19日、ニューヨーク州ヴェローナ
のターニング・ストーン・リゾート・アンド・カジノ内ターニング・ストーン・イベント・センターでWBA世界ヘビー級6位のブライアント・ジェニングスと対戦し、ジェニングスの長いリーチにやりにくそうだったが、7回に左アッパーでダウンを奪い最後は右ストレートでジェニングスが足に力が入らずふらついてストップ。7回2分41秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[10][11]。2016年1月8日、WBAがWBA世界ヘビー級7位のアレクサンダー・ウスティノフと指名試合を行うよう指令を出した[12]。
2016年3月5日、ワシントンD.C.のDCアーモリーでトニー・トンプソンと対戦し2度目の防衛を目指す予定だったが[13]、トンプソンが直近の試合で負けが多くノーランカーだった為ヘビー級契約のノンタイトル12回戦に変更になり[14]、試合はオルティスが初回、3回、6回にダウンを奪い6回2分29秒KO勝ちを収めた[15]。
2016年8月3日、同年9月17日にリアム・スミス対サウル・アルバレスの前座でWBA世界ヘビー級3位のアレクサンダー・ウスティノフと対戦し、指名試合を制しての2度目の防衛を目指す予定だったが、オルティスがより高額のファイトマネーを要求して契約を破棄したことで試合が中止となった[16][17][18]。