リー・エンフィールド
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リー・エンフィールド小銃Magazine Lee-Enfield
リー・エンフィールド小銃
種類軍用小銃
製造国 イギリス
設計・製造ジェームス・パリス・リー
王立小火器工廠(RSAF, Enfield)
仕様
種別ボルトアクション方式
口径0.303インチ (7.7mm)
銃身長25.2インチ(640mm) (SMLE Mk I以降)
使用弾薬.303 British(7.7mm x 56R)
装弾数10発
全長44.5インチ(1130mm)
重量3900g(弾薬除く)
発射速度20?30発/分[1]
銃口初速744m/秒
有効射程1000ヤード (約918m)
歴史 
設計年1902年
製造期間1907年?
配備期間1907年?現在
配備先イギリスとその植民地、コモンウェルスタイ王国
関連戦争・紛争第一次世界大戦第二次世界大戦印パ戦争国共内戦朝鮮戦争ベトナム戦争マウマウ団の乱第二次中東戦争中印国境紛争アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)、フォークランド紛争北アイルランド問題など、その他イギリスが関わる数多くの紛争
製造数1700万丁以上
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リー・エンフィールド(Lee-Enfield)は、イギリスで開発されたボルトアクションライフルである。1895年の採用以降、長年に渡りイギリス軍の制式小銃として配備されていた。

リー・エンフィールドという名称は、設計者であるジェームス・パリス・リー(英語版)(James Paris Lee)のと、王立小火器工廠がある地名のエンフィールドに由来する。
概要

1888年に制式採用されたリー・メトフォード小銃の改良型として開発されたもので、1895年から1958年までの60余年間にわたり度重なる改良を加えられ、外見・仕様・弾薬を変えながら、イギリス軍以外にも大英帝国およびイギリスの植民地及びコモンウェルスの諸国軍隊警察において広く用いられた。

イギリス軍では1958年にL1A1に制式小銃の座を譲った後も1960年代初頭まで使用されており、今でも、インドの各州警察など一部のコモンウェルス諸国・元植民地の治安維持部隊等では現役である。

現在でも人気は高く、イギリス人にとって紅茶フィッシュ・アンド・チップスと並んでこよなく愛されている重要なものと言われている[2][信頼性要検証]。

総生産量は1千7百万丁を超えると推定されている。
沿革

イギリス軍部はマルティニ・ヘンリーライフルに代わりリー・メトフォード小銃(MLM)を制式化して程なく、弾薬を黒色火薬から無煙火薬に変更した新小銃の開発を決定した。

当初は発射薬のみを換えれば良いと考えていたが、実験の結果、無煙火薬によって発生する高熱と高圧力によって丸く浅いメトフォードの線条(ライフリング)を直ぐにすり減らしてしまい、銃身の寿命が極端に短くなる事が分かり、銃身のライフリングを角型のライフリングにしたことでこの問題を解決し、新たな小銃が誕生したのであった。一般にリー・エンフィールド小銃に用いられる" Mk. VII " .303ブリティッシュ弾

この小銃は一部の派生型を除き、.303ブリティッシュ弾というリム(縁)付きの弾薬を引き続いて使用した。ダブルカラムマガジンにはリム無しの弾薬の方が良いという要求があったにもかかわらず、政府は在庫が余っているリム付きの弾薬を使うため、リー・エンフィールド小銃に既存の弾薬を採用するように命じた。

この決定は黒色火薬時代の古い設計である.303口径の弾薬が、第二次世界大戦、朝鮮戦争まで生き延び、コモンウェルス諸国の軍隊が自動小銃を採用する為にリム無し弾薬を採用するまで使い続けられるという誰も予想し得ない結果を生んだ[注釈 1]リー・エンフィールド No.4 Mk2のボルトを開き、.303ブリティッシュ弾の装弾クリップを挿入した様子。レシーバーの切り欠き部に可動式ボルトヘッドが見える

メトフォード小銃に引き続き、脱着可能な10発入りダブルカラムマガジン(複列弾倉)を銃に備え、ボルトを開放した状態で上から5発クリップを2個用いて10発を給弾する。脱着可能な弾倉を備えているという事は、今でこそ普通であるが、この小銃が採用された頃ではかなり先進的な事であった。ただし弾倉を固定するレバーの操作には大きな力が必要で、頻繁な脱着を意図したものではなく、弾薬の装填には弾倉の交換ではなく一般的な装弾クリップが用いられた。この脱着可能な弾倉を採用することは当初、一部のイギリス軍上層部に反対されていた。なぜなら、兵士が野戦において伏せ撃ちした際に弾倉を無くすのではないか懸念していたからである。こうした反対意見を反映して初期のリー・エンフィールド小銃では、弾倉と小銃本体とを短い鎖で繋げていた。

さらに上層部は、多弾数の弾倉を備えた銃だと兵士が正確に狙って撃たなくなるのではないかとも予期したが、これらの心配された事は実際には起こらず、60年以上に渡ってイギリス軍で使われ続けた。

上記の通り、同時期の諸外国の小銃に比べ装弾数が多いのと、マウザー方式とは異なるボルトアクションであったため、ボルトの後退幅・回転角が小さく、素早く排莢・装填でき、照準器から視線をはずさずに連続射撃を行う事ができた。訓練を積んだ兵士であれば、1分間に20?30発撃つこともできたとも言われており、当時のボルトアクション小銃としては例外的な素早さで速射させることが可能であった。[1]
各タイプと採用期間

以下にイギリス陸軍での各タイプ・派生型の採用期間ついて表にまとめた。

タイプ採用期間
マガジン リー・エンフィールド1895?1926
チャージャー・ローディング リー・エンフィールド1906?1926
ショート・マガジン リー・エンフィールド Mk I1904?1926
ショート・マガジン リー・エンフィールド Mk II1906?1927
ショート・マガジン リー・エンフィールド Mk III/III*1907?現在
ショート・マガジン リー・エンフィールド Mk V1923?1926 (試作のみ)
ライフル No. 4 Mk I1939?現在
ライフル No. 4 Mk I*1941?現在
ライフル No 5 Mk I "ジャングルカービン"1944?現在
ライフル No. 4 Mk 21947?現在
ライフル 7.62 mm 2A11965?現在

Magazine Lee-EnfieldMagazine Lee-Enfield(MLM)Charger Loading Lee?Enfield(CLLE)

1895年11月、イギリス陸軍は歩兵銃として.303 calibre, Rifle, Magazine, Lee-Enfield[注釈 2]、一般的にはMagazine Lee-EnfieldまたはMLE[注釈 3] として知られるこのタイプを採用した。

銃身の長さは30.2インチ (767mm)であった。翌1896年には、銃身を21.2インチ (538mm)まで切り詰めたLee-Enfield Cavalry Carbine MkI(LEC)を騎兵銃として採用した。

1899年に、歩兵銃・騎兵銃共に小改良を加えて名称をそれぞれMLE MkI*、LEC MkI*としている。

1906年以降、MLEの少なからぬ数がSMLE MkIより採用された装填子を用いた装填機構(チャージャー・ローディング)に改修され、前身のリー・メトフォードの幾らかも銃身交換と装填機構の改修を受けた。これらの改修型MLE及びMLMはCharger Loading Lee?EnfieldまたはCLLEと呼ばれた。
Short Magazine Lee-Enfield MkIRifle, Short, Magazine, Lee-enfield(SMLE)

MLEを短縮・軽量化したRifle, Short, Magazine, Lee-enfield[注釈 4] またはSMLE[注釈 5] として有名なこの改良型は1904年1月1日に採用された。


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