リーンの翼
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リーンの翼
ジャンルSFファンタジーロボットアニメ
小説
著者富野由悠季
出版社角川書店
掲載誌野性時代
刊行期間1983年 - 1986年
巻数全6巻
アニメ
原作富野由悠季
総監督富野由悠季
脚本高山治郎、富野由悠季
キャラクターデザイン工藤昌史
メカニックデザイン篠原保、沙倉拓実
音楽樋口康雄
アニメーション制作サンライズ
製作サンライズ、バンダイビジュアル
バンダイチャンネル
配信サイトバンダイチャンネル
配信期間2005年 - 2006年
話数全6話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータル文学アニメ

『リーンの翼』(リーンのつばさ)は、1983年から1986年に発表された富野由悠季の小説作品、及び2005年から2006年インターネットテレビによって配信された全6話のWebアニメシリーズ。
概要

富野がライフワークとする異世界「バイストン・ウェル」を舞台とする一連の作品の一つであり、テレビアニメ『聖戦士ダンバイン』や小説『オーラバトラー戦記』と世界設定を共有しているが、他の作品とは全く関係しないパラレルワールドであるとされている[1]。また、Webアニメ版は大筋を小説版の約70年後を舞台としており、関連性はあるものの、小説版の結末で描かれた一部のキャラクターの死が最初から無かった世界のその後という設定になっており、こちらもパラレルワールドということになっている[2]

「リーンの翼」とは、作中に登場する伝説の英雄に現れる光の翼のこと。「リーンの翼」を持つ英雄は本作の主人公以前にも存在し、6500年前よりバイストン・ウェルの世が乱れたときに幾度となく現れ、その都度世界を救ったと言われている。作中では足(靴)に「翼」が現れるが、背中に現れた者もあるらしく、その者によって場所は異なるという。伝説上で最も古い「リーンの翼」の英雄はゼノラーという13歳の少年であったという。
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『聖戦士ダンバイン』のTV放映と同時期に富野由悠季自身によって雑誌『野性時代』に連載され、角川書店の角川ノベルスより全6巻の単行本が発売された。挿絵は湖川友謙。後にスニーカー文庫で復刊されたが、現在は共に絶版。

2007年、富野自身より加筆再編による復刻版刊行の準備が進んでいることが語られ、2010年3月に全4巻の「完全版」として一挙刊行された。完全版の詳細については後述。
概要
『ダンバイン』と同じくバイストン・ウェルを舞台とし、フェラリオによって召喚された地上人=聖戦士の活躍を描いてはいるが、時代は遡り、オーラバトラーの誕生以前の物語である。一部に繋がらない要素はあるが、Webアニメ版の前史として読むことも可能である。小説の特徴として旧日本軍に対する著者の考え方に多くページが割かれ、それを主人公・迫水が受け継いでいる。
完全版
かつてのノベルズ/文庫版を書下ろしパートを含めて再構成し、四六判全4巻総ページ4000ページにまとめた。物語は最終的に現代まで進み、後述するWebアニメ版のストーリーをも内包する[3]。完全版の刊行に際し、富野は「本作がバイストン・ウェル物語の最終話かもしれない」という趣旨の発言をしている。梗概は旧小説版・Webアニメ版と同一であるが、キャラの設定や生死が一部異なる。また、迫水によるホウジョウ建国など多くの点で設定が補完されている。書籍内の画は寺田克也が担当した。
ムック
『ダンバイン』のTVシリーズ終了後に角川書店から刊行されたムック本『バイストン・ウェル物語』では、『野性時代』に連載中だった本作に関しても多くのページが割かれている。富野による『ダンバイン』と本作に共通する世界観解説『インナースペースとしてのバイストン・ウェル』をはじめとして、連載開始から1984年1月号掲載分までのあらすじ、用語解説、湖川友謙によって小説版中盤までの展開をビジュアル化したイラストストーリー『聖戦士迫水真次郎の物語』、そして主要キャラのスケッチなどが収められており、小説版の副読書とも言える内容となっている。
ストーリー

