リアルネットワークス
RealNetworks LLC
本社
本社所在地 アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル
設立1995年
業種情報・通信業
事業内容RealPlayer等のメディアストリーミング製品の開発、販売
代表者Rob Glaser(社長/CEO)
主要子会社Rhapsody International, Inc.
外部リンク ⇒www.realnetworks.com
テンプレートを表示
リアルネットワークス (RealNetworks LLC) は、インターネットメディアデリバリーソフトウェアおよびサービスの提供企業。本社はアメリカ合衆国シアトル。日本法人は東京都渋谷区にあるリアルネットワークス株式会社。
音楽圧縮フォーマット RealAudio およびビデオ圧縮フォーマット RealVideo やメディアプレーヤー RealPlayer でよく知られている。国外ではオンライン・エンタテインメント・サービスも運営しており、GameHouse
がある。また、携帯電話事業会社向けのリングバックトーンやメッセージングサービス用のサービスも展開している。現在は機械学習技術を用いたAIソフトSAFR(顔認証、スパム排除)の分野に注力している。リアルネットワークス(Progressive Networksが最初の社名)は、1995年にマイクロソフトの元重役ロブ・グレイザー
(英語版)が創業した。当初は 革新的かつ政治的コンテンツの配給経路を提供することを目的としていた。その後すぐに技術ベンチャーとなり、インターネットでの音楽配信促進を目的とするようになる。1996年10月には、ネットスケープコミュニケーションズと共にRTSP(Real Time Streaming Protocol)標準化イニシアチブを結成している。1997年9月、Progressive Networks は リアルネットワークス(RealNetworks)に改称、同年11月にはNASDAQに株式上場した。ストリーミング史上では先駆者であり、インターネット上で初期の音声イベント配信などを手がけた(例えば、1995年のヤンキース対マリナーズの野球中継など)。1997年、初のストリーミングビデオ技術 RealVideo を市場に出した。いくつかの記録によると、2000年までインターネットの85%以上のストリーミング・コンテンツはリアルネットワークスのフォーマットだった[1]。
2012年1月26日、インテルはリアルネットワークスの保有するストリーミング・メディア関連特許とビデオ・コーデックを買収することを発表した。買収は約190の特許と170の特許出願、ビデオコーデック・ソフトウェアが対象となり、買収金額は1億2,000万ドル。インテルはライバルであるAMDにストリーミング・メディア技術において大きく引き離されており、本買収によりAMDとの技術的な差を埋めることを目指すとしている[2]。 2000年1月20日、RealAudioのファイル (.rm) を他のフォーマットに変換する製品を開発した Streambox, Inc. に販売差し止めを求める訴訟を起こした[3]。 2008年9月30日、新製品 RealDVD を発売。このソフトウェアは販売されているDVD動画の複製を保存可能なものだった。個人が所有していないDVDでも動画を複製できるため、これがデジタルミレニアム著作権法に違反しており、リアルネットワークスの加入していた DVD CCA Real Alternative
RealNetworks 対 StreamBox
RealDVD
Real Alternative
2010年初め、26歳のオランダ人ウェブ管理者 Hilbrand Edskes が Real Alternative に自身のウェブサイト www.codecpack.nl へのハイパーリンクを挿入したとして、リアルネットワークスが彼を訴えた。リアルネットワークスは、その Real Alternative がリバースエンジニアリングされたパッケージだと申し立てている[11]。一方、Download.com(英語版)[8]とFileHippo[7]はそのソフトウェア製品をホスティングし続けているが、問題にされていない[12]。
2011年11月、リアルネットワークスによる Edskes に対する訴えは却下され、リアルネットワークスは彼に48,000ユーロの賠償金を支払うよう命じられた[13]。この事件と裁判の詳細は公表されている[14]。