リッチマン、プアウーマン
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リッチマン、プアウーマン
RICH MAN , POOR WOMAN
NEXT INNOVATIONのロケ地(外観)
みなとみらいグランドセントラルタワー
ジャンルロマンス、コメディ[1]
脚本安達奈緒子
演出西浦正記
田中亮
出演者小栗旬
石原さとみ
相武紗季
井浦新
オープニングmiwaヒカリヘ
製作
プロデューサー増本淳
関口大輔
制作フジテレビ

放送
放送チャンネルフジテレビ系列
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本

連続ドラマ
放送期間2012年7月9日 - 9月17日
放送時間月曜 21:00 - 21:54
放送枠月9
放送分54分
回数11
公式サイト(アーカイブ)

リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク〔スペシャル〕
放送期間2013年4月1日
放送時間21:00 - 23:24
放送分144分
回数1
フジテレビ番組基本情報
特記事項:
初回は15分拡大(21:00 - 22:09)
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『リッチマン、プアウーマン』(英称:RICH MAN , POOR WOMAN)は、フジテレビ系の「月9」枠で2012年7月9日から9月17日まで、毎週月曜日21時 - 21時54分に放送された日本のテレビドラマである。主演は小栗旬[2]。公式な略称は『リチプア』[3]、『RMPW』[4]

2013年4月1日には、続編のスペシャルドラマ『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』が放送された[5][6]

小栗は若くしてIT企業を作り上げ億万長者となった社長を演じ、ヒロイン役の石原さとみは、東京大学理学部という高学歴ながら内定がもらえず就職活動に奔走する女子大生を演じた。生活も価値観も正反対の2人が、衝突を繰り返しながらもお互いを知り精神的に成長して惹かれあう「現代版『プリティ・ウーマン』」[7]恋愛ドラマに加え、「絵空事じゃない地に足のついた夢を語って、世の中に発信できる」「男のカッコよさ」を描くことを主題とし、企業ものとしての要素も多く盛り込まれている[8]

平均視聴率は12.4%であったが、有料動画配信では好調な売上を記録した[9]。連続ドラマの特性を生かしたストーリーや、アイデンティティをめぐる問題を描いた姿勢などが評論家などに評価されたほか、ザテレビジョンドラマアカデミー賞での2部門受賞などいくつかの賞を受けている。
制作
企画

コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』などを手がけ、特定の職業の内実を描く「職業モノ」ドラマに対するセンスを主演の小栗にも評価されている増本淳[10]らのプロデュースによる作品である。増本は本作について、「普遍的なシンデレララブストーリー」であると同時に、「現代社会のある側面を"仕事"というテーマで切り取り、4人(の登場人物)がそれぞれ自分の人生を織り成すヒューマンドラマでもあります」と説明した。IT業界の人物を主人公とした理由としては「単なる金持ちや成功者ではなく、世界を劇的に変えたイノベーターがここ数年で実際に登場した分野だからです」と語り、主人公の魅力を最大限に引き出し、視聴者に感情移入させるための舞台として、2012年現在においてIT業界がふさわしかったからとしている[8]

主人公とは対照的に、高学歴で就職を望んで努力しているにもかかわらず、仕事に就けないヒロインを設定している。この背景には、ドラマの放送前年の2011年に大学卒業後の就職率が史上最低を記録したということがある。増本は、日本社会にここ数年の間に極端な格差社会があるという見解を示しており、それを象徴する主人公とヒロインの二者の間に恋愛は成立するのか、ということをテーマとして挙げている[11]

多くの視聴者からの声に応え、2013年4月1日には続編となるスペシャルドラマが放送された[5]
撮影とキャスティング

撮影は2012年6月から開始され[12]、9月11日に終了した[13]

クランクインの時点で台本は6話分まで完成していた。これは連続ドラマでは比較的珍しいことであり、キャストはストーリーの全体像を先まで見据えて役作りをすることができたという[10]

小栗は同年6月21日に渋谷の「渋谷ヒカリエホール」で行われた主要キャストによる制作発表記者会見で[14][15]、日向のキャラクターに通じる人物としてApple創業者のスティーブ・ジョブズを挙げており、制作発表の席でジョブズの言葉を参考にした、「どこかに衝撃を与えられるような作品になれば」という発言をしている[16]。また番組サイトによる「イントロダクション」は、日向と会社起業プロセスが似ている人物の例としてFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグを挙げている[7]。ドラマ内では日向がタンデムの可能な大型バイクを乗りこなす場面が登場するため、小栗は大型二輪免許を取得して撮影に臨んでいる[10]

石原が演じる澤木千尋こと夏井真琴の「真面目で努力家、でも不器用」というキャラクターは、脚本家が石原自身をイメージしたいわゆる「あて書き」(演じる役者のイメージに合わせて脚本を作ること)である[14]
ロケ地

主要な舞台となる「NEXT INNOVATION」のオフィスは基本的にフジテレビ湾岸スタジオ内セットであるが、社内の一部撮影は、日本マイクロソフト品川本社オフィスで行われ、会議室の受付フロアや社員食堂などが登場しているほか、美術協力として同社製のキーボードマウスなどが提供されている[17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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