リチャード・アーミティッジ
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この項目では、イギリスの俳優について説明しています。アメリカの政治家については「リチャード・アーミテージ」をご覧ください。

リチャード・アーミティッジ
Richard Armitage

本名Richard Crispin Armitage
生年月日 (1971-08-22) 1971年8月22日(52歳)
出生地 イングランド レスター州レスター
国籍 イギリス
身長189cm
職業俳優
主な作品
映画
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
ホビット』三部作
イントゥ・ザ・ストーム
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
オーシャンズ8』テレビドラマ
『North and South』
ロビン・フッド
MI-5 英国機密諜報部
反撃のレスキュー・ミッション
ハンニバル
ザ・ストレンジャー』テレビアニメ
悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-
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リチャード・アーミティッジ(Richard Crispin Armitage、1971年8月22日 - )はイギリス人俳優。名字のアーミティッジは、/??rm?t?d?/と第一音節'Ar-'の部分に強勢を置いて発音され、続く'-mitage'の発音は「ミティッジ/ミティジ」に近い。本人による発音 listen[ヘルプ/ファイル]、および辞書[1] の発音を参照。したがって、しばしばなされる「アーミテージ」というカタカナ表記は適切ではない。

アーミティッジは、BBCのテレビシリーズ『North and South』におけるジョン・ソーントン役、『ロビン・フッド』におけるギズボーンのガイ役、そして『MI-5 英国機密諜報部』におけるルーカス・ノース役で知られる。

ニュージーランドで撮影されたピーター・ジャクソン監督による映画『ホビット』において、主役級トーリン・オーケンシールドに抜擢された。
来歴

イングランドレスター州レスターの生まれ。同州ハンコウトの公立小学校からブロッキングトン・コレッジ(中等教育)へと進み、音楽を学ぶ。ブロッキングトン・コレッジおよび地元のオーケストラにおいてチェロを演奏した。フルート演奏も学ぶ。その後コヴェントリーのパティソン・コレッジ(専門学校)に進み、ダンスと演技を学んだ[2]。アーミティッジの初舞台は、バーミンガムのアレックス・シアターでの『ホビットの冒険』における、ドワーフの王子役だった[3]。LAMDA(英語版)を修了の後、舞台俳優としての修行を積むが、その後主にBBCなどテレビドラマで活躍。
キャリア

17歳の時、舞台俳優組合の資格取得の目的で、6週間ブダペストサーカスに参加した[4][5][6]。イギリスに戻ってからは、ミュージカルの舞台でのキャリアを積み、『キャッツ』(Cats)にアドメタスおよびマカヴィティ役で出演もした。

彼はミュージカル舞台に飽きたらず、LAMADAで演劇の勉強に戻った[7]。「ミュージカル俳優を目指していたが、21歳の頃、これは自分の進むべき道ではないという思いに打たれた。ミュージカルの舞台よりも何かもっと真実味のあるものをやらなければと思ったんだ。自分にはミュージカルはちょっと大仰すぎ、要は舞台に立って見せびらかしているだけに思われた。何か別のことをやりたいと思い、そのために演劇学校に戻った」と語っている[8]

LAMDAでの3年間の課程を修了後は、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)で『マクベス』および『マルフィ侯爵夫人』(The Duchess of Malfi)、バーミンガム・レパートリー劇団で『ハムレット』および『Four Alice Bakers』に脇役として出演したほか、いくつかのテレビや映画で端役を務めた[9]

アーミティッジはRSCの『マクベス』の日本公演で来日しており、アンガス役を演じた。セリフは7行だったという。「楽屋口には何百人ものファンが待ち構えていたが、主役の役者を待っていたわけではなかった。私のことを待っていたんだ!端役だったのになんともおかしなことだ。[10]」。実は、この日本のファンは、『スター・ウォーズ』のマニアで、『エピソード1/ファントム・メナス』に出演したことを知って、『スター・ウォーズ』の記念グッズにサインをもらおうと待ち構えていたのだった[11]

テレビでの最初の主要な役は、BBC(英国放送協会)の『Sparkhouse』(2002年)での、内気だが高潔なジョン・スタンドリング役であった。「役に扮してオーディションを受けに行ったのはこれが初めてだった。脇役ではあったけれど、ものすごく真剣に取り組んだ役柄だった。(中略)もう元に戻ることは出来なかった。何でもこの役の時の様に取り組まなければいけないって分かったんだ」と語った[12]。これ以降、彼は『Between the Sheets』、『Cold Feet』、『Ultimate Force』など、さまざまなテレビ番組で脇役を演じた[13][14]

そして2004年、最初の主役となった、エリザベス・ギャスケルの小説『北と南』(1855年)のBBCのテレビドラマでジョン・ソーントン役を演じた。アーミティッジは、自らもイングランド北部の労働者階級の家庭の出身であり、この役には強く惹かれたという。「私の父方の家族は、織工や紡績工だった。私の背景はそこにあり、自分がその物語の一部となれると思うとわくわくした」と語っている。彼はまた、ソーントンというキャラクターに引きつけられた要素として、その二面性をあげている。「力強く怪物的ともいえるほどの企業家と、傷つきやすい少年のようなところという、二つの異なる側面を演じるのは面白い」と言う[13][14]

2005年、BBCのシェイクスピアの再話シリーズの『マクベス』でマクダフ(Macduff)役を演じ、『リンリー警部 捜査ファイル』シリーズ4の第一話ではフィリップ・ターナーという殺人容疑者役を演じた。BBCの『印象派 若き日のモネと巨匠たち』では若き日の主役クロード・モネを演じ、ITVの『The Golden Hour』というロンドンのヘリコプター緊急救出隊についての医療現場ドラマシリーズではアレック・トラック医師役をつとめた。また『Frozen』では、彼にとって映画では初めての実のある役、スティーヴンという港湾局の保安要員を演じた。

2006年、アーミティッジはBBCのテレビドラマシリーズ『ロビン・フッド』でサー・ガイ・オヴ・ギズボーン(Sir Guy of Gisbourne)の大役を引き受けた[15]


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