リアル_(三菱電機)
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リアル(REAL)は、三菱電機液晶テレビDVDレコーダーBDレコーダーのブランドで、同社の登録商標(「リアル」:日本第3078089号、「REAL」:日本第4845600号)である。世界初のスリムフレームや、業界初となるつややかなグレアパネルが特徴である。
液晶テレビ
概要・特徴.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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2004年より展開。ブラウン管テレビで好評だった「オートターン」や「DIATONEスピーカー」を搭載しているのが特徴である。当初はPDPの発売計画もあったが、同社からPDPの新製品が出ることは無かった(REALブランド採用前に発売した2機種のみ)。

他社のテレビにもテレビの向きを変えられる「スイーベル」は存在するが、REALの「オートターン」ではリモコンで向きを変えられる独特の機能である。また「DIATONEリニアフェイズ」によりスピーカーの薄型化に伴う音質低下を抑制し、よりクリアなサウンドを楽しめるほかテレビのスピーカーからの再生信号だけや手持ちのヘッドホンだけで本格的な5.1chサラウンドを楽しめるのが特徴。パソコン向けのモニターでは高いシェアを誇る同社の技術やノウハウを利用し上位機種では縁を薄くし、パネルも光沢仕上げのモデルを投入している。

2008年春モデルからは液晶テレビを生産している京都製作所(京都府長岡京市)にちなんで、フルHDモデルには「京都 FULL HD 1080」なるキャッチフレーズが付けられている(ただし、液晶パネルは熊本に主力工場がある同社子会社のアドバンストテクノロジーで生産している)。

また、2009年秋モデルからは民生用液晶テレビとしては世界初となるBlu-ray Discドライブとハードディスクドライブを両方搭載したBDレコーダー内蔵モデルが登場。配線作業の簡素化や、リモコン一つで録画・再生・ダビングが簡単に操作できる点がユーザーに広く受け入れられ、以降もラインナップを増やしてきたことで、2013年6月末時点での累計販売台数は100万台に達する。2014年から録画機に関しては単体レコーダーを終息させて録画テレビに集約する[1]。なお、初期のモデルでは録画機能にトラブルが起こった場合、テレビごと修理に出す必要があったが、2013年以降のモデルでは「らくらくメンテ」と呼ばれる修理時にドライブ類(Blu-ray Disc/ハードディスク)の取り出しが可能な設計とすることでテレビごと修理に出す必要が無くなり、修理が終わるまでの間でもテレビの視聴が可能なほか、外付けハードディスク録画対応モデルであれば外付けハードディスクへの録画も可能である。

REALブランドを称したワンセグ対応携帯電話は、2008年に三菱電機が携帯電話事業から撤退したため存在しない(ワンセグ端末自体は存在した)。

発売初期のモデルは他社製品よりも反応が遅く、リモコンによる操作においては放送切替が特に遅かったうえ、ボタンを押した感じがあまりしなかったほどレスポンスが悪かったが、現在は他社同様の速さと押し応えを実現している。

2014年4月にスリーダイヤと2行の「MITSUBISHI ELECTRIC」を組み合わせた新コーポレートロゴに変更したが、「REAL」では、2014年秋モデルのLS1シリーズ・LSR7シリーズ及び三菱電機ストア向けモデルのPR1シリーズから適用される。

近年、BDレコーダー内蔵テレビが「リアル」の主力製品[注 1]であり、それ以外のモデル(BDレコーダー非内蔵テレビ)に関しては、家電量販店やネット通販サイトの減少が著しく、系列店「三菱電機ストアー」を主とした流通販売となっている。ポータブルテレビは発足当初から製造していないので、三菱電機ストアーには(パナソニック「プライベートビエラ」などの)他社製品が供給されている。また国内大手メーカーで唯一、有機ELテレビを生産していない。

4Kチューナー内蔵機種は「ACASチップ」を本体に内蔵しており、デジタル放送視聴時に必須となる「B-CASまたはmini B-CASカード」を紛失・損傷する心配が解消されている。なお4Kチューナー非搭載モデル(BHR/LBシリーズ)に付属のB-CASカードはフルサイズカードではなく「切手およびSDカード大のmini B-CASカードを本体側面のmini B-CASスロットへ差し込む」方式であるため、誤飲・紛失・損傷しないよう十二分注意が必要である。

日立コンシューマーマーケティング リビングサプライ社(現・日立グローバルライフソリューションズ)が販売していた液晶テレビ「Wooo」はパナソニック製「VIERA」がベースであった4K UHDモデルのL65-Z2を除いて「REAL」のOEMモデルであった(なお、日立チェーンストールで取り扱うテレビをソニー製「BRAVIA」へ切り替えたことに伴い、「Wooo」は2018年10月をもって終売となった)。

リモコンは初期モデルは「単3乾電池2本使用」だったが、現行モデルは全機種「単4乾電池2本使用(アルカリを推奨)」。紛失防止用に市販の紐を取り付けて吊り下げられる穴が付いている。

三菱純正テレビ台はブラウン管テレビ終焉と共に生産終了。壁掛け金具も自社生産していないため、三菱電機ストアーではハヤミ工産・朝日木材加工などの他社製テレビ台および壁掛け金具を仕入れている(リアルカタログにも朝日木材加工製壁掛け金具を掲載)。「リアリンク」対応ホームシアターも自社生産しておらず、ヤマハDENONなど他社製品と組み合わせる形となる。

現在発行されている「リアル」カタログには「録画テレビ(BDレコーダー一体型のRA/BHRシリーズ)」のみが掲載され、三菱電機ストアー専売モデル(XS/LBシリーズ)は紙カタログが発行されず「三菱リアル公式サイト」のみで紹介されている。

なおスマートフォンの台頭や若年層のテレビ離れによる需要急減で(最上位機種「録画=BDレコーダー一体型テレビ」も含め)売り上げ低迷が続き・今後の業績好転が見込めないとして、三菱電機は「量販店・ネット通販へのテレビ出荷を2021年9月限りで終了して三菱電機ストアーのみでの販売へ切り替え(これに伴い女優・菊池桃子およびが出演していた「リアル」CM放映は終了)。


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