ラ・カージュ・オ・フォール_(ミュージカル)
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ラ・カージュ・オ・フォール」 (La Cage aux Folles) は、1973年のジャン・ポワレ作の舞台劇『Mr.レディ Mr.マダム』を基にしたコメディミュージカル。オリジナルの舞台作品は映画版から日本に輸入されたため『Mr.レディ Mr.マダム』と映画版の邦題が付いているが、ミュージカル版は原題をそのままタイトルとしている。
概要

1973年に上演されたフランスの舞台劇を1983年ブロードウェイミュージカルとして上演された作品、1984年トニー賞を受賞した。2004年ゲイリー・ビーチ主演版)と2010年ケルシー・グラマー、ダグラス・ホッジ主演版)の2度、ブロードウェイでリバイバル公演もされている。

作詞・作曲はジェリー・ハーマン(Jerry Herman)、脚本はハーヴェイ・ファイアスタイン(Harvey Fierstein)。
登場人物

ミュージカル版ではブロードウェイ進出の折に役名がオリジナルのフランス系の名前からアメリカ系の名前へと脚色された人物も存在し、登場キャラクターもオリジナルより増えている。

ローラン → ジャン・ミッシェル

ミュリエル → アンヌ

デューラフォア夫妻 →ダンドン夫妻

シモーヌ →シビル

ジョルジュ - 主人公。『ラ・カージュ』の経営者であり、ショーの司会者。私生活ではアルバンのパートナー。

アルバン(ザザ) - もう1人の主人公。『ラ・カージュ』の看板スター「ザザ」。私生活ではジョルジュのパートナーではあるが、老いのせいで二人の仲は倦怠期。

ジャン・ミッシェル - ジョルジュの息子。二十数年前の一夜の出来事で生まれた。ザザが愛情を込めて育てているが、彼は自分の家族がゲイ夫婦であることをアンヌに言えずに苦しむ。

アンヌ - ジャン・ミッシェルの婚約者。

ジャクリーヌ - ジョルジュとアルバンの親友で、馴染みのレストラン『シェ・ジャクリーヌ』の経営者。

ダンドン議員 - アンヌの父。 伝統的な家族と道徳を守る、保守政党の政治家。頭が硬く、ゲイが嫌い。

ダンドン夫人 - アンヌの母。夫同様、ゲイが嫌い。

ジャコブ - ジョルジュの家の執事(本人はメイドと言い張っている)であり、ザザの侍女。『ラ・カージュ』のショーに出る事を夢見ている。

ルノー夫婦 - プロムナードでカフェを営む。

フランシス - 『ラ・カージュ』の舞台監督。

シビル - ジャン・ミッシェルの生みの母。(劇中には登場しない)

ハンナ - 『ラ・カージュ』のカジェル。”ハンブルクのハンナ”と呼ばれる。ショーでは華麗に鞭を振り回す。

シャンタル - 『ラ・カージュ』のカジェル。”金の喉仏”の持ち主。

メルセデス - 『ラ・カージュ』のカジェル。妻子を養っている。

他に登場する『ラ・カージュ』のカジェルたち - 「デルマ」、「フェードラ」、「オデット」、「モニク」、「ロ・シン」、「ニコル」、「クロクロ」、「ビテル」、「アンジェリック」

日本語版

日本では1985年に帝国劇場で初演された。

 1985年1986年1987年1988年1993-
1994年1997年1999年2008-
2009年2012年2015年2018年2022年
ジョルジュ
岡田真澄細川俊之
岡田真澄[1]岡田真澄鹿賀丈史
アルバン(ザザ)近藤正臣市村正親
ジャン・ミッシェル金田賢一川崎麻世金田賢一西川忠志吉野圭吾山崎育三郎原田優一相葉裕樹木村達成内海啓貴
アンヌ遥くらら毬谷友子床嶋佳子風花舞[2]
森奈みはる[2]島谷ひとみ愛原実花小南満佑子
ジャクリーヌ秋川リサ上月晃草笛光子沢たまき日向薫香寿たつき
ダンドン議員上條恒彦ハナ肇加藤武瑳川哲朗今井清隆
ダンドン夫人森公美子
ジャコブ蟇目亮立川三貴真矢武福田よしはる真矢武花井貴佑介[3]
ムッシュ・ルノー友竹正則安西正弘前沢ゼン一ジェームス小野田林アキラ
フランシス水木誠一野垣真実生日比野啓一
ルノー夫人山吹まゆみ冨田恵子相澤令子園山晴子
ハンナ真島茂樹
シャンタル野口あきら松澤重雄松澤重雄
新納慎也[4]新納慎也松谷嵐
演出青井陽治垣ヶ原美枝山田和也


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