リングサイド
著者林育徳(リン・ユゥダー)
訳者三浦裕子
イラスト阮光民
発行日2016年7月2日
2021年2月19日
発行元麥田出版
小学館
ジャンル純文学、連作短編集
国 中華民国(台湾)
形態四六判
ページ数320(日本版)
公式サイト小学館オフィシャルサイト
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示
『リングサイド』(原題:擂台旁邊)は、林育徳(リン・ユゥダー)執筆の文芸作品。2016年夏に台湾で発売され、2021年2月に小学館から日本語版が発売された。 台湾ではマイナーエンターテイメントとされる「プロレス」をテーマに、市井の老若男女の、プロレスを含む特別な、あるいは日常風景を描く連作短編集[1]。 国立東華大学華文文学部大学院創作コース(東華大学華文文學系 碩士班創作組)での卒業制作として執筆を開始。「阿?的惚署ホ(ばあちゃんのエメラルド)」が第18回台北文学賞小説部門大賞を受賞し、単行本として出版された。 台湾で現実に起こったプロレスの史実を土台に、台湾の田舎町・花蓮を舞台にしており、失われていく風景を交えて描く[2]。著者である林育徳の故郷も花蓮であるが、「特に自分の体験を意識して、小説に書き込んだわけではない」としている[3]。 日本語版では西加奈子、棚橋弘至が帯に推薦のコメントを寄せた。
概要
収録話
退任の辞
タイガーマスク
西海広場
紅蓮旅社
無観客試合
テーブル、はしご、椅子
ばあちゃんのエメラルド[4]
オレンジアナウンサー失踪事件
パジロ
青い夜行列車
脚注[脚注の使い方]^ “ ⇒『リングサイド』著者 林育徳さんインタビュー「小説は、タイムカプセルだ」(後編)”. 太台本屋 tai-tai books (2021年2月20日). 2021年2月20日閲覧。
^ “棚橋弘至も絶賛 “中華圏初”のプロレス小説「リングサイド」日本上陸
^ “ ⇒『リングサイド』著者 林育徳さんインタビュー「小説は、タイムカプセルだ」(前編)”. 太台本屋 tai-tai books (2021年2月20日). 2021年2月20日閲覧。
^ “新刊『リングサイド』収録?「ばあちゃんのエメラルド」まるごとためし読み!”. 小説丸 (2021年2月3日). 2021年9月4日閲覧。
外部リンク
小学館オフィシャルサイト
訳者 三浦裕子『リングサイド』
西加奈子推薦! 台湾文学の隠し玉、日本初上陸!!『リングサイド』
新刊『リングサイド』収録?「ばあちゃんのエメラルド」まるごとためし読み!
⇒リングサイド - いい本のまとめ
アジア文学の誘い【台湾文学編A】