中央新幹線
山梨実験線で試験走行を行う改良型L0系950番台
(2020年8月29日 笛吹市にて)
基本情報
通称リニア中央新幹線
現況建設中(品川駅 - 名古屋駅間)
計画中(名古屋駅 - 新大阪駅間)
国 日本
所在地東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、奈良県、大阪府
種類超電導磁気浮上式鉄道(新幹線)
起点品川駅
終点新大阪駅(予定)
駅数6駅(品川駅 - 名古屋駅間)
4駅(名古屋駅 - 新大阪駅間、名古屋駅含む)
開業2027年以降予定(品川駅 - 名古屋駅間)
2037年 - 2045年予定(名古屋駅 - 新大阪駅間)
全通2037年 - 2045年予定
所有者東海旅客鉄道(JR東海)
運営者東海旅客鉄道(JR東海)
車両基地関東車両基地(仮称)、中部総合車両基地(仮称)[1]
使用車両L0系
路線諸元
路線距離438 km(東京 - 大阪間。交通政策審議会答申[2]による「南アルプスルート」の数値)
285.6 km(品川 - 名古屋間)
線路数複線[3]
電化方式交流33,000 V[4] 最大約50 Hz[5](誘導集電方式)
最大勾配40 ‰
(JR東海の計画段階環境配慮書による、東京 - 名古屋間の数値)
最小曲線半径8,000 m
(JR東海の計画段階環境配慮書による、東京 - 名古屋間の数値)
最高速度505 km/h[6][注 1]
路線図
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中央新幹線(ちゅうおうしんかんせん)は、東京都から大阪市に至る新幹線の整備計画路線である[6]。
日本政府による整備計画における正式名称は「中央新幹線」だが[7]、新幹線で初となる超電導リニアを採用する路線であることから、東海旅客鉄道(JR東海)が開設した解説ウェブサイトやマスコミ報道などでは「リニア中央新幹線」という通称でも呼ばれている[8][9]。 高速輸送を目的としているため、直線的な経路で最高設計速度505 km/h[6]の高速走行が可能な超電導磁気浮上式リニアモーターカー「超電導リニア」により建設される。2011年(平成23年)5月26日に整備計画が決定され[6]、営業主体および建設主体に指名[10]されていた東海旅客鉄道(JR東海)が建設すべきことが同年5月27日に定められた[11]。 首都圏 - 中京圏間の[12]2027年(令和9年)の先行開業を目指しており、2014年(平成26年)12月17日に同区間の起工式が行われた[13][14][15]。完成後は東京(品川駅) - 名古屋駅間を最速で40分で結ぶ予定。ただし、JR東海は後述する大井川の流量減少への懸念を理由とした静岡県のトンネル着工反対などにより、2027年(令和9年)開業は困難との見解を2020年(令和2年)7月時点で示しており[16]、2023年(令和5年)12月14日に開かれた取締役会において、開業時期を2027年(令和9年)以降に変更することを決定し、同日午後にその変更を国土交通省へ申請した[17][18]。
概要