ラ・ピュセル_光の聖女伝説
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ラ・ピュセル 光の聖女伝説
La Pucelle: Tactics
ラ・ピュセル†ラグナロック
La Pucelle RagnarokジャンルシミュレーションRPG
開発元日本一ソフトウェア
発売元
日本一ソフトウェア
Kama Digital Entertainment Ltd.
Mastiff, LLC.
KOEI Ltd.
人数1人
メディアCD-ROM(PS2)
UMD(PSP)
ダウンロード(Switch)
発売日
2002年1月31日(PS2)
2004年10月21日(PS2廉価版)
2009年11月26日(PSP)
2010年2月25日(PSPダウンロード版)
2011年12月6日(UMD Passport)
2002年9月12日
2004年5月4日
2005年4月1日
2022年10月27日(Switch)
対象年齢CERO:全年齢対象(PS2)
CERO:C(15才以上対象)(PSP, Switch)
ESRB:T(Teen)
PEGI:12
売上本数約5万本(PS2)[1]
16,731本(PS2廉価版)[2]
10,849本(PSP)[3]
その他品番:SLPS-20165(PS2限定版)/ SLPS-20167(PS2通常版)/ SLPS-20398(PS2廉価版)/ ULJS-00243 (PSP限定版)/ ULJS-00244(PSP通常版)
c2002 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.(PS2)
c2002-2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.(PSP)
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『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』(ラ・ピュセル ひかりのせいじょでんせつ、英題:La Pucelle: Tactics)は、2002年1月31日に日本一ソフトウェアより発売されたPlayStation 2シミュレーションロールプレイングゲーム
概要

最高レベル9999、合成や浄化によるアイテムの強化など、日本一ソフトウェアのお家芸となる「やり込み」システムを確立した作品[4]。『マール王国の人形姫』シリーズのような可愛い絵柄とコメディ色の強い掛け合い、初心者から上級者まで楽しめる戦闘システムなどにより、女性やライトユーザーにも支持された[4]。ちなみに、当初の企画段階ではシューティングRPGの内容であった[5]

『マール王国』シリーズに引き続き、キャラクターデザイン野村良治(現・Ryoji)、音楽は佐藤天平が担当した。なお『マール王国』シリーズとは世界観も共有する。「ラ・ピュセル(La Pucelle)」をはじめ、人名・地名の多くはフランス語から採られた。通貨単位は「プリカ(Pr)」。

限定版にはサウンドトラックCDが付属する。週刊ファミ通(2002年2月8日号)の新作ゲームクロスレビューにてゴールド殿堂入り。また、IGNのEditor's Choice Awardを受賞した。

2004年に廉価版が発売されたほか、2009年にはPlayStation Portableでリメイク版が発売された。

PS2版は海外展開され、韓国ではKama Digital Entertainment Ltd.から、北米ではMastiff, LLC.から、欧州ではKOEI Ltd.(現・TECMO KOEI Europe Ltd.)から発売された。韓国においては初のPS2用RPGとなった[6]
製品バリエーション
『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』
2002年1月31日発売。
『ラ・ピュセル 光の聖女伝説 2周目はじめました。』
2004年10月21日に発売された改良廉価版。クリア後のレベル・アイテム引き継ぎ機能、エクストラステージ、音楽鑑賞モード(2周目以降)などが追加された。なお、無印版とのセーブデータの互換性はない。
『ラ・ピュセル†ラグナロック』
2009年11月26日に発売されたPSP移植版。PS2版からの変更点は、「ラ・ピュセル†ラグナロックの新要素」を参照。限定版には、設定資料集・オリジナルサウンドトラックCDが付属する。2010年2月25日より
PlayStation Storeでダウンロード版の配信を開始した。また同年3月25日には無料体験版の配信を開始。体験版のセーブデータは製品版に引き継ぐことができる。続編のリリースが計画されており、『ラ・ピュセル†ラグナロック』を含め三部作となる予定である[7]
ストーリー

聖パプリカ王国という小さな国では、「光の聖女と闇の王子伝説」が語り継がれてきた。それは、堕天使カラミティーに愛された人類の反逆者・闇の王子が甦る時、女神ポワトゥリーヌが広く信仰されているこの国には、「ラ・ピュセル」と呼ばれる「聖女会」(女神を信仰する教会)の悪魔祓いたちが、密かに悪魔やモンスターと戦っていた。主人公プリエは、「聖女会」に所属するシスターの1人。この春に試験に合格して、ようやく悪魔祓いの資格を得た。[8]