太平洋戦争末期の沖縄上空で特攻兵器桜花を駆り、米軍のB-29へ攻撃を仕掛けた日本軍兵士の迫水真次郎は敵機によって撃墜され、空中へ投げ出された瞬間に異世界バイストン・ウェルへ召喚される。

その地で豪傑アマルガン・ルドルと盟友となった迫水は、身に着けていた直心陰流の剣術と、伝説の勇者の証である「リーンの翼」の奇跡を顕現したことにより、「聖戦士」と呼ばれるようになる。やがて、迫水は戦乱の続くバイストン・ウェルを平定する英雄へ上り詰めるが、その果てには彼自身も予期していなかった運命が待ち受けていた。
登場人物
迫水 真次郎(さこみず しんじろう)
大日本帝国海軍特攻隊の勇敢な青年。階級は二等飛行兵曹直心陰流剣術を操り、「ヤエーッ!!」なる独特の気合の掛け声を発する。第二次世界大戦中、沖縄の上空付近で特攻中に米軍機コルセアによって撃破された瞬間、突如開いたオーラロードを通じてバイストン・ウェルへ召喚される。その後は紆余曲折を経て直心陰流剣術を奮い、見知らぬ土地で「聖戦士」として活躍する。戦い続ける中、自身のオーラ力は「リーンの翼」として顕現した。過去のリーンの翼とされる戦士達の伝説は役割を終えた後にバイストン・ウェルから突如姿を消すという謎があるため、生存中の迫水はガラバ討伐後について幾度も心配していたが楽観的に考え、無事に地上に戻れるものと期待していた。その一方、バイストン・ウェルでの戦闘経験を積むにつれ、旧日本軍の考え方に疑問を抱くようになる。平定後には同胞のアマルガンに後ろから喉を刺されて絶命するが、迫水の意思はリーンの翼と融合して地上界へ戻り、小倉に落とされるはずだった第三の原爆を防ぐ。
アマルガン・ルドル
野心家。元々ツォの国の末裔とも盗賊上がりとも言われるが、民の支持を得るために滅ぼされるも民から好かれたシィの国の領主の子と偽る。そのため、ラストにかけて迫水を含むリンレイ側の人間からアマルガンの謀反を疑われることになる。ハロウ・ロイを奪還する途中、バイストン・ウェルへ召喚されて間もない迫水と偶然遭遇し、ガロウ・ランに襲われていた彼を助ける。レッツオの砦の戦いまで迫水や他の仲間と共に海賊をして過ごす。ガダバとの戦いの後には謀反を起こしてリンレイを倒すことを考えており、彼女と敵対することを見据えてリンレイの側に就くであろう迫水の力を恐れ、彼を殺害した。しかし、迫水が息を引き取る前にリンレイのもう一つのリーンの翼によって、一瞬のうちに焼かれる。迫水はラスト近くでリーンの翼はアマルガンのためではなくリンレイを助けるために自らに発動したと悟り、彼女に仕えることを決めていた。
ハロウ・ロイ
エ・フェラリオ。迫水を召喚した張本人。迫水が召喚された時には、他の女性と同様にガロウ・ランによる陵辱・乱交中であった。迫水と共にアマルガンに助けられた後、共に行動する。キャプランの屋敷にて迫水を誘い肉体関係を持つが、その後に誘拐されたゲリィを救出する際に矢で撃たれ、死亡する。登場人物の会話より、通常の方法ではフェラリオは死なないとされるのに死亡したということは、迫水との出会いがハロウの精神を浄化したからだ、という結論に至っている。『聖戦士ダンバイン』にもワンシーンのみスピンオフ登場を果たしている。本作と『ダンバイン』を扱ったムック本『バイストン・ウェル物語』では両作をつなぐ人物と解説しているが、それ以上の詳細な関連性は明示されていない。


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