リトルビッグプラネット
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リトルビッグプラネット
LittleBigPlanetジャンル
アクション(プラットフォーマー・クリエイティブ・ゲーミング)
対応機種PlayStation 3
開発元メディアモレキュール
発売元ソニー・コンピュータエンタテインメント
バージョン1.30
人数1?4人
メディアBD-ROM1枚
発売日

2008年10月27日
2008年10月30日
Best版 2009年9月3日
2008年11月3日
2008年11月5日Game of the Year Edition
2009年9月8日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
PEGI:7+
デバイスPlayStation Eye対応
キーボード対応
売上本数 20万本
410万本
その他PlayStation Network対応
LBP.me対応
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『リトルビッグプラネット』(LittleBigPlanet[1])は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より2008年10月30日に発売されたPlayStation 3アクションゲーム、およびそのシリーズ作品。基本は横スクロールの2Dアクション。開発はイギリスのメディアモレキュール社。
概要

地球に住む人々の夢が集まってできた「もうひとつの地球」リトルビッグプラネットが舞台。

基本的には横スクロールタイプのアクションゲームであるが、ユーザーがステージ・キャラクターを直感的な操作で自由にデザインできるのが最大の特徴である。木や岩などの物体を置いたりくり抜いたりして作成したステージをオンライン上の惑星にアップロードすることで共有し、オンライン、オフライン両方で最大4人での協力プレイ(力を合わせて障害物を乗り越えて進むなど)が可能である。また、クリエイトに関しては多数のスイッチを組み合わせることで、8bit加算器なども製作することができる(計算機論理回路に関する知識と時間を要する)。もちろんクリエイトに興味がなくても、共有されているステージを楽しむことができる。

また、クレイアニメのような温かみのあるキャラクターやグラフィックスも特徴である。プレーヤーキャラクターのリビッツ(布製の人形。英語版ではSackboy)は、ユーザーが衣服や装飾品などを組み合わせて自由にデザインできる。

日本では、日本仕様第3世代「PLAYSTATION 3」(CECHL00シリーズ・HDD 80GB)が同日に発売される。それに伴い、本作+PS3本体+DUALSHOCK 3コントローラ2個セットの「PLAYSTATION 3 リトルビッグプラネット ドリームボックス」と本作+DUALSHOCK 3コントローラ1個のセットも同時発売された[2]

2009年時点のオンラインユーザーは全世界でおよそ200万人、クリエイトされたステージは70万以上にのぼる。2009年7月にはクリエイトステージ数が100万面を突破し、これまでに2億4,400万回プレイされたことがPlayStation Blogで発表された。
シリーズ作品

価格はパッケージ版のもの。いずれもPlayStation Network対応、CEROレーティングはAに指定されている。なお、『リトルビッグプラネット ポータブル』はPS3版の移植版ではなくPlayStation Portable用に作り直した新作であり、ストーリーモードの内容が異なりマルチプレイができないという違いがある。

作品名発売日ハード備考
リトルビッグプラネット2008年10月30日PlayStation 3
リトルビッグプラネット PlayStation 3 the Best2009年9月3日PlayStation 3廉価版
リトルビッグプラネット ポータブル2009年12月3日PlayStation Portable
リトルビッグプラネット22011年2月10日PlayStation 3
リトルビッグプラネット PlayStation Vita2012年9月20日PlayStation Vita
リトルビッグプラネット2 PlayStation 3 the Best2012年11月22日PlayStation 3廉価版
リトルビッグプラネット カーティング(英語版)2013年1月17日PlayStation 3
リトルビッグプラネット32014年12月4日PlayStation 4/PlayStation 3
リトルビッグプラネット3 PlayStation Hits2018年7月26日PlayStation 4廉価版
リビッツ! ビッグ・アドベンチャー(英語版)2020年11月12日(家庭用ゲーム機)/2022年10月27日(PC)PlayStation 5/PlayStation 4/Microsoft Windows

受賞歴

AIASのGame of the YearやBAFTAのArtistic Achievementなどを受賞[3]

2010年6月に「世界一ユーザーが作ったステージが多いゲーム(認定時点で246万3,073ステージ)」としてギネスワールドレコーズより認定された[4]。後にこの記録は『スーパーマリオメーカー』等によって塗り替えられている。
ゲーム内容
ストーリーモード

このゲームのメインモード。プレイヤーはリビッツとなり、世界各地のクリエイターが用意したステージをクリアしていく。各ステージは物語のように繋がっている。ステージ内には、クリエイトに使える材料も落ちているため、より良いステージ作りには完全制覇する必要がある。
登場ステージ