聖パプリカ暦45年、王国の二大教会の一つである聖女会の悪魔祓い、ラ・ピュセルとなったプリエとキュロットの姉弟は、教育係のシスター・アルエットと共に各地で起こる異変の調査に乗り出す。
登場人物
プリエ
声 -
中原麻衣身長:159cm、体重:46kg、年齢:16歳本作の主人公。光の聖女になるという夢を持つ新人ラ・ピュセル。面倒見の良い性格で周囲に好かれ、悪魔祓いとしても高い素質を秘めているが、シスターとは思えないような言動もあり、アルエットにしばしば注意される。7年前に事故で両親を亡くし、4年前に聖女会に入信するまでは城下町ポトフの孤児院で育った。サラド神父に格闘術を学び、肉弾戦を得意とする。武器は聖なるバトン・フェリシタシオン。『ラグナロック』では新たに魔王になるまでのストーリー「魔王プリエ編」が追加された。なお、日本一ソフトウェア作品には戦闘時に食べ物系のかけ声を発するキャラクターが何人かいるが、プリエの「やきぶた」をその嚆矢とする。
魔王プリエ
声 - 中原麻衣魔王になったプリエ。PS2版では特定条件を満たした際の称号に過ぎなかったが、『ラグナロック』ではダークエクレール同様にプリエの負の心が作り出した存在として独立した。魔王プリエ編をクリアすると「変身」を覚え、いつでも魔王の姿になれるようになる。作中で最も露出度の高い格好をしており、浄化コマンドは使えない。また戦闘中のボイスが無い。本作以降も『魔界戦記ディスガイア』をはじめ様々な作品に登場している。
キュロット
声 - 水橋かおり身長:143cm、体重:37kg、年齢:12歳プリエの弟。プリエと同じくこの春よりラ・ピュセルの聖歌隊に入る。真面目な性格で、突っ走りがちな姉のサポート・ブレーキ・ツッコミ役を担うが、余計なことを言い鉄拳を食らうこともしばしば。アルエットにほのかな恋心を寄せている。カバンから取り出した様々なアイテムを敵に投げつけ攻撃する。ただし攻撃力はあまり高くないため、仲間のサポートに回ることが多い。作品中の語りも担当している。
アルエット
声 - 橘ひかり身長:161cm、体重:44kg、年齢:不詳(見た目17歳)聖女会のシスター。美しい容貌と優れた能力、敬虔な信仰心を持ち、弱者には慈悲深く邪悪な者には断固とした態度で臨む聖職者の鑑のような女性だが、生真面目な性格が過ぎて融通が利かず、聖書の教えに盲従してしまうところがある。2年前に記憶喪失になっていたところをサラドに保護され、無試験でラ・ピュセルになった。プリエ、キュロットの教育係を務めるが、思いつきで行動しがちなプリエには説教をすることが多く、煙たがられている。実は今代の光の聖女。50年前の闇の王子との戦いで相討ちになった彼女は、自らの記憶と引き換えに闇の王子の記憶を消し、身体を封印した。
サラド
声 - 長嶝高士 / 大谷育江(少年期)身長:177cm、体重:102kg、年齢:55歳聖女会創始者。魔神クラスの悪魔を素手で倒したという逸話から「魔神殺し」の異名を取る。プリエにとっては仕事の上司であると同時に格闘術の師でもある。既婚者であり、妻はプリエたちも育った孤児院の院長を務める。実はアルエットの過去を知る数少ない人物。20歳の時に立ち上げた聖女会を二大教会の一つとなるまで発展させた立派な人物だが、プリエに肌の露出の多い服装を、アルエットにはミニスカートを着用するよう指示するなどスケベなところもある。
クロワ・ラウル
声 - 関俊彦身長:180cm、体重:77kg、年齢:不詳(見た目20歳)どの教会にも属さない、フリーの悪魔祓い。サングラスとくわえタバコが特徴的な気さくな性格の青年。過去の記憶をなくしており、おぼろげに覚えている女性がプリエに似ていたことから、記憶を取り戻す手がかりになると考え行動を共にすることになる。武器は二挺の拳銃。その正体は、かつて世界に暗黒をもたらしたと伝えられる闇の王子。生まれつき強い闇の力を持っていたクロワは、婚約者であるアンジェリカ(声 - 川村万梨阿)を人間の手で殺されたことでその力を暴走させ、闇の王子と化してしまった。
エクレール
声 - 桑谷夏子身長:147cm、体重:41kg、年齢:13歳聖パプリカ王国の王女。プリエ、キュロットとは4年前に知り合い友達になった。プリエを「お姉さま」と呼び慕う。次期王位継承者として、また光の聖女候補として周囲が寄せる期待を苦痛に感じているが、生来の優しさと責任感の強さからそれを表に出せずにいる。そのことが無意識にもう一つの人格を作り上げてしまう事になった。
ダークエクレール
声 - 桑谷夏子もう一人のエクレール。気性が激しく、露出度の高い格好をしている。エクレールと和解後は「変身」で入れ替えが可能になる。エクレールより攻撃力と移動力が高く、防御力は低い。
オマール
声 - 檜山修之身長:182cm、体重:87kg、年齢:19歳空賊エスカルゴ団のキャプテン。


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