リンキング(英: linking)とは、英語における連音現象の総称[1][2]。日本では慣習的にフランス語表現を用いて「リエゾン」とも呼ばれてきた。 主なリンキングの例としては、以下のようなものがある[1][2]。「動詞(助動詞)+代名詞/前置詞/副詞/冠詞」の組み合わせで頻出する。 「動詞(助動詞)+you」で頻出。 「主語名詞」に後続する「母音始まりのbe動詞」としては「is/are」等がある。「動詞(助動詞)」に後続する「母音始まりの代名詞/前置詞/副詞/冠詞」としては、「I/it/in/at/of/on/out/up/a(an)」等がある。また「him/her/them」等も、語頭のh/thが脱落して(「(h)im/(h)er/(th)em」)同じように機能したりする(リダクション)。これらの母音は、概ね/a-//i-//?-/の三種類となる。
種類
子音+子音
同化
/-l/ + /l-/ (e.g. feel like)
/-d/ + /t-/ (e.g. need to)
/-k/ + /g-/
/-p/ + /b-/
/-f/ + /v-/
y結合
子音 + y-
子音+母音
/-t/ + 母音(/a-//i-//?-/)
/-d/ + 母音(/a-//i-//?-/)
/-k/ + 母音(/a-//i-//?-/)
/-g/ + 母音(/a-//i-//?-/)
/-l/ + 母音(/a-//i-//?-/)
/-m/ + 母音(/a-//i-//?-/)
/-n/ + 母音(/a-//i-//?-/)
/-r/ + 母音(/a-//i-//?-/) --- Rリンキング
脚注^ a b 英語の発音における「リエゾン」(リンキング)の特徴と主なパターン
^ a b 英語の発音におけるリンキングとリダクションとは
関連項目
アメリカの音声記号
フラッピング
リダクション・母音弱化
Rリンキング
同化
エリジオン#英語