全てクリアすると、世界一周することとなる。
ガーデン(ヨーロッパ・キング)

木々がうっそうと茂る森をイメージしたステージ。ここで主なプレーの仕方を学ぶ。「スケボー天国」では、お化け屋敷と化した城に潜入する。潜水艦でサバンナへ向かう。

メイン:「冒険の始まり、わしづかみ!?、スケボー天国」

ミニゲーム:「スキップゲーム、お城探検、スケートボード フリーフォール」
サバンナ(アフリカ大陸・ゾラ)

動物達が多数暮らすサバンナを舞台にしたステージ。バッファローミーアキャットなど、動物を使ったギミックが登場する。プレイヤーは石像を壊してしまい、サバンナの主・ゾラに「バッファローが暴れる原因を突き止めると、無罪にする」と言われ、その原因を調べる。初めて敵が登場するステージ。

メイン:「サファリ横断、ワニワニ大騒動、ミーアキャットキングダム」

ミニゲーム:「あつあつシーソー(初級/中級/上級)、トンネルドロップ、キャットキャット・バウンス」
ウェディング(南米・フリーダ)

地下墓地など暗い中を進むステージ。死者の日をイメージしているため、全体的にホラー気味。結婚式当日に新郎が逃げたフリーダのために逃げた新郎を追う。ボスはフリーダ(スカルドーザー)。初めてボスキャラクターが登場するステージである。二人の新婚旅行とともにキャニオンへ向かう。

メイン:「ウェディング イブ、ダークネス、スカルドーザー」

ミニゲーム:「ブルブルポール、パニックドロップ、バブルラビリンス」
キャニオン(メキシコ・ハラペーニョおじさん)

鉱山や古代遺跡をモチーフにしたステージ。プレイヤーは、悪徳保安官ハバネロに捕えられたハラペーニョおじさんを救出し、ハバネロの行方を追う。ここで初めて爆弾の扱い方を学ぶ。ボスはハバネロ。ハラペーニョの車で国境を越え、メトロポリスへ向かう。

メイン:「ボムボムタウン、ザ・マイン、大蛇の社」

ミニゲーム:「コンガボンガ、レスラー・ドラッグレース、パズル王国、ローラーレース(初級/中級/上級)」
メトロポリス(アメリカ・メカニックのマグ)

工事現場や地下鉄内を進むステージ。ザ・マンとのレースやバトルが待ち構えている。都会というだけあって、乗り物を使うことが多い。ボスはザ・マン。ザ・マンのプライベートジェットでアイランドへ向かう。

メイン:「ローライダー、サブウェイ、建設現場」

ミニゲーム:「ドラッグレース、エレベーション、ごちゃ混ぜ君」
アイランド(日本・おむすび師範)

忍者になるための練習を受け、城への潜入、そして鬼との決戦を迎える。忍者をイメージしたステージゆえにシビアなアクションが要求される。中ボスは力士で、ボスは鬼。熱気球でテンプルへ向かう。

メイン:「忍々道場、師範の失われた城、鬼の棲む山」

ミニゲーム:「だるまさん転んだ、災難の車輪、ローラーキャッスル」
テンプル(インド・大魔術師)

動くダンサーの上を渡ったり、寺院にて突如出現する足場を頼りに大魔術師に会いに行く。リビッツはここで大魔術師により怪盗サックプーチンのことを聞かされる。ボスはいない。大魔術師のワープでスノーランドへ向かう。

メイン:「ダンシングパレス、エレファンテンプル、大魔術師の宮殿」

ミニゲーム:「トラベリングテンプル、高飛びゲーム、ファイアピッド」
スノーランド(ロシア・怪盗サックプーチン)

最終エリア。各ステージから色々なアイテムを盗んでいった怪盗サックプーチンとの最終決戦。もちろん難易度は最大級。ラストは、サックプーチンが操るロボットとの2連戦が控える。

メイン:「フローズンツンドラ、ファクトリー、怪盗サックプーチンのアジト、怪盗サックプーチン」

ミニゲーム:「ラインライダー、ローターポーター、ジェットパック・エスケープ」
DLC
メタルギアソリッド(METAL GEAR SOLID・Media molecule)「METAL GEAR SOLID」も参照

プレイヤーはオセロットのスパム行為を阻止するためHQに潜入する。
パイレーツ・オブ・カリビアン(パイレーツ・オブ・カリビアン・Media molecule)「パイレーツ・オブ・カリビアン」も参照

