リズム・アンド・ブルース
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「リズム&ブルース」はこの項目へ転送されています。バディ・ガイのアルバムについては「リズム&ブルース (バディ・ガイのアルバム)」を、ロバート・パーマーのアルバムについては「リズム&ブルース (ロバート・パーマーのアルバム)」をご覧ください。

「R&B」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「R&B (曖昧さ回避)」をご覧ください。

また現代的なスタイルの“R&B”と呼ばれるジャンルについては「コンテンポラリー・R&B」をご覧ください。

リズム・アンド・ブルース
様式的起源ブルース[1]ゴスペル[2]
使用楽器ドラムセットベース・ギターサクソフォーントランペットトロンボーンピアノオルガンエレクトリック・ギター
派生ジャンルファンクスカソウルレゲエロック・ステディヒップホップ
サブジャンル
コンテンポラリー・R&B
融合ジャンル
アーバン・コンテンポラリー
テンプレートを表示

リズム・アンド・ブルース(: rhythm and blues)は、ポピュラー・音楽のジャンルである。略称はR&B(アール・アンド・ビー)。

激しいビートに乗せて、ブルースゴスペルに影響された歌を叫ぶように歌うのが特徴である。ロックンロールなどのジャンルにも影響を与えた[3]第二次世界大戦後、ニューヨークデトロイトシカゴメンフィフィラデルフィアニューオリンズのような都市でジャズブルースゴスペルなどが混ざり合い、誕生した[4]
概要

戦前にすでに存在した黒人音楽と関係の深いジャンルには、ラグタイム、ブルース、ジャズ、スウィング、ジャイブなどがあった。R&Bは戦前には、まだジャンルとしては確立されていなかったが、ビルボード誌上では1943年ごろには、早くも記事の中にリズム&ブルースの記述が見られた。正式に音楽ジャンル名としてビルボードが使用したのは、1947年ビルボード誌のジェリー・ウェクスラー[5]の提案によるものである[6]。ウェクスラーが名付けるまでは、アフリカ系アメリカ人の音楽を「レイス・ミュージック」と呼び、ビルボード誌でも順位をレイス・ミュージック・チャートとして発表していた。しかし1947年に、もう人種的視点で呼ぶ時代ではないだろう、という議論がビルボード誌編集部内でおこなわれた。後日ウェクスラーが「リズム・アンド・ブルースはどうか」と提案したことから、これが採用されている。

ロックンロールは白人のカントリーと黒人のブルースの融合から、1954年か55年ごろに生まれた[注 1]とされているが、R&Bの影響も大きかった。その後、リズム・アンド・ブルースは、1960年代にはソウルミュージックとも呼ばれるようになる。当時、両ジャンルに明確な区別をつけるのは難しかった。1960年代のアメリカでは公民権運動による黒人たちの地位向上と共に、彼らのアイデンティティを高揚し、アフリカンアメリカンとしてのルーツを誇示する傾向があらわれた。ソウル/R&Bは彼らの音楽であるだけでなく、もっと幅広い黒人生活全般を示すキーワードにもなった。
詳細

Motownは、1960年にスモーキー・ロビンソン&ミラクルズの "Shop Around"をヒットさせた。また南部では1961年にカーラ・トーマスの "Gee Whiz!がヒットした Staxレコードの次のメジャーヒットであるThe Mar-Keysの "Last Night"(1961年にリリース)によりメンフィスの純粋な南部サウンドをリリースするスタックス・レコードが知名度をあげた[7]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:84 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef