ラールンダ(ラテン語: Larunda)は、ローマ神話の女神[1]。本来はサビーニー人に由来する地下神だったのではないかという説がある[1]。
ニュンペーのララ(ラテン語: Lara)と同一視されるが、名前の音節の長短が異なるため、この同一視は本来的なものではありえないとされる[1]。
オウィディウスによれば、ララはラティウムのアルモー河神の娘で、美しいがお喋りだった[1]。ユーピテルのユートゥルナへの恋をユーノーに漏らしたため、怒ったユーピテルがララの舌を切り取り、メルクリウスに命じて冥界へ連れて行かせた[1]。その途中でメルクリウスはララと交わりラレースが産まれた[1]。その後、ララは「黙せる女」を意味するムータ(ラテン語: Muta)またはタキタ(ラテン語: Tacita)と呼ばれ祭られた[1]。
出典^ a b c d e f g 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店1960年、299頁。
表
話
オリュンポス十二神相当
ユーピテル
ユーノー
ミネルウァ
アポロー
マールス
ウェヌス
メルクリウス
ディアーナ
ネプトゥーヌス
ケレース
ウゥルカーヌス
ウェスタ
その他の神々
男神
ヤーヌス
ウーラヌス
ウェルトゥムヌス
サートゥルヌス
ソール
クピードー
バックス
プルートー
テルミヌス
スムマーヌス
シルウァーヌス
クゥイリーヌス
ファウヌス
リーベル
フェブルウス
オルクス
コーンスス
ロービーグス
ラレース
ペナーテース
ピークス
女神
ユウェンタース
ユースティティア
ユートゥルナ
サラーキア
アブンダンティア
アウローラ
パークス
パルカ
ノーナ
デキマ
モルタ
ベローナ
フォルトゥーナ
スアデラ
プロセルピナ
フローラ
フィデース
テルース
ボナ・デア