成り行きで海賊リビッツと出会い、クラーケンを倒すために船を捜す。
Marvelステージキット(マーベル・コミックス・Media molecule「マーベル・コミック」も参照

プレイヤーはヒーローになり、マーベルに出てくるヒーローたちと共に、地球の危機を救う。現在は配信終了[5]
Mr.インクレディブルキット(Mr.インクレディブル)・Media molecule「Mr.インクレディブル」も参照

アイテムバブルが大量に配置されているギャラリーステージだが、ストーリーはある。
モンスターキット(Media molecule)

アイテムバブルが大量に配置されているギャラリーステージで、ストーリーやアクションはない。
ヒストリーキット(Media molecule)

モンスターキットと同じくアイテムバブルが大量に配置されているギャラリーステージ。
キャラクター
メイン
リビッツ
身長7cmでプレイヤーの分身
[6]。人々の夢で作られたステージを探検する。なお、夢の中の世界のため、潰されたり燃え尽きたり感電や溺死で破裂したり毒ガスで気化してもすぐに復活する。そのため、リビッツがやられるのを「死ぬ」と表現するのは実際と異なる。
ナレーター
声 - 佐藤賢治プレイヤーをガイドするナレーター。操作方法やステージクリエイトの方法をわかりやすく丁寧に、時折毒も入れながら教えてくれる。
クリエイター
キング
ガーデンのクリエイター。クリエイターの第一人者らしく、操作方法を教えてくれる。最終ステージでリビッツはキングの潜水艦でサバンナまで行く。
キング・ゾラ
サバンナのクリエイター。最初の石像は彼が作った。大魔術師と同じく、1ステージしか登場しない。
フリーダ
ウェディングのクリエイター。花嫁の姿。ドンを探してほしいと頼まれる。最終ステージでスカルドーザーに乗り暴れる。二人の
新婚旅行とともにキャニオンに向かう。
ハラペーニョ
キャニオンのクリエイター。骸骨の顔でポンチョをしている。名前の由来はハラペーニョから。ボムボムタウンでハバネロ保安官に捕まる。
メカニックのマグ
メトロポリスのクリエイター。つなぎで顔に眼鏡を掛けている。ザ・マンに自分の愛車を盗まれた。ハラペーニョとは知り合い。
おむすび師範
アイランドのクリエイター。着物姿で雲に乗っている。鬼退治をしてほしいと頼まれる。力士軍団に城を取られた。
大魔術師
テンプルのクリエイター。上半身裸で頭にターバンをしている。キング・ゾラと同じく、1ステージしか登場しない。プレイヤーをテンプルからスノーランドまで瞬間移動させる。
怪盗サックプーチン
スノーランドのクリエイター。詳しくは「悪役」を参照。
その他
ダンピー
ガーデンにて登場する卵のキャラクター。名前の由来は
ハンプティ・ダンプティから。キング、クイーンと同じくアドバイスをする。割ることも可能であり、中にはバブルが入っている。
クイーン
ガーデン、チュートリアルにて登場。キング、ダンピーと同じくアドバイスをする。チュートリアルではクリア条件を教えてくれる。
木馬
ガーデンにて登場。車輪がついており、引っ張ると動く。大半が手動であるが、「わしづかみ?!」の最後では電動の木馬も登場する。
ボンゴロ・モンキー
サバンナにて登場。サバンナの実質的な進行役。
ベイ・ザ・バトラー
ウェディングにて登場。フリーダの執事
ドン・ルー
ウェディングにて登場。フリーダの花婿。キャニオンでサックプーチンにさらわれる。
ドンの飼い犬
ウェディングにて登場。「ダークネス」の前半は飼い犬と行動する。途中でサックプーチンにさらわれる。
チョリ蔵
キャニオンにて登場。名前の由来はチョリソーから。「ボムボムタウン」の進行役。
ネコ
アイランド、テンプルにて登場。アイランドでは鬼退治をしてくれる。テンプルでは店に並んでいる。亜種にボムボムキャットがおり、しっぽを押すと爆弾を投げる。
店長
テンプルにて登場。テンプルの実質的な進行役。
女神
テンプルにて登場。大魔術師の居る所を教えてくれる。
ルーズベルト
スノーランドにて登場。名前の由来はテディベアの由来であるセオドア・ルーズベルトから。熊のぬいぐるみ。家族をサックプーチンにさらわれる。
サイエンティスト
スノーランドにて登場。テレビに閉じ込められている。
ジム